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エコーとMRIと差とトリプルポジティブの治療方針について

[管理番号:12665]
性別:女性
年齢:41歳
病名:3/(上旬) ガン宣告。
ホルモン陽性、HER2は疑陽性から陽性確定。
腫瘍サイズ
1.5cm(エコー)3cm(MRI)
抗がん剤先行→手術予定。
症状:
投稿日:2025年04月19日

いつも拝見させていただいてます。

質問1 エコーと造影MRIでの腫瘍の大きさについて

転院前の病院、転院後のエコー技師、担当医でもエコーを行い、皆腫瘍サイズは1.5cmステージⅠと判断。
しかしMRI(造影剤)を行うと3cmとのこと。MRIと担当医のエコーの計測日はほぼ同じ日です。エコーとMRIでなぜ倍の大きさになるのでしょうか?(病院ではステージ2aとなっています)

質問2 トリプルポジティブ陽性の治療方針について

フェスゴ+ドセ(3w×4回)→EC(3w×4回)→手術。
抗がん剤完了後、腫瘍が残っていれば、カドサイラ(14コース)
残っていなければ、フェスゴ(14コース)。それに放射線とホルモン治療と提案されています。先生も同様の治療方針でしょうか。

質問3 トリプルポジティブの予後について

現状、腫瘍の大きさが1.5cmなのか3cmなのか不明ですが、リンパ転移は認められていません。(エコー、MRI共に)トリプルポジティブのステージⅠもしくはステージ2aとなりますが、再発率はどれくらいだと思われますか?
子供も小さく10年以上生きられるのか不安な毎日です。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問1 エコーと造影MRIでの腫瘍の大きさについて

転院前の病院、転院後のエコー技師、担当医でもエコーを行い、皆腫瘍サイズは1.5cmステージⅠと判断。
しかしMRI(造影剤)を行うと3cmとのこと。MRIと担当医のエコーの計測日はほぼ同じ日です。エコーとMRIでなぜ倍の大きさになるのでしょうか?(病院ではステージ2aとなっています)

⇒もしも同じだったら、わざわざMRIを撮影する理由がないではないですか?そう思いませんか?
 USでは解らない広がりを確認するためにMRIを撮影するのです。 「どうせエコーもMRIも一緒だから」だったとしたら、そんな検査不要だと思いませんか?
(無論、病理での大きさも異なります。顕微鏡レベルの話ですから…)

質問2 トリプルポジティブ陽性の治療方針について

フェスゴ+ドセ(3w×4回)→EC(3w×4回)→手術。
抗がん剤完了後、腫瘍が残っていれば、カドサイラ(14コース)
残っていなければ、フェスゴ(14コース)。それに放射線とホルモン治療と提案されています。先生も同様の治療方針でしょうか。

⇒猫も杓子も、本当に術前抗がん剤好きなのには辟易します。
Anti-HER2 therapyは勿論いい治療ですので、手術後に「病理を見ながら」じっくりやった方がいいですよ。

質問3 トリプルポジティブの予後について

現状、腫瘍の大きさが1.5cmなのか3cmなのか不明ですが、リンパ転移は認められていません。(エコー、MRI共に)トリプルポジティブのステージⅠもしくはステージ2aとなりますが、再発率はどれくらいだと思われますか?
子供も小さく10年以上生きられるのか不安な毎日です。

⇒それは病理を見ずに「云々」することではありません。

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(回答が公開されてから2週間後)
2025/5/14
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