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今後の治療について

[管理番号:2700]
性別:女性
年齢:66歳
母が術前に非浸潤がんと診断され、左乳房を全摘出したものです。
先日、病理検査の結果が出て、浸潤部分が1mmありアポクリン癌でした。
リンパ節転移なし
ホルモン(-)
HER2 (-)
Ki67 5%
のトリプルネガティブと言われましたが、術後の治療はしなくてよいと言われました。
浸潤部分がありトリプルネガティブでも今後治療はしなくてもいいのでしょうか。
また浸潤部分が1mmの場合でも非浸潤がん(ステージ0)とみなすのでしょうか。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1a(1mm), pN0
これで「乳房全摘」しているのであれば、「ほぼ根治」です。
薬物療法の適応は一切ありません。
 
「浸潤部分がありトリプルネガティブでも今後治療はしなくてもいいのでしょうか。」
⇒治療は全く不要です。
 根治と考えて結構です。
 
「また浸潤部分が1mmの場合でも非浸潤がん(ステージ0)とみなすのでしょうか。」
⇒ステージは1となりますが…
 しかし「根治と限り無く同等」です。
 ご安心を。