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今後の治療について

[管理番号:7921]
性別:女性
年齢:49歳
病名:乳ガン
症状:下記のとおり

初めて質問させていただきます。

2013年に左胸部分切除、ステージⅠです。

腫瘍1、5cm。
断端陽性でしたが、放射線の追加で対処出来るとのこと。
詳しいことは
後でこちらから聞きましたが、ER90、
PGR70、ki値はわからないそうですが、ルミナスAです。

放射線後、リュープリンとタモキシフェンの服用が始まりましたが副作用が酷く、リュープリンはやめてしまいました。
1年ほど経ってから肋骨辺りと舌の痺れが出始め、今もまだ続いています。
途中タモキシフェンを中止した時も治りませんでした。
乳腺外科では副作用ではないと言われ、色々な病院を当たりましたが分かりません。

タモキシフェンは今何とか正味4年近く飲んでいます。
手術はガンセンターで行い、5年飲む予定ですが、主治医は術後5年何もなく経過したからもう辞めてもいいのではないかとのこと。
辞めて症状が治るかは疑問です。
先生はどうお考えになるでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「主治医は術後5年何もなく経過したからもう辞めてもいいのではないかとのこと。」
「辞めて症状が治るかは疑問です。先生はどうお考えになるでしょうか?」

⇒主治医に賛成です。

 副作用の可能性がある以上、(5年以上経ったし)「ホルモン療法を辞めてみる」というのは正しい対処です。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

今後の治療について
性別:女性
年齢:49歳
病名:乳ガン
症状:5cmの断端陽性、6cmの肝血管腫、肋骨痺れ

先日は、早速の回答有り難うございました。
タモキシフェンをやめてみるという考えは正しいとの事。
肋骨辺りの痺れは健側ですが、術後後遺症と思っていましたが、副作用なのでしょうか?
追記になりますが、経過観察5年まではガンセンターでしたが、その後地域提携病院に紹介され、今の主治医は断片端陽性が5cmあった為、タモキシフェンは続けた方が良いとの意見です。
ちなみに手術時、センチネルで転移はありませんでした。

そもそも術前のMRIでは分からなかった断片端陽性があれば、再手術すべきだったのではなかったのでしょうか?その時何の知識もなく混乱していた私は、そのまま放射線で対処できると信じていましたが、今心配が募っています。

今7年目ですがまだ油断できないですし、
先生でしたら再手術したと思われますか?
タモキシフェンを飲んでいる事で予防しているんだと納得させていますが、それをやめたら再発するのでは?と心配です。
再度先生のご意見をお聞かせ下さい。

もうひとつ、羅患した当初のCTで1cmの肝血管腫が2つあったのですが、2年前のエコーで1つは6cmになっていました。

これはタモキシフェンの影響はありますか?
多数の質問すみません。
お忙しいところ申し訳ありませんが、回答をお願いします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

5年前の手術の際の断端陽性をタモキシフェンで抑えるなど、荒唐無稽。
「局所(手術)の借り」を「全身(薬物療法)で返す」という考え方は、私が最も嫌いなことです。

「もうひとつ、羅患した当初のCTで1cmの肝血管腫が2つあったのですが、2年前のエコーで1つは6cmになっていました。
これはタモキシフェンの影響はありますか?」

⇒ありません。