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乳がんの治療開始前の生活についてなど

[管理番号:13103]
性別:女性
年齢:56
病名:
症状:
投稿日:2025年09月28日

はじめまして。
乳がんかもと思いはじめてからこのサイトを発見し、自分はどんな治療をする可能性があるのかといろんな情報を得ているところです。(まだ確定診断はされていません。)

昨年の5月に検診車で簡単なエコーとマンモグラフィーの検診をして異常なしだったため、その時からあったかもしれない右胸のしこりがかなり大きくなってから(9/(下旬))
乳腺外科を受診しました。
先生は何も言いませんでしたが、エコーで見てすぐに針生検しましょうと言われ、おそらく乳がんであると思われます。
針生検は2日後の(下旬)日に行いましたが、結果が出るまで2週間ほどかかるようです。
しこりの大きさも10センチ弱はあると思われ、ステージは3bか3c、もしくはすでに遠隔転移して4かもと思って過ごしています。
(乳腺の塊みたいなものがずっと右胸にあり、それでもマンモでひっかからなかったので癌ではないと思ってしまいました。最近しこりの表面がぼこぼこと触れるようになったので慌てて受診した次第です。)
まだ生検の結果も出ていないですし、治療方針も決まっていないので、結果が出るまで悶々としてしまうと思うのですが、治療が始まったら仕事や趣味のテニスもできないと思うので、治療方針が決まる前までは今まで通り仕事や趣味を楽しんでいた方がいいのかなと考えています。
仕事もテニスも右腕をとても酷使しますが、右乳房に癌がある状態でも問題ないでしょうか?

また、針生検をしたばかりなので右側の乳房に腫れや内出血もあり、なんとなく右側の胸周りが重だるいのですが、これも時間と共に解消すると思って大丈夫でしょうか?

最後に、これまでも右の乳頭と乳輪が時々痒くなって、瘡蓋のようなものがくっついたままになっています。
針生検の後、また痒みが出てきたのですが、これは癌の浸潤によるものでしょうか?

まだ診断はされていないのですが、乳がんと告知されたらと思うと気分が沈んでしまうので、せめてその前までは普段通りの生活を心がけたくて、質問させていただきました。
お忙しいとは思いますがご返答いただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

仕方が無いことですが、かなり「余計な」心配をしているように見受けますが事実だけを見据えることをお勧めします。

仕事もテニスも右腕をとても酷使しますが、右乳房に癌がある状態でも問題ないでしょうか?
→もちろん、全く問題ありません。

また、針生検をしたばかりなので右側の乳房に腫れや内出血もあり、なんとなく右側の胸周りが重だるいのですが、これも時間と共に解消すると思って大丈夫でしょうか?
→内出血は「たんこぶ」のようなもの。当然なくなります。

最後に、これまでも右の乳頭と乳輪が時々痒くなって、瘡蓋のようなものがくっついたままになっています。
針生検の後、また痒みが出てきたのですが、これは癌の浸潤によるものでしょうか?

→違います。

「江戸川病院での手術」はこちら。

「手術相談」メールはこちら。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/10/15
***

  

質問者様から 【質問2】

江戸川病院への転院について
性別:女性
年齢:56
病名:右浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2025年10月06日

先日は確定診断前に、治療前の生活についての質問にも丁寧に答えていただきありがとうございました。
先生からのお返事を参考に、仕事もテニスも今まで通り楽しんでできました。

先日の針生検の結果が出ましたので、再度質問させていただきます。
先生の回答から2週間経過してないのにすみません。

検査の結果やはり乳がんでしたが、こちらの先生からは全て取り切ってしまえば大丈夫との事で、ステージや病理検査の結果の詳細の説明がほぼありませんでした。
乳腺針生検病理検査報告書というのをいただいたので、そこに記載されている情報のみ記載させていただきます。

推定組織型 Invasive ductal carcinoma

DCISと浸潤巣をみる浸潤性乳管癌を認めます

石灰化(+)、脂肪織浸潤(-)
核異型度:Grade1(NA2+MI1)

【特殊検査】
ER:score0、PgR:score0、HER2(4B5):score3
Ki-67標識率:34.5%(325/943個;自動解析処理)

腫瘍の大きさはカルテを覗いた時に2センチには満たないくらいだったように思いますが、リンパへの転移については全く言及してくれず、ステージは分かりません。

この結果から、ステージは不明だけど、HER2陽性の浸潤性乳管癌という事でいいのでしょうか?
紹介状の方には詳しく書かれていると思うのですが…。
コピーを希望したら上のような情報のみの提供でした。

乳がんかもしれないと思い始めてから、もし手術が可能なら、田澤先生にきっちり全摘してもらいたいという思いがあります。
現時点ではエコーと針生検しかしておらず、リンパへの転移など詳細は分かりません。
それでもこのタイミングで江戸川病院に転院して診察、手術をお願いしたいです。
とても心配性で、とにかく早く手術をしてもらいたいです。

そこで質問なのですが、このタイミングで江戸川病院に転院して、診察(術前検査)してもらい、最短期日で手術をしてもらうことは可能でしょうか?
病院間で転院の予約を取ろうとしたら、かなり先の日程になってしまうとの事で、急遽紹介状を持って水曜日に受診する運びとなっています。

こちらの乳腺外科から転院の問い合わせをしたところ、術後の治療を地元でするとなると、江戸川病院で手術をした場合、地元の病院で受け入れてもらえないかもしれないと言われてしまったようです。
放射線や抗がん剤の術後治療をする場合、通える可能性もありますが、万が一通えないとなってしまったら病院間での紹介はしてもらえないという事でしょうか?
また、HER2陽性乳がんの場合、術後の抗がん剤や分子標的薬の治療にはどんなペースで何回通うのがスタンダードでしょうか?

あと一つ質問なのですが、利き腕の腋窩リンパ郭清をした場合には、やはりリンパ浮腫の予防からテニスのようなスポーツはできなくなってしまうものでしょうか?
田澤先生にドレーン無しの手術をしてもらい、術後すぐから腕を動かして関節拘縮を起こさないようにできたら、テニスも再開できるのではと期待してしまっていましたが…。

長々と書いてしまいすみません。
これまでのQ&Aを色々拝見して、転院して田澤先生に手術をしてもらった方々のような術後の生活を送りたいです。
お忙しいとは思いますが、ご返答よろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

そこで質問なのですが、このタイミングで江戸川病院に転院して、診察(術前検査)してもらい、最短期日で手術をしてもらうことは可能でしょうか?
病院間で転院の予約を取ろうとしたら、かなり先の日程になってしまうとの事で、急遽紹介状を持って水曜日に受診する運びとなっています。

→一番スムーズで最短なのは

「手術相談メール」で、「手術日を仮予定」したうえで受診日を決める。(手術前の外来は2回必要となります)
♯ 水曜日予約外を受診して「長時間、待つ」よりも上記を是非勧めます。

こちらの乳腺外科から転院の問い合わせをしたところ、術後の治療を地元でするとなると、江戸川病院で手術をした場合、地元の病院で受け入れてもらえないかもしれないと言われてしまったようです。
→誰がそんな回答をしたのか不明ですが…

放射線や抗がん剤の術後治療をする場合、通える可能性もありますが、万が一通えないとなってしまったら病院間での紹介はしてもらえないという事でしょうか?
→実際のところは、患者さん本人の希望を中心に「地域連携室経由」で予約(放射線にしろ抗がん剤にしろ)しています。

また、HER2陽性乳がんの場合、術後の抗がん剤や分子標的薬の治療にはどんなペースで何回通うのがスタンダードでしょうか?
→3週間に1回、1年間です。

あと一つ質問なのですが、利き腕の腋窩リンパ郭清をした場合には、やはりリンパ浮腫の予防からテニスのようなスポーツはできなくなってしまうものでしょうか?
→それは違います。

リンパ浮腫に悪いのは「長時間、腕を垂らした状態で重いものを持ち続ける」ことです。
ラケットを振ったりする動作はリハビリにもいいと思います。

「江戸川病院での手術」はこちら。

「手術相談」メールはこちら。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/10/21
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