[管理番号:13356]
性別:女性
年齢:51歳
病名:
症状:特になし
投稿日:2026年01月06日
いつもこちらのQAで様々勉強させていただいております。
妹が29歳で乳がんを患ったことがあるため、自分も出産後35歳から毎年乳がん検診を同じ乳腺外科の先生の元受診してまいりました。2025年12月に定期のがん健診のエコーにて、右乳房の乳首内側に6.5mm×4.5mm?くらいの乳腺のう胞が見つかりました。一見無エコーでのう胞内腫瘍もなく問題ないように見えたのですが、のう胞の形が一部不整形でしたことから、先生より細胞診を勧められ、1週間後クラス3の結果が出ました。そのため追加で針生検を実施いただきました。
昨日結果が出ましたので以下所見通り記載いたします。
(最終報告)
Right mammary gland,core needle biopsy :Borderline lession
(中間報告コメント)
検体適正/鑑別困難
検体は4片あります。3片に拡張した乳管内にクロマチンが増量し軽度肥大した核を有する乳管上皮細胞が間質性分を伴って腺管を形成しながら増生する像が認められます。Intraductal papilloma或いはDCISが鑑別に挙がります。免疫組織化学染色で確認します。最終報告は今しばらくお待ちください。
残り1片は乳腺組織が採取されていますが、腫瘍性病変は認められません。
(追加コメント)
3片に認められた乳管内病変のうち2片ではERがびまん性に陽性で、
cytokeratin5/6,cytokeratin14でモザイクパターンを示す部分と陰性部分が混在していました。p63陽性の筋状皮細胞の増生を伴っている部分と伴っていない部分が混在しています。DCISかIntraductal papillomaか鑑別が困難です。
他の1片はER陽性細胞と陰性細胞が混在しており、cytokeratin5/6,cytokeratin14でモザイクパターンを示しました。p63陽性の筋状皮細胞の増生が広く認められます。
Intraductal papillomaとして矛盾しない所見です。
出来ればtumorectomyなどより大きな検体での検索が望まれます。
かかりつけ医からは、外科的生検、マンモトーム生検、経過観察の3通りの提案をされました。
田澤先生のコラム第58回目と、どなたかの質問(番号を失念してしまいました)を拝見して確定診断をするべきと納得できておりますので外科的生検をお願いしました。
その場合、15mm四方を摘出すれば、良性でも悪性でもかかわらず取り切れるとの説明を受けております。オペは1月末になります。自分の覚悟は決まっておりますが、どうしても自分の判断で正しいか不安になっております。本当であれば田澤先生に見ていただきたいと思っているのですが、関西在住のため、取り急ぎこの判断で問題ないかご教示いただけますと幸いです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
私なら「そもそも」クラス3は良性と言いたいところですが…(なかなか、細胞診をきちんとできる乳腺外科医がいない事には少々辟易ですね)
その医師の行う「細胞診」や「組織診」では、そこまで(鑑別困難)が限界でしょう。
その意味で、その医師に確定診断をしてもらうのであれば、外科的生検しかないことも明白です。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2026/1/23
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