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人間ドックのエコー検査でカテゴリー3と言われました。

[管理番号:2223]
性別:女性
年齢:39歳
初めまして。
お忙しいところ申し訳ございません。
先生のサイトを拝見しまして勉強になります。
ご回答よろしくお願いします。
1週間ほど前に人間ドックのエコー検査を受けました。
触診は問題なしでした。
以下、結果です。
右に嚢胞あり。
7.7×3.4×8.2mm
円形 境界断裂マイナス
内部エコー 無
境界部平滑 後方エコー不変
腫瘤非形成病変 なし
カテゴリー2
カテゴリー3左に腫瘤 充実性病変
13.6×3.2×9.5mm
不整形 境界断裂マイナス
内部エコー 低 不均質
境界部 平滑 後方エコー不変
腫瘤非形成病変なし。
当日は左の腫瘤は良性に見えるけど、もう一人に見てもらって結果出しますと言われました。
しかし、半年ほど前に左境界性卵巣腫瘍にて摘出手術をしてまして、子宮筋腫の経過観察で4カ月後に卵巣が5cmに急になった経験から、現在精神的に不安定になってます。
二年前のエコーでは問題なしで、半年前の境界性卵巣腫瘍の転移を調べるCTでも明らかな腫瘤病変なしでした。
不整形、不均質が気になってます。
上記の結果をどう見たら良いのか、また、生理まえですが、4日後に人間ドックと同じ法人の○○病院に予約を取りました。
どのような検査をするのか不安です。
先生のサイトを拝見しますと、不均質なのでマンモトーム生検をやってもらった方がいいと記載されてましたが合ってますか?
針生検だけで私の腫瘤の大きさなら、大丈夫でしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
カテゴリー3左に腫瘤 充実性病変 13.6×3.2×9.5mm 不整形 境界断裂マイナス内部エコー 低 不均質 境界部 平滑 後方エコー不変」「2年前のエコーでは問題なし」
⇒非常に気になります。
 「境界平滑」ではありますが、『不整形で、2年前に無かった(13mmのしこりは2年前に見逃されたりはしないでしょう)』と「組織診による確定診断」が是非、必要です。
 
「不整形、不均質が気になってます。上記の結果をどう見たら良いのか」
⇒やはり「悪性の可能性」を考えた検査をすべきです。
 
「先生のサイトを拝見しますと、不均質なのでマンモトーム生検をやってもらった方がいいと記載されてましたが合ってますか?」
⇒少し、誤解があるようです。
 今回のエコー所見でいう「不均質」は、あくまでも「腫瘍の内部エコーがモザイク状ということ」であり、「腫瘍としては均一」という記載だと思います。
 マンモトームが(是非とも)必要なケースは(極端に言えば)「腫瘤非形成性病変」のように「腫瘍としても不均一なもの」です。
  
「針生検だけで私の腫瘤の大きさなら、大丈夫でしょうか。」
⇒大丈夫そうです。(エコー所見の記載内容からは)
 ただし、(どんな場合でも)「マンモトームの方がより確実」であることも、また事実です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先生、前回は早速のご回答ありがとうございました。
病院に行く前に教えて頂いて助かりました。
前回の質問時に二年前のエコーでは問題なしだったのは勘違いでして、3年半前でした。
すみません。
その後、1月○○日に○○病院に受診したのですが、検査技師によるマンモグラフィーとエコーを受けて、乳管内乳頭腫だと言われました。
マンモグラフィーは異常なしです。
10パーセントの確率で悪性の可能性があること、MRIと組織診が必要だと言われまして、万一の悪性を疑って対応してくれるのだと、そこはほっとしましたが、針生検は1カ月後に、MRIも2~3週間後に取ると聞き、少しパニックになってしまいました。
先生は、そんなに深刻になるとは思わなかった悪性であっても早期だし、非浸潤癌だと言いましたが、ぼそっと浸潤している場合もと言いました。
ただ命に関わるものではないので、安心するようにと言いました。
また、乳がんは進行が早くないので、あせらず治療を決めていこうと言われたので少し落ち着きを取り戻せました。
しかし、3年半前にはなかったので心配だと伝えて、マンモトームはできないかと聞きましたら、その先生もマンモトームが良いかと思ったが、病変がなくなる可能性があるので、針生検をと言われました。
針生検まで時間があること、乳管乳頭腫が何かも知らなかったんですが、乳がんの場合は大きさが問題になると思い、最大1.3cmなので切って下さいと言うと意外とすぐに了承してくれました。
念のため大きさを聞くと、腫瘍により拡がった乳管は2センチ以上だがと言い、しこりの大きさは答えていただけませんでした。
ただ、少し乳管乳頭腫の知識もなく、不安だったので、保留にしてMRI後2月○○日に再度話をする予定です。
卵管乳頭腫の診断の難しさや、悪性がかげに隠れてる可能性があることを知り、この対応で間違いはないでしょうか。
乳頭分泌はありません。
過剰になりすぎてますか?
検査などがすぐに進まないところや、エコーを先生がしないとこなど不安もありますが、私の意向は聞いてくれたのでほっとしてます。
ただ、摘出するなら針生検も不要と言われまして、手術を早くしてくれるなら良いんですが、針生検していた方が早く診断できるんじゃないかと思いました。
次回のMRIの結果のさいにどの点を押さえて話をしたら良いか、手術となった場合にも押さえておくことを教えてくだはい。
卵管腺葉区域切除は分泌がないと難しいで、大丈夫ですか?
2月○○日の話し合いまで待たずに切除で調整したいとお願いしようかとも悩んでます。
先生なら安心して任せられるんですが、
もし、転院するなら、私は大阪に住んでまして、頻回には行けません。
診察はいつ頃で手術はいつ頃になるでしょうか?
最後に私は半年前に卵巣境界性腫瘍からの転移はありえないと思って大丈夫でしょうか?
わかりにくい文章ならすみません。
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
エコー画像で「乳管内乳頭腫」という診断ですね。
「その先生もマンモトームが良いかと思ったが、病変がなくなる可能性がある」
⇒実際は「1.3cmの腫瘍」を「なくなる」までマンモトームをするのは「むしろ」大変です。
 「5mm程度」だと考えますが…
 
「乳管内乳頭腫の診断の難しさや、悪性がかげに隠れてる可能性があることを知り、この対応で間違いはないでしょうか。」
⇒おおよそ、間違いではありません。
 ただし、「乳管内乳頭腫など、乳頭状病変は病理診断そのものが微妙(判定が困難)」なので「針生検よりもマンモトーム生検の方が(組織量が多いため)better」であることは間違いありません。(何れ摘出を考えているのであれば、大きな問題ではありません)
 
「乳頭分泌はありません。」
⇒乳頭分泌があれば「乳管区域切除できる」のですが…
 やはり「乳管内乳頭腫」であれば「その乳管から、同時性もしくは異時性に、複数の腫瘍の発生する」可能性を考えて、「乳管ごと摘出する=乳管腺葉区域切除」が理想的なのです。
 
「過剰になりすぎてますか?」
⇒まずは、「癌が疑われない所見」であることに「一息」付きましょう。
 その上で、「きっちりとした」初期治療(診断⇒摘出)を(腰を落ち着けて)行う事です。
 
「摘出するなら針生検も不要と言われまして、手術を早くしてくれるなら良いんですが、針生検していた方が早く診断できるんじゃないかと思いました。」
⇒原則として「針生検」してからがいいとは思います。
「摘出の仕方=マージンをつけるか?」などを判断するためです。
 
「次回のMRIの結果のさいにどの点を押さえて話をしたら良いか、手術となった場合にも押さえておくことを教えてください」
⇒MRIは「そもそも拡がり診断」だから「質的診断=病名がなんであるか」ではないことを明確にしてください。
 あくまでも「病巣の拡がり⇒切除範囲の決定」という観点で
 ①『どういう切除範囲となるか』
 ②『マージンをつかるのか?つけないのか?』
 
「卵管腺葉区域切除は分泌がないと難しいで、大丈夫ですか?」
⇒その通りです。
 
「診察はいつ頃で手術はいつ頃になるでしょうか?」
⇒手術にかんしては、「癌を優先」せざるを得ない状況はお解りになってもらえると思います。
 どうしても「良性疾患」だと「より遅く」なる現状にあります。
 診察は「手術予定日」から逆算して決めています。
 
「最後に私は半年前に卵巣境界性腫瘍からの転移はありえないと思って大丈夫でしょうか?」
⇒これは間違いありません。
 100%ありえません。
 
 
 

 

質問者様から 【質問3】

お世話になっております。
前回のご回答にて、励みになりました。
ありがとうございました。
この度もよろしくお願いします。
その後、同僚の保健師の勧めで近所で評判の良いクリニックを受診しました。
マンモトームはなかったのですが、乳管造影のこともネットで書いており、エコーの技師さんが休みだったので、先生にエコーもやってもらえました。
すると病院ではマンモグラフィーは異常なしだったのが、同じ病変の位置に石灰化が見られました。
マンモグラフィーの所見だけでもカテゴリー3くらいだと言われました。
その後エコーもしてもらい、良性には見えるけどとは言ってもらってます。
そのクリニックは手術はしてないので、生検切除は病院でしてもらうつもりだったこと、病院でMRI予定のため、針生検はしませんでした。
よって、マンモグラフィーで石灰化が見つかり、エコーではしこりが見つかったことになりますが、一週間後のMRI後に生検切除の話あいに行く際に、石灰化のことを言った方がいいですか?石灰化を伴う良性のしこりと言うことはないですか?
他の病院に行ったことが言いづらいです。
石灰化が見られたことは、生検切除前にステレオ下マンモトームが必要だったり、生検切除のマージンの取り方など、注意することが変わりますか?
また、乳管内乳頭腫の術後の検診は、近所のクリニックに行きたいと思ってますが、そのようなことはありますか?
マンモグラフィーの見落としにショックを受けてます。
クリニックの先生も驚いてました。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「一週間後のMRI後に生検切除の話あいに行く際に、石灰化のことを言った方がいいですか?」
⇒言うべきです。
 本当に「見落としている」とすれば、「きちんとした診療をするべき」なのです。
 
「石灰化を伴う良性のしこりと言うことはないですか?」
⇒「乳管内乳頭腫」でも石灰化を伴う事はあります。
 
「石灰化が見られたことは、生検切除前にステレオ下マンモトームが必要だったり、生検切除のマージンの取り方など、注意することが変わりますか?」
⇒「石灰化が唯一の所見でない」限りは「ステレオガイド下マンモトームをしなくてはいけない」訳ではありません。
 マージンの取り方というか、(生検切除時に)「その摘出標本の中に石灰化が含まれているかの確認」が必要です。
「また、乳管内乳頭腫の術後の検診は、近所のクリニックに行きたいと思ってますが、そのようなことはありますか?」
⇒あります。大丈夫です。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

先生、何度もお世話になっております。
なかなか、確定診断までたどり着かず、不安な毎日を過ごしています。
今回も教えて頂きたく、よろしくお願いします。
○○日に○日に行ったMRIの結果と切除生検の話をしに行きました。
MRIの画像では、他に病変はなく、しこりがある場所が白くなってました。
以前は針生検をすることなく、摘出生検でしたが、針生検後に摘出することになりました。
良性の可能性が段々と減ってきているように感じて、不安に襲われてます。
人間ドック、○○病院、近所のクリニックでは良性に見えるけど、万が一を考えてというスタンスでしたが、MRIはどれくらい良性の可能性が減るものでしょうか?MRIの結果報告書はもらうのを忘れました。
また、同病変に他のクリニックで、石灰化が見つかったことを告げると、特に焦った様子はなく、○○病院で撮ったマンモグラフィーを確認しましたが、石灰化は写ってませんでした。
石灰化の部分を含めて手術してほしいと告げると、針生検の結果が良性であれば、しこりだけと言われました。
石灰化の部分に非浸潤癌があったら心配だし、乳管内乳頭腫には非浸潤癌が伴うことがあると聞いたと告げましたが、そのようなことは聞いたことはないと言われました。
クリニックでマンモグラフィーの画像をもらい、見てくださいと告げると、同意はしてもらえました。
その画像を見てもらって、再度石灰化も含めて手術してほしいと告げるつもりですが、どのように伝えたら良いか、教えて頂きたいでしす。
自分なりに言葉足らずだったかもしれないんですが、頑張って意向を伝えた結果が、こうだったので、疲れました。
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「MRIはどれくらい良性の可能性が減るものでしょうか?」
⇒MRIを診断に用いるのは止めましょう。
 あくまでも「拡がり診断」目的です。
 
「その画像を見てもらって、再度石灰化も含めて手術してほしいと告げるつもりですが、どのように伝えたら良いか、教えて頂きたい」
⇒自分は「しこりも気になる」が「石灰化が(位置的に)一連の病変の可能性がある」以上、どうせ摘出するなら「そこまで摘出すべき」と伝えてみましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問5】

先生、お世話になっております。
本日もよろしくお願いします。
ただいま、針生検の結果待ちです。
悪性かどうか、不安になったり、良性を信じて気分を持ち直したり、コントロールができません。
先生のようか方が近くの病院におられたら、不安も減ると思われますが残念です。
では、質問なんですが、私は半年前に境界性卵巣がんで、左卵巣を摘出し、1aでした。
以前には卵巣からの転移の可能性がありますか?の質問にありえないと回答くださりましたが、逆に、乳がんの転移にて境界性卵巣がんはありえますか?
境界性卵巣がん=非浸潤がんですよね。
ネットのどこにも、乳がんの転移にて卵巣がんというのはあっても、境界性には記述がありません。
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
質問者は「結果待ちの間」に「無用な心配」をいろいろしており、残念におもいます。
「以前には卵巣からの転移の可能性がありますか?の質問にありえないと回答くださりました」
⇒100%ありえません。
 乳腺に「他の増加の癌が転移する」ことは1000%無いのです。
 
「逆に、乳がんの転移にて境界性卵巣がんはありえますか? 境界性卵巣がん=非浸潤がんですよね。」
⇒絶対にありません。
 10000%ありえません。
 乳癌が卵巣に転移することは(かなり稀とは言え)あります。
 ただし、「転移する病巣は、浸潤癌」なのです。「非浸潤癌として転移などしません=他臓器に転移するとしても、その部位には浸潤癌として転移するのです」
 病理組織学的に「卵巣癌」と「乳癌」は全く異なるので、そんな「誤りをする」ことは絶対に無いのです。
○「境界性卵巣癌」と「乳腺の腫瘍」を結び付けるのは今すぐ止めましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問6】

先生、いつもお世話になっております。
前回は転移について教えていただいてありがとうございました。
とても的確で疑問を持つ必要がない答えをいただいて、安心致しました。
今回の質問なのですが、主治医の言動が変わり、とても混乱しております。
私はしこりの大きさが気になり、切除生検を元々お願いしましたが、少々混乱し、MRIの結果を聞いて決めることとなっていました。
その後MRIの結果を聞きに行った際に、白くなっている場所があり、今回のしこりであること、私は切除生検を元々お願いしていたのですが、主治医もそのもその方が良いが、針生検の結果が良性であっても念のため取りましょうと言われました。
MRIの結果がそれほど悪性を疑うのかと不安になっていました。
しかし、先日、針生検の結果が良性とわかったので経過観察と言われました。
「乳管に細長く18mm×3mmで延びており、細く長かったのできちんと取れるか懸念していたのですが、増殖細胞が取れたので、きちんと採れていると思います。
よって、今後経過を見て形が変わったり悪性の所見が見られたら考えましょう。
針生検の結果がサンプルエラーや判別困難なら切除生検を勧めるが今回はそうではない」と言いました。
良性と聞いたので私は落ち着いた対応をしていたのですが、「あなたには癌が怖くて取り切ってほしいという強迫的な印象を受けるので慎重にならざるを得ない。
もし、切除するならマージンを取って全身麻酔でやりましょう」と言われました。
私は病院のマンモには映ってなかったた石灰化石灰化の部分を含めて切除してもらい、悪性なら追加切除でもかまわないと告げたのですが、「取り切れずその横から出てきたら何を言われるかわからない」「皮膚にしるしをつけても手術の際には皮膚をめくること、病変も動くし、触診ではわからないしこりのため難しい」「小さく取取れば病変が取れたかどうかわからず、次の手術が、病変が無くなるので追加切除がより広範囲になる。
よって、精度が落ちるので、そんなに切除生検切除生検は簡単なものではない」「部分麻酔は針生検の麻酔と同程度のため、途中にて痛みを訴える場合があり、麻酔を追加しても痛みは防げない」等と言われました。
断片がどうかは調べるんですよねと聞くと、もちろんそれはもちろんそれは行うそうです。
よって、経過観察もしくは1cm~1.
5cmのマージンを取って3cmくらいの全身麻酔による部分切除を選んでんで欲しいそうです。
しこりが良性で経過観察としても、クリニックでカテゴリー3と言われた石灰化が気になるのでマンモトームをして欲しいと告げると、石灰化がが薄すぎて機械に映らないかもしれないと言われました。
クリニックで撮影したCDに画像を入れてもらい主治医に渡していたのですが、主治医がが見るにはこの石灰化も経過観察だそうです。
しこりと同じ病変かと聞くとくと、MRIもマンモもエコーも違う映像のため同病変か確認ができないと言われました MRIや針生検の結果を欲しいと告げたのですが、それは出せない。
出すとすればカルテ開示になるそうです。
針生検の結果は画面画面に記載されていたのは写させてもらいまして、「左D領域腫瘤病変ははCNBの結果は瘢痕病の線維増生と伴った乳管の増殖増を認めます、増殖乳管には筋上皮との二相性が保持されており、悪性疾患は否定的です」と記載されていました。
 部分切除をするとしても、MRIでどれくらい悪性を疑っていたのかと聞聞き、造影剤の染まり方まで聞きましたが、このグラフでは怪しくないが、次のグラフでは急な立ち上がりのため怪しくどうとも言えないそうです。
MRIでほかの怪しい病変はありませんでした。
私のしこりは切除生検が難しいので、全身麻酔のリスク、侵襲性の高い手術手術をして良性かどうか確かめるか、経過観察をして形がいびつになるまでエコーで確認をしていくことのどちらかを選んで欲しいということかということだと理解しましたが、もし、一部が悪性として、早期で見つかったつかった非浸潤癌を浸潤癌になったらどうしようと不安になります。
主治医の説明に対する私の理解は合っていますか?また、主治医の説明はは妥当なのでしょうか。
妥当であれば、3cmくらいなら変形がありますか?
また、取った場所は当初はへこみがあったとしても、時間がたつにつれて脂肪が増えるなどしてへこみは無くなっていくものなんでしょうか?
 当初のしこりへのマンモトームはできなかったのかなど、いろいろ疑問に思っております。
 長文にて失礼しましたが、ご回答よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。
「もし、切除するならマージンを取って全身麻酔でやりましょう」「取り切れずその横から出てきたら何を言われるかわからない」「皮膚にしるしをつけても手術の際には皮膚をめくること、病変も動くし、触診ではわからないしこりのため難しい」「小さく取取れば病変が取れたかどうかわからず、次の手術が、病変が無くなるので追加切除がより広範囲になる」
⇒担当医は「局麻下の生検」はしたくないようです。
 ただ、「やり方」としては「色素マーキング」という手があります。
 それであれば、「病変の認識は可能」です。
 
「1cm~1.5cmのマージンを取って3cmくらいの全身麻酔による部分切除を選んでんで欲しいそうです」
⇒最も確実な方法と言えますが、「境界病変以上」でないと通常は行いません。
 純粋な診断目的ならば、「マンモトーム生検で、がっちり」で十分です。
 
「私のしこりは切除生検が難しい」
⇒病変が「非触知」だから「容易」とは言えません。
 
「全身麻酔のリスク、侵襲性の高い手術」
⇒「リスク」とか「侵襲」と言うほどではありませんが…
 
「手術をして良性かどうか確かめるか、経過観察をして形がいびつになるまでエコーで確認をしていくことのどちらかを選んで欲しいということかということだと理解」
⇒そのようですね。
 ただ、「その2択」よりは。「マンモトーム生検でもっと、十分な組織量で検査」がバランスが良さそうです。
 
「主治医の説明に対する私の理解は合っていますか?」
⇒有っています。
 
「また、主治医の説明は妥当なのでしょうか。」
⇒かなり、慎重になってはいますが「間違い」ではありません。
 やはり第3の選択としての「マンモトーム生検」についての理解がないようです。
 
「3cmくらいなら変形がありますか?」
⇒変形という程のものではないと思います。
 
「取った場所は当初はへこみがあったとしても、時間がたつにつれて脂肪が増えるなどしてへこみは無くなっていくものなんでしょうか?」
⇒残念ながら「脂肪はつきません」