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投薬副作用についてのご相談 指のこわばり

[管理番号:3812]
性別:女性
年齢:74歳
初めまして。
投薬の副作用を受けて今後の薬の選択についてご意見を伺いたく、ご連絡申し上げました。
病歴は下記の通りです。
一昨年11月、都内総合病院にて、左 温存手術。
病理の組織診断では大きさは腫瘍径6.0×2.5×1.5cm、浸潤径0.9×0.8cm,5㎜,2㎜、断端は近接2㎜ 5㎜ 3㎜。
リンパ節転移なし。
当初は手術のみの予定だったが結果を受けて12月半ばより放射線25回、アロマシン服用。
放射線照射3か月後に急な発熱、炎症反応CRP32になった為、同病院の呼吸器科に入院。
肺炎、心不全、全身浮腫。
抗菌薬と利尿薬を用いて26日間の入院。
同病院の為、入院中に乳腺外科主治医の診察も受けたが、乳腺外科としても呼吸器科としても退院時まで原因は不明、とのこと。
その後、乳腺外科の定期検診の際、放射線による肺炎ではないかと初めて言われた。
アロマシン服用後半年ほどして、左手中指にこわばりを感じて薬の副作用を疑ったが、念のため他の病院でリウマチ、膠原病、甲状腺などの検査をしたが異常なし。
今年7月の定期検診の際に、右手親指にも痛みが出てきて字を書くことも不自由になった旨を主治医に伝えたところ、薬の副作用だろうとのこと。
解決法としてアロマシンを継続するか、同系統のアリミデックス、または別系統のノルバデックス、または休薬、の4択を提示され、薬のパンフレットを渡され、血液検査の結果が出るまでの1時間の間に本人がどれにするか決定するよう言われた。
主治医はどれとも言えないと言った。
素人が短時間で決めるのは困難な為、結局アロマシン継続に決めた。
しかしその後、関節の痛みはひどくなり、整形外科を受診。
右親指はばね指、左手は腱鞘炎との診断。
週3回整形外科に通い、電気治療とマッサージを受けているが、左手の痛みは増してきて、他の2本の指も痛み始めている。
主治医から「痛みは個人の受け止め方による」と言われたが、字を書くこともパソコン(今回は家族が代理で打っています)も、食事にも支障をきたしており、痛みのみの問題でなくなっている。
主治医はなかなか予約が取れない為、9月初旬に同病院の別の医師に相談する機会を作り、その医師経由で主治医にも相談・報告の上でアリミデックスに変更したが、指の状況は変わらない。
この薬を続ける限り症状は進むのか、最低5年間続けて薬をやめたときに変形した指が元に戻るのかも分からず非常に不安。
次週火曜18日に主治医の定期検診があり、今後の薬の選択において悩んでおり、田澤先生のご意見を伺いたく、また副作用の症状の進行についても教えていただけますでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
正直に申し上げると、担当医の治療方針について私は全く賛成できません。
私が数多くの症例から学んだ事があります。
それは…
術後療法の大原則は「あくまでも再発予防目的だから、QOLを著しく損なう場合には、これを継続してはならない」というものです。(この点が、再発治療とは大きく異なる点です)
この事を理解していないと、今回のような(担当医の)「主体性のない、誤った」治療となるのです。
それと質問者のケースで重要なポイントは「早期である(pT1b)」こと、あとやはり「年齢」もあります。
○結論からいうと、
  アロマシンは「即刻、休薬」が正しい。
  その上で、(休薬により)症状が改善した時点で、「別系統の薬剤に変更して再開しますか?」となります。
   この際も質問者の病状(pT1b)や,年齢を考慮すると、「無理してまで継続する必要はない」と思います。
   「関節痛」を考えると「アリミデックスへの変更」は殆ど無意味であり、私であれば「トレミフェン」を選択します。
蛇足ですが…
「放射線照射後3カ月」での肺炎で「原因不明」はないでしょう…
 放射線肺臓炎が「常識中の常識」
 そんな医療をしているようでは、困ったものです。
  



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