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浸潤性乳がん、針生検と術前造影MRとの大きさの差異について

[管理番号:13163]
性別:女性
年齢:63
病名:浸潤性右上乳癌
症状:
投稿日:2025年10月29日

63才
乳がんクリニックにて
2025.9/4に年一の定期検査にて6.8mmの影が確認される。

一年前の定期検査ではマンモグラフィにて2mmの石灰化確認、エコーでは確認出来ないので、一年後の経過観察となり受診。
1年の間に常に自己検診していたが、しこりに触れる事がなかったので悪性腫瘍の影ありと言われて青天の霹靂の出来事でした。

今回はエコーでも確認されたので、その日に針生検を行う。

2025.9/25針生検結果6.8mmの悪性腫瘍と判明。

ステージ1・リンパ転移ナシ・ホルモン受容体ナシ・HE2+2・悪性度2でトリプルネガティブタイプの早期癌とのこと。

2025.10/(上旬)
紹介先の大学病院にて治療開始。
初診時に当方の希望として、乳がん最悪のトリプルネガティブだが、ただ唯一小さいうちに見つかったことだけが当方の希望の光なので、何しろ早く癌切除したいと懇願した{故にか…術前検査の結果が悪かったからか手術予定日より2週間前倒しの11/26→11/12の手術日となった}

2025.11/(中旬)手術となり術前説明書内容は、
以下の通り
1.浸潤がん
2.病期T・1 :N・0 :M・0 ステージ1:10.1mm
乳房部分切除で、局所再発防止に放射線治療を加える。

タイプの決定は病理検査をして、詳細を決定するとのこと。

故に化学療法については具体的なお話しはありませんでした。

10/(下旬)の術前造影MR検査で大きさが変わり10.1mmと増大していた事が、気になりお尋ねしましたが、想定内のこと。

癌確定診断から約二ヶ月たってしまい3.3m mの増大の結果を聞き、己の事なのに頭が真っ白となり質問したいことも分からなくなり、少し落ち着きネットで検索、先生にご質問させて頂きました。

乳腺クリニックの針生検のデータから、大学病院主治医より予後も悪性度はさほど悪くないとの話しでしたが、この腫瘍増大を含めて、術前検査の結果からは進行早い悪性度高い癌のタイプとなりますか?

病理検査の結果待ちとはわかっておりますが、落ち着かずお尋ねさせて頂きました。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

術前造影MR検査で大きさが変わり10.1mm
→過去にも何度か同様の質問に回答していますが…

超音波所見(超音波検査で認識できる「大きさ」)とMRI所見(MRIで認識できる「大きさ」)が異なるのは「寧ろ」当然!
★もしも同じなら、わざわざMRIを撮影する必要ありますか??(同じと分かっていたら必要ないですよね?)

デバイスにより測定に違いが出るのは当たり前であり「短期間で大きくなった」という想像は寧ろ滑稽ですよ。
ついでに言うと、手術病理で「病理学的な大きさ」が出てきますが、これも(画像診断よりも)大きくなることの方が多いです。
何故なら画像診断は(エコーにしろ、MRIにしろ)肉眼で可視できる範囲ですが、
病理診断は(肉眼ではなく)顕微鏡レベルなので、「もっと」こまかい拡がりまでとらえられるからです。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/11/14
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