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25年前からあるしこり

[管理番号:1085]
性別:女性
年齢:62歳
授乳時に乳房にしこりができ、授乳を終え大学病院で摘出しましたが取り残しががありました。
腫瘍は良性だということで以後放置してきました。
でも気になり6年前から検診を受けマンモ、エコー、細胞穿刺、で異常なしでした。
細胞穿刺は毎回透明の液体でした。
今回、初めてエコーで大きくなり形も気になるということで細胞穿刺、MRIをすることになりました。
細胞穿刺は今回も透明の液体でした。
がんを疑われているようですが、良性腫瘍が25年たって悪性になることはあるのでしょうか?
乳房を押さえて寝ると痛みがあったことがあります。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「25年前は仕方が無い」としても「6年前に細胞診しかしていない=組織診をすべきだった」ことが、『そもそもの誤り』だったと思います。

回答

「初めてエコーで大きくなり形も気になるということで細胞穿刺、MRIをすることになりました」
⇒細胞診もMRIも全く無駄な検査です(今回も大学病院でしょうか?)
 そんなことをする暇が有ったら「組織診=針生検」すべきです。
 
○診断が「もたもたする、もしくは誤診となる」事で不利益を被るのは「質問者自身」なのです。
 自分の身は身分で守らなくてはなりません。
 
「良性腫瘍が25年たって悪性になることはあるのでしょうか?」
⇒それは絶対にありません。
 良性は「いつまで待っても」悪性にはならないし、悪性も「どれほど待っても」良性にはなってくれないのです。
 解釈としては
①葉状腫瘍の再発
②取り残し部位に「全く新しく」(癌が)できた
 となります。