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見たことがないエコー画像

[管理番号:12979]
性別:女性
年齢:50
病名:乳管癌
症状:特にないですが、組織診の後しこりが更に大きくなっています。
投稿日:2025年08月12日

いつも拝見しています。

近くの医院にて、1年前に2ミリくらいのしこりがエコーで見つかり細胞診で良性とわかりました。
半年後に見せに来てくださいと言われ今年の4月触診で、左上内側に硬い大きめなしこりを発見。前回細胞診した所とは別の所です。自分でも病院に行くまで気づかず後悔です。
マンモ、エコーとして、マンモではほとんど腫瘍のようなものは見えない、エコーでもぼんやりしていて、乳腺症の疑いでは、と3ヶ月様子見。
今年7月、しこりが全く小さくなってないので大学病院の紹介状を頂きました。
大学病院の先生は開口一番、「こんな硬い乳腺症は見たことない」と、即エコーとマンモトーム穿刺をしました。
その後悪性と診断されました。
エコー画像では、「糖尿病じゃない?糖尿病の人が良くなる乳腺症?によく似てるんだよね」と。
周りにボヤボヤと雲のようなエコー画像がありました。
穿刺では非浸潤性と出ましたが、PET検査をすることに。エコーでは脇にも転移なしでも、いきなり肺や骨に転移があるのですか?と聞くと、稀にある、と。
何より触ったしこりが5cmはある大きさで、これが全部ガンとなると、たしかに他に転移してるのかな、と不安で押しつぶされそうです。
半年の間にどうして
こんなに成長したのか。
たしかにここ2年くらいでかなり太り始めましたが、血液検査では特に血糖値が高いと言う訳でもなく。
また近くの医院でMRIを勧められたのですが、喘息で出来ず。
できないので仕方ないですが、これをやっていればもっと早く見つけられたのかもと。
とにかく大学の先生も
こういうの見たことない、と。
本当なのか、それともものすごくタチの悪いガンなのか…
大きなしこりが全部ガンで、その中に非浸潤と浸潤が混ざっているのでしょうか。
転移がなければオペは範囲が広いので全摘にしましょうと。
PETが怖くてたまりません。

何か先生の思う所がございましたら、ご意見よろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

担当医のルーティーン検査にビクビクするのは全くナンセンス。
単純に「非浸潤癌」という術前生検の結果なのだから(手術病理で浸潤癌と言う最終診断の可能性はあるとはいえ)、あくまでも早期乳癌の診断なのだから「もしかして」をオンパレードして悩むこと自体馬鹿馬鹿しいですよ。

穿刺では非浸潤性と出ましたが、PET検査をすることに。エコーでは脇にも転移なしでも、いきなり肺や骨に転移があるのですか?と聞くと、稀にある、と
⇒主治医のいう「稀」というよりは「稀のその先の稀」程度なので、(そもそも)非浸潤癌の診断でPETをやること自体本来「適応外」のことであり、医療者として「やってはいけない」ことであり、当然(PET検査そのものを)断ることができるし、私は「断る」ことを強くお勧めします。

PETが怖くてたまりません。
⇒断りましょう(上記)

何か先生の思う所がございましたら、ご意見よろしくお願い致します。
⇒担当医の「馬鹿げた想像の産物」ではなく、現実(生検で非浸潤癌)だけを考えるべきですね。

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(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/4
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