［管理番号:3717］
性別:女性
年齢:44歳
初めての質問になります。
よろしくお願いいたします。
15年末に乳首をつまんだところ、まち針の頭くらいのサイズで茶色い分泌が単孔でありました。
断乳後も十年以上多孔での乳頭分泌は続いていたのですが、毎年健康診断の超音波のみで、嚢胞あり経過観察でした。
いつも透明か乳白色だったので驚き、年明けに○○病院乳腺科受診。
不安ならしっかり調べましょうと、
その日に
マンモトーム、一ヶ月後にMRIと精査超音波をしました。
結果異常なし、経過観察。
半年後も分泌は量は全く増えないものの、
ごくたまに茶色い分泌があるため
再度受診→精査超音波のみ→経過観察です。
担当医に乳かん内に腫瘍はないか、分泌物の検査などは必要ないか聞いたところ、嚢胞はいくつかあるが異常は認められないし、経過観察でよいとのこと。
色々調べこちらのサイトを見て、乳頭異常分泌は単孔だと乳管造影すべきなのかとそちらを受診したく考えております。
しかし、浮きは沈むのコラムを読みますと
まだ沈み待ちの段階なのか迷いまして質問させていただきました。
現在は生理前後に胸の張りを感じるときのみに、茶色い分泌が単孔であり(やはり出てもまち針の頭程度)
多孔の分泌はつまめばほぼいつでも、透明か乳白色のであります(ポタポタ垂れたり、いつの間にか服につくことはありません)
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者の認識は正しいです。
乳腺外科医でも「乳管内病変の正しい診断ができない医師が殆ど」であることには注意が必要です。
そもそも「ＭＲＩを診断に用いる時点」で、私はその医師に何も期待はしません。
「現在は生理前後に胸の張りを感じるときのみに、茶色い分泌が単孔」
「まだ沈み待ちの段階なのか迷い」
⇒その通りです。
　「生理前後だけ」ならば様子を見ましょう。
　「絞る度に、必ず出るようになったら（その程度の緊急性なのです）」「乳管造影するのでメディカルプラザ市川を予約」してください。
　♯エコーで確認しているのだから、慌てる必要は全くないのです。
 
 

 

質問者様から　【質問２】

以前「単孔性分泌について」質問したものです。
再質問ですが、よろしくお願いいたします。
茶色の分泌がある左胸の孔からは、やはり時おり茶色の分泌が続いています。
今月上旬生理前に胸がとても張って痛かったのですが、左胸の一番分泌の多い孔から(今までは透明か黄色の分泌)新たに黒っぽい血が出てきて驚きました。
血性分泌は二週間ほど絞る度に、一滴くらいで続き赤黒かった色が茶色になりました。
現在、左胸の二つの孔から血性分泌と両胸多孔での異常分泌となっているようです。
左胸は単孔性分泌が二ヶ所ではなく、多孔性の血性分泌となるのでしょうか。
過去の質問など読ませて頂きましたが、通常のエコーやマンモなどの経過観察で問題ないでしょうか。
一年単孔性分泌続いてるので、乳管像影をお願いしようかと思っていた矢先、二ヶ所になったため再質問させていただきました。
多孔の血性分泌の場合、要因は何が考えられますか。
また血性の要因が分泌亢進の場合、更年期も関係あるのでしょうか。
※半年前のエコーでは嚢胞のみ(両胸多数)でした。
※通年でアレルギー性鼻炎薬、またロキソニンと胃薬は良く服用しています
 

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。
多孔性分泌のようです。
生理前（乳腺の増殖期）に（正常）乳管が破綻して一次的出血が起こる事がありますが、質問者もその可能性があります。
「多孔の血性分泌の場合、要因は何が考えられますか。」
⇒上記と思います。
「＠また血性の要因が分泌亢進の場合、更年期も関係あるのでしょうか。」
⇒大いにありえます。