乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7578]
性別:女性
年齢:43歳
病名:ルミナルタイプHER2陰性乳がん
症状:胸のしこり

はじめて質問させていただきます。

乳がんと宣告され、不安な毎日を過ごしております。
気になる検索ワードで素人ながらいろいろと調べておりましたところ、田澤先生の乳がんのQ&Aにたどり着きました。
とても丁寧で誠実な回答を拝読させていただき、自分に照らし合わせて心配事を払拭しようと参照させていただいております。

6月中旬に何気なく右胸を触ったところ、しこりのようなものに気付きました。
毎年健診を受けており、昨年11月にはマンモグラフィー、一昨年はエコーも実施しておりますが異常とは言われておりませんでした。

今年の健診まで様子をみようかとも思いましたが不安を払拭するつもりで乳腺外科を受診しました。
マンモグラフィーでも異常は見られませんでしたが、エコーでは少し気になるかな、と言われたのでマンモトーム生検を行いました。

結果ですが、浸潤性乳がんと診断されました(腫瘍の大きさは1.2cm)。
ホルモン陽性、HER2陰性、比較的扱いやすいタイプのルミナルタイプとの事でした。
(想定外の診断で動揺してしまい、メモなど取ってなく記憶している事を記載しております)。
すぐに造影CT・MRIの検査を行い、今後の治療方針を決めていくこととなり、その結果を聞きに受診したところ、造影MRIでは乳房に目立った浸潤は認められない。
造影CTでは肺・肝臓にも異常はないが、骨盤と脊椎に気になるところがあると言われました。
PETCTを行い、その結果を見て治療方針を判断すると言われ、現在PETCT待ちでございます。

マンモトーム生検と同じ日の血液検査の結果を見直したところ、気になる値がありましてCA15-3が105という高値でありました(この事は何も直接言われておりません、CEAは0.5です)

そこで2点ほど質問させていただきたいのですが

?他の方への回答ではCA15-3の値は「その人の標準値」である。
「初発の乳がんでも遠隔転移している覚悟が必要か→全く無用」とのコメントを拝読し胸をなでおろしている一方で、初発時にマーカーが高い人はほぼ皆無とのコメントもありましたもので、この矛盾について不安が募っております。

初発ではありますがこれだけの高値について考えられること、骨転移している可能性について、ご意見いただけますでしょうか。
ちなみに痛みや違和感は全くありません。

②マンモトーム生検後に右わきのくぼみにしこりのようなものがあると感じました。
今まで腋の下を自分で調べる事をしていなかったので、以前と比べてどう違うかを正確に伝えることが出来ませんが、この事を主治医に伝えたところ「生検した場所が固く感じたり、しこりが大きく感じることがあるが気にしなくていい。
たしかにリンパに1cmほどの腫れは認められるけど、痛みに対してリンパが腫れることもある」との事でありました。
言葉通り受け止めたいのですが、骨転移の疑いも指摘され、実はすでにリンパ転移もわかっているのに隠されているのでは、と疑ってしまう自分がおります。

リンパ節転移について、ご意見いただけますでしょうか。

③PETCTを受けるように言われたときの主治医の雰囲気より、何か別のことを疑っているのでは?と感じてしまいました。
何か考えられる事はございますでしょうか。

④これだけの情報しかありませんが、田澤先生でしたらどのような診断と治療方針を考えられるでしょうか。

拙い文章であり恐縮ですが、先生の見解をお聞かせいただきたく存じます。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「初発ではありますがこれだけの高値について考えられること」
⇒確かに、気になる値です。
 (私は術前には腫瘍マーカーなど測定しませんが)測定して高値出会った以上、全身検索(この場合はPET)は仕方がないでしょう。

 ★PETをする以上、「何故高値なのか?」想像しても仕方がないことです。
(マーカーは、あくまでも「目安」にすぎないのです)
  PETの結果を待ちましょう。(PETで異常がなければ、「それが自分の基準値なのだ」と考えればいいのです。

「骨転移している可能性について、ご意見いただけますでしょうか。」
⇒この位の早期乳癌で、(初発で)骨転移している可能性は99%ありません。(統計的に調べれば明らか)

 ただし、(逆に言えば)1%(もう少し低いかもしれませんが)位はあるのです。
 ★99%無いのに、100人の人に「あなたは骨転移あるかもしれない」などと言う必要がありますか?

「リンパ節転移について、ご意見いただけますでしょうか。」
⇒それはエコーで(私自身が)見ていないのでコメントしようがありません。

 いずれセンチネルリンパ節生検して「顕微鏡的に」はっきりさせればいいだけの話です。
 ★リンパ節転移を「骨転移(遠隔転移)」と同様に扱うべきではありません。(リンパ節転移はあくまでも局所であり、それは早期乳癌でも決して珍しいことではありません)

「③PETCTを受けるように言われたときの主治医の雰囲気より、何か別のことを疑っているのでは?」
⇒考えすぎ。
 骨転転移なのかどうか?は、(PETでは確定せずに)MRIに持ち込まれるかもしれません。

「④これだけの情報しかありませんが、田澤先生でしたらどのような診断と治療方針を考えられるでしょうか」
⇒私であれば…

 この位の早期乳癌で「腫瘍マーカーもCTも」術前には取っていないので(腫瘍マーカーは術後には、再発監視として測定しますが、CTはいずれ撮りません)普通に、MRIで拡がり診断をして手術したことでしょう。

 ★そうではなく、万が一「骨転移の疑いあり」となった場合どうするのか? という質問に回答するとすれば…
  骨転移は長期コントロールが十分に狙えるので、
 やはり、「手術先行(手術をすることによるデメリットなどないのです)」し、術後に骨転移の治療を行うでしょう。 
  デノスマブ+抗がん剤(3か月~6か月)⇒(その後) デノスマブ+
Fulvestrant+LH-RHagonist+palbociclib





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