[管理番号:7270]
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳がん
症状:
田澤先生、どうかよろしくお願いします。
2010年12月 温存術。
13mmの浸潤がん。
ホルモン強陽性。
ki-67低値。
悪性度2。
リンパ節転移なし。
25回の放射線治療後にノルバデックス服用開始。
胸の張り及び痛みが出てきたため、手術から1年後にゾラデックス開始(4年で終了)。
ノルバデックスの副作用による脂肪肝が増悪したため、服用から5年半で休薬し、3ヵ月後にアリミデックス開始。
ノルバデックスを止めて1年後のCTにより脂肪肝の状態がかなり治まった事を確認できましたが、まだ少し症状はあるとの事で現在に至ります。
脂肪肝の症状が出始めた3年前辺りから、ca15-3 の数値がじわじわと上昇し始めました。
当初の5年は4.7~6.4内を常に上下していましたが、
3年前より6.8→7.0→7.7→8.7→8.8→8.2→9.5→9.8と上がっています。
主治医は「基準値内なので大丈夫」とおっしゃっていますが再発の可能性はあるでしょうか?
看護師さんとお話したところ「このような上がり方で再発する方います」との事でしたが、それ以外の事由で上昇することもあるそうで、調べたところ肝炎や加齢も起因するとのこと。
脂肪肝の状態は良くなっているのに数値は上昇していますが、何か関係あるのでしょうか? 加齢が原因であれば安心なのですが…。
3ヵ月前(マーカー値9.5)のCTでは明らかな転移はみられませんでしたが
3ヶ月後の今月、9.8でした。
転移再発については、CT等で確認されてからの治療になると理解していますが、不安で先生のご意見を賜りたく質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「主治医は「基準値内なので大丈夫」とおっしゃっていますが再発の可能性はあるでしょうか?」
→ありません。
主治医と全く同意見です。
値の変化には「薬剤性の脂肪肝」が影響しているかもしれません。