[管理番号:13320]
性別:女性
年齢:71歳
病名:ホルモン感受性乳癌術後
症状:
投稿日:2025年12月19日
お世話になります。
71歳女性。2021年4月左乳癌全摘手術施行。大きさ1.6*1.2cm、ER 90%, PgR 40%,Her2 (+1) 陰性、Grade III 、Ki67 30%以上、リンパ・脈管浸潤無し。オンコタイプ
RS=19 のため化学療法はしないで、内分泌療法(アロマターゼ阻害薬)のみで経過を見ております。
そこで、内分泌療法の追加について質問です。
主治医は「RS19なので内分泌療法は5年で終了。」という意見です。
しかし、ホルモン受容体陽性乳癌は、長期にわたり再発のリスクがあります。
内分泌療法の基本は5年ですが、延長すれば、DFS,OSを改善する傾向があります。
ガイドラインでは、アロマターゼ阻害薬の追加期間については、再発リスクと有害現象を検討し、2~3年とするか5年とするかを判断するとしています。
私の場合、核異形度・組織のグレードが高く、晩期再発リスク群に該当するため、延長を考慮した方が良いと考えます。現在のところ、大きな副作用もありません。
また、POTENT試験の適格基準をクリアしていましたが、組み入れ基準である手術から1年以内という規定に入っていないため、TS―1の内服併用も出来ていません。心配です。
以上より、内分泌療法の延長を希望しておりますが、ご意見を聞かせて頂ければ幸いです。長い文章で申し訳ありません。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
この「5年以上継続するか?どうか?」については(以下の自分なりの基準はありますが)基本的には患者さんのご希望を断らないようにしています。
ステージ1では(こちらからは)「続けますか?」とは勧めない
逆に「リンパ節転移4個以上」では(こちらから)「続けましょうか?」と勧める。
↑
ただし、あくまでも患者さんの意志があればそれを断りません。
以上より、内分泌療法の延長を希望しておりますが、ご意見を
→上記でお判りでしょうか?
私からは勧めませんが、質問者が「希望している」のだから断りません。 継続とします。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2026/1/7
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