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石灰化七ミリ

[管理番号:2240]
性別:女性
年齢:47歳
はじめまして。
乳ガン検査を受けた日から、同じような症状を探し、田澤先生のサイトをいつも見せて頂いていましたが、もう限界で私も質問させて頂きます。
市の乳ガン検査マンモグラフィーをし、その結果をもち12月22日に婦人科でエコーして頂いたところ、心配な石灰化があるとのことで乳腺クリニックの予約を1月5日に取って頂き、クリニックで改めてマンモグラフィーとエコーをして頂き、心配なら細胞検査をしましょうと細胞検査をしました。
この次点で左胸の左上の方に大きさ七ミリの石灰化あり、最悪手術となっても温存できますか?と尋ねたら、残せます。でも大丈夫だと思うよ。
大丈夫だったら6ヵ月後です。
と言われましたが一週間後にクリニックから?があり、1月14日に再診となりました。
初めての診察の時に心配性と話した為か、細胞検査の詳しい結果は知らされずに、グレーなので生体検査します。
と言われ、怖がりなので先生と冗談を言いながら麻酔、ピストルの音がする生体検査をしました。
最悪の事を考えていて、大丈夫だった方が良いと思い、止血後の診察時に『悪い感じですか?』と尋ねたら、悪さするものかもしれない、と言われました。
先生は検査時に何かしら悪いものを感じるのでしょうか?
その言葉に不安を感じ、手術は先生もなさるのですか?と聞いたら、手術している病院もあるし、違う病院の紹介もできます。
と言われました。
手術していると言っていた病院を診察後に看護師さんにお聞きしたところ、田澤先生がいらっしゃた政令指定都市の手術数が多い病院でした。
看護師さんは、まだわからないから…と慰めてくれました。
細胞検査や生体検査後に注意事項をそれぞれ頂き、内容も違っているのですが生体検査後には夜間、休日の携帯電話番号が記載されていたので、心強いと思う反面…もう不安しかないです。
私が今知ってる自分の情報は石灰化七ミリだけです。
でも、なるようにしかならない!とクリニックの先生を信頼してお任せするしかありません。
結果は2週間ぐらいとの事でした。
今まで自覚症状は全くなかったのですが細胞検査や生体検査をしてから、ずっとうずくような痛さがあります。
いじられて活性化したのでしょうか?
 
不運にも11月に保険の見直しをした為、適応期間になるのが2月12日以降です。
もしかしたら、適用にならないかもしれないとの事で、ガン告知を受けた日なのか、疑わしいと診察を受けた日なのか、保険の担当に確認して頂いています。
加入している保険を自分なりにネットで調べてみると『生検により診断が確定すること。診断とは生検により悪性新生物が罹患したとの診断が確定すること。』とあります。
この場合、私がガン宣告をされた日ではなく、担当医に検査結果が届いた日になるのでしょうか?
本当に数日の違いなので、こちらも心配です。
今まで何年間もかけていたにもかかわらず、見直ししなければ良かったと後悔しています。
高い保険料で何度も止めようと思ったのですが、保険担当に促され見直ししたのに前より少し高くなったんです。
乳腺クリニックは予約をとるのが大変なのに、婦人科からの紹介でスムーズに予約をとることができました。
いろいろと運が良いのか悪いのかわかりません。
早めに結果が出た場合、すぐにでもクリニック行きたい気持ちですが、検査して一ヶ月後になってしまっても大丈夫でしょうか?
進行してしまうのが心配です。
私は25歳で長男、31歳で長女を出産しており、母乳もよく出て乳腺炎になるほどでした。
でも、乳腺炎になったのは右でした。
無知の為、石灰化はガンにつながるとは思っていませんでした。
最悪、手術となった場合、家からも近いので、田澤先生がいらっしゃた政令指定都市の病院にしたいと思いますが、その場合、先生のご指定とかはできるのでしょうか?
例えば、その病院の○○先生、乳腺クリニックの担当医○○先生とかです。
人生で手術は初めての事なので、全くわからずにいます。
乳ガン専門医の先生なのだからどの先生でも信頼して、お任せすれば大丈夫と思いながらも涙がでてきます。
大学生と高校生の大きな子供達だけど、子供達の幸せになる姿見ないと死ねない?と思って…また涙。
お忙しいとは思いますがアドバイスよろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「止血後の診察時に『悪い感じですか?』と尋ねたら、悪さするものかもしれない、と言われました。先生は検査時に何かしら悪いものを感じるのでしょうか?」
⇒そんな事はありません。
 「良性と断定できない」から、そのように言ったにすぎません。
 
「田澤先生がいらっしゃた政令指定都市の手術数が多い病院でした。」
⇒「手術数が多い」となれば、それは私がかつていた「公○病院」なのでしょう。
 
「今まで自覚症状は全くなかったのですが細胞検査や生体検査をしてから、ずっとうずくような痛さがあります。いじられて活性化したのでしょうか?」
⇒「活性化」などしません。
 「生検による炎症による痛み」です。
 
「私がガン宣告をされた日ではなく、担当医に検査結果が届いた日になるのでしょうか?」
⇒診断確定日は「病理結果を病理医が報告した日付」となりますが、保険の場合には「患者さんに診断を告げた日」も重視する筈です。
 
「早めに結果が出た場合、すぐにでもクリニック行きたい気持ちですが、検査して一ヶ月後になってしまっても大丈夫でしょうか?進行してしまうのが心配です。」
⇒「石灰化7mm」というのであれば、全くその心配はありまえん。
 
「無知の為、石灰化はガンにつながるとは思っていませんでした。」
⇒勘違いされています。
「石灰化」は癌にはなりません。
 石灰化それ自体は「カルシウムの沈着」にすぎません。
 カルシウムが「細胞に変化し、その細胞が癌化」など全く「荒唐無稽」です。
 
 ○原因と結果が「真逆」です。
 癌が発生して、その癌細胞の増殖過程で「癌細胞の壊死」に「石灰化が起こる」のです(癌が原因である石灰化の場合)
 ただ、石灰化を起こす原因の9割以上は「良性疾患(乳腺症や線維腺腫)」であることにも注意が必要です。
 ♯トップページの「石灰化」を参照してください。
 
「最悪、手術となった場合、家からも近いので、田澤先生がいらっしゃた政令指定都市の病院にしたいと思いますが、その場合、先生のご指定とかはできるのでしょうか?例えば、その病院の○○先生、乳腺クリニックの担当医○○先生とかです。」
⇒それは病院によります。
 私が居た頃の「公○病院」では(そもそも私を含めて2名しか乳腺専門医はいませんでしたが…)「患者さんの希望」に従っていました。
 ただ、「大病院になればなるほど、チーム医療の名のもとに(研修医や若い医師の経験を積ませる役割もあるので)そのような事はできない」と思います。