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術後の病理結果、その後の治療について

[管理番号:1143]
性別:女性
年齢:37歳
はじめて相談させていただきます。
8/24に左乳がん温存手術をして、先日術後の病理結果がでました。
診断は非浸潤ガンとのことでしたが、がん組織周辺に異型乳管過形成が見られるた
め、腫瘍の範囲の指定が難しく、他の病院の病理医に再検査してもらっている、再手
術の可能性の話を受けました。
もともとの胸のサイズが大きいこともあり、再手術になったとしても温存できそうと
言われましたが、再手術してまた周辺組織が・・・ということにもなりますか?
今後は放射線のみでホルモン治療、抗がん剤治療はなしで大丈夫と言われましたが、
再手術をしたとしてもしなかったにしても放射線だけで周辺組織の異型乳管過形成は
問題ないのでしょうか?
がんとして再発するのではと心配しています。
全摘出手術をした方が良いのでしょうか?
センチネルリンパ節生検0/2、ホルモン値は陽性、Her2陽性、Ki値は3%と低い数値でした。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「異型乳管過形成」というのは実質は範囲が狭い(低悪性度の)「癌」です。
その部分は「将来的に癌になる」というのではなく、「そもそも癌」なのです。 
トップページの「ADH」を参照してください。
放射線照射でコントロールされる可能性もありますが、「広い範囲ならば」その部分
は最低限切除されるべきでしょう。

回答

「再手術になったとしても温存できそうと言われましたが、再手術してまた周辺組織が・・・ということにもなりますか?」
⇒可能性はあります。
 ただ、温存術とは「そもそも、そのリスクがる」術式なのです。
 過度に心配しすぎれば、「温存術の存在意義」が失われます。
 
「放射線だけで周辺組織の異型乳管過形成は問題ないのでしょうか?がんとして再発するのではと心配しています。」
⇒ADH:atypical ductal hyperplasia(異型乳管過形成)は、そもそも実態は癌なの
です。
 癌に準じた「治療」が必要です。
 
「全摘出手術をした方が良いのでしょうか?」
⇒これは微妙な問題です。
 私は、どの程度の「ADHの拡がり」が有るかわからないのでコメントできません。
 担当医と良く話し合ってください。

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