Site Overlay

微小石灰化、カテゴリー3

[管理番号:7444]
性別:女性
年齢:33歳
病名:
症状:胸のしこり?、小さな石灰化

こんばんは。
7ヶ月授乳中です。

2週間前から左胸しこり?が気になり、乳腺外科と母乳外来を受診。
超音波をし、乳腺炎とのことで、それは気にならなくなったのですが、

念のため、と受けたマンモで右胸に小さい粒のような石灰化が2、3個まとまったように写りました。

カテゴリー3とのことで、東北公○病院に紹介して頂きましたが7月(上旬)日の予約……それまでとっても不安です。

石灰化は良性9割と見ましたが、小さい粒状石灰化は乳がんの確率が高いですか?
授乳中ですが母乳の沈着など関係あるでしょうか。

来月まで待って大丈夫でしょうか?

不安が強く、待ちきれず質問してしまいました。
お忙しいなかすみません。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「授乳中ですが母乳の沈着など関係あるでしょうか。」
→大いにあります。

 私のST-MMT経験でも「授乳前(妊娠出産前)」のマンモで石灰化無→「授乳後」石灰化が出現したケースでは殆どがそうでした。(確率的には圧倒的に良性が多いということです)

「来月まで待って大丈夫でしょうか?」
→全く問題ありません。
 緊急性がないことだけは10000%間違いありません。
 ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

微小石灰化、カテゴリー3
性別:女性
年齢:33歳
病名:石灰化
症状:小さな石灰化

お忙しいなかお返事ありがとうございました。

先生から妊娠出産前にマンモで石灰化無→出産後に石灰化が出現したケースのほとんどが母乳の沈着(圧倒的に良性が多い)とご意見いただきましたが、
これまで超音波での乳がん検診しか受けておらず、今回が初めてのマンモだったため、いつから石灰化が出現したか解らず……
そのような場合でも授乳中だと母乳が沈着したものが石灰化として見えている場合が高いでしょうか。
また、そのような石灰化は消えずに残るのでしょうか。

東北公○病院を紹介していただき、受診予定ですが、カテゴリー3の場合、
そちらで受診当日にマンモトームを受けることになるでしょうか。

前の病院ではマンモ取っておいてよかったじゃん!大丈夫だと思うけどね!
搾乳ちゃんとしてね!

と言われましたが搾乳と石灰化は関係あるのでしょうか。

わからないことだらけで…すみません!

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「そのような石灰化は消えずに残るのでしょうか。」
→消えます。

 実際にそれも経験しています。

「そちらで受診当日にマンモトームを受けることになるでしょうか。」
→当日は無いでしょう。(常識的に)

 予定を決めるのだと思いますよ。(少なくとも私の在籍時には、そうでした)

「搾乳と石灰化は関係あるのでしょうか。」
→(搾乳せずに)乳管内にミルクが残ると、それが固まり石灰化の原因となるから、絞っておきましょう。という意味でしょう。(紛らわしいから)

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

微小石灰化、カテゴリー3
性別:女性
年齢:33歳
病名:石灰化
症状:小さな石灰化

東○○済病院を受診してきました。

マンモと超音波をしてもらいましたが、授乳中で乳房が張っているため、
さらに詳しく検査することは感染等のリスクもあるため難しく、断乳後の張りが落ちついた状態での再検査とのことでした。

11月に予約し、断乳が早まればその時点で予約を取り直し受診するようにとのことでした。

断乳する際に母乳マッサージはして良いのでしょうか?(癌だった場合悪い影響がないか気になります。)

石灰化で見つかる癌はゆっくりだか
ら…と言われましたが(不安なのでその前には授乳を辞めて受診したいとは思いますが…)11月まで延びても大丈夫でしょうか?

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「11月まで延びても大丈夫でしょうか?」
→勿論!(そう判断したうえでの経過観察でしょう)
 ご安心を

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

微小石灰化、カテゴリー3
性別:女性
年齢:34歳
病名:石灰化
症状:小さな石灰化

こんにちは。
たびたび相談失礼します。
先日断乳し、再度マンモを受けました。
(11月予定でしたが心配だったので早めに断乳して受診しました。)
やはり微小石灰化があるのでマンモトーム生検するということになり、来月予定です。

お医者さんから経過観察等言われず悪性か良性かは生検しなきゃわからないからやりましょうと言われたのですが、カテゴリー3で経過観察となる場合と即マンモトーム生検となる場合の違いは何でしょうか。

悪性度が高いから?と少し心配になってしまいましたが考えすぎですかね。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「カテゴリー3で経過観察となる場合と即マンモトーム生検となる場合の違いは何でしょうか。」
⇒2つの因子があります。

因子1 医師側の因子
 「積極的に診断を確定させよう。」という医師と「なるべく経過観察しよう。」という医師が存在します。

因子2 石灰化側の因子
 カテゴリー3も臨床的には「3-1」と「3-2」に分けます。(感覚的には「2寄りの3=3-1」「4寄りの3=3-2」

この2つの因子の「せめぎあい」で決まるのです。
★他院で「経過観察でよい」とされた患者さんが(心配で)当院を受診し、『これをST-MMTしないのか!!』と愕然とすることも「しばしば」なのです。(つまり3-2でも「積極性のない医師」はいとも簡単に「経過観察」とするのです)

 
 


 

質問者様から 【結果5 】

微小石灰化、カテゴリー3
性別:女性
年齢:34歳
病名:石灰化
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

先日マンモトームを受けまして、結果は母乳による石灰化でした。
今後は経過観察等ではなく、一般健診を受けてくださいとのことでした。
結果が出るまで子育てしながら時間のあるときにこちらのホームページを参考にすることで、気持ちを保ちながら過ごしました。

本当にありがとうございました!

<Q&A結果>