[管理番号:12923]
性別:女性
年齢:42歳
病名:右浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2025年07月23日
田澤先生初めまして。
いつも拝見し勉強させて頂いております。
お忙しい中恐れ入りますが教えて頂きたく質問させていただきます。
病理の結果は以下の通りです。
ER J-SCORE3b PGR J-SCORE3b HER2 SCORE1+ Ki-67 40% グレード2
PT1c
PN1a(2/2)(AE1/AE3) MOの場合 PStage ⅡA HER2-FISHは増幅なしです。
最大浸潤病変の大きさ 14×13×7㎜
温存、センチネルリンパ節(当初2mm以下との判断だったため腋窩リンパ節郭清を省略)で手術をうけました。
抗がん剤治療後に再手術で全摘予定です。
主治医はKi-67が40%のためオンコタイプDXは不要との事だったのでしていません。
一応納得していますし、今後の事を考え抗がん剤治療を受ける事は理解しています。
そこで田澤先生にお聞きしたく・・
主治医には
年齢(もともと線維が細かくしこりができやすい体質/8年前に良性摘出済)、再発リスクを考慮し最も効果が期待できる
AC-T治療(2週間に1回 ドキロルビシン4回 パクリタキセル4回)を提案されています。
それを受入れ治療を進めようとしましたが、田澤先生のコラムを読んでいますとルミナルタイプの抗がん剤治療はTCと記載されているのを拝見し悩みが出てきてしまいました。
諸々の拝見し自分なりに調べた結果、自分自身もAC-T治療よりTC治療が可能ならそちらを受けたいと思っています。
私のこのような場合でも田澤先生はTC治療を推奨しますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
温存、センチネルリンパ節(当初2mm以下との判断だったため腋窩リンパ節郭清を省略)で手術をうけました。
抗がん剤治療後に再手術で全摘予定です。
⇒順番が違うのでは??
まずは腋窩郭清が必要(何故全摘するのか、記載がありませんが断端陽性だったのでしょうか、いずれにせよその際に腋窩郭清はすべきです)
私のこのような場合でも田澤先生はTC治療を推奨しますか?
⇒腋窩郭清したうえで、リンパ節転移の合計が3個以内ならばOncotypeDX
推奨、4個以上ならばanthracycline followed by taxane (EC or AC x4⇒docetaxelx4)
3個以内でOncotypeDXでRS>26ならばTCとします。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/13
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