[管理番号:817]
性別:女性
年齢:42歳
質問者様の以前の質問質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。 |
こんにちは、先日は主人が質問にお答え下さりありがとうございました。
妻本人です。田澤先生に回答頂き、診察を受けていた病院の診察に不安を持ち、思いきって別の病院で診察を受けました。
マンモグラフィーから撮り直し、超音波での検査も受けた結果、今までの病院では写らないと言われていたしこりが黒くぼんやりと確認できる事ができました。骨に近い深い部分にあり、大きさは1.8cmでした。
できないと言われていた細胞診も、受けることができました。
診察の最初に先生に言われたのは、私が感じているしこりの痛みや違和感は心身症によるもので、しこりとは全く関係ないと説明されましたが、実際に細胞診をしたところ、神経の走っている部分にしこりがあるので、押したり圧迫されると痛みを感じるのかもしれないと言っていました。
細胞診はしこりに針が届いた時に私が痛みを訴えたので、それ以上深く針を刺す事ができず、充分な細胞が採取できたかわからないとも言われましたが、結果の連絡は数日待ちです。
とりあえず、ただただ経過観察と言われていた時より、ずっと気持ちが楽になりました。緩和ケアも充分な病院で、医師の説明も、丁寧で優しく、時間をかけて納得のゆく説明を受けれたので、病院を変えて本当によかったです。
とりあえずお礼も兼ねてご報告致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
真の診断に一歩近づいているようで、とても良かったです。
私が日頃、このQandAをしていて感じていることは「世の中には誤診が溢れている」という(大変残念な)事実です。
つい、昨日も(他院で5カ月前に超音波をして)「癌ではないけど6ヵ月後に経過をみましょう」と言われた方が希望で受診されました。
私が、その(5か月前の)超音波写真を見ると「何処からどう見ても癌にしかみえない」のです。
結局半年後(先日)「癌の診断となった訳ですが…」
私が言うのも何ですが、「自分の身は自分で守る」意識が必要です。
また、他の例として
「6ヵ月前、他院で針生検までして、乳腺症と診断された方」は(その後、腫瘍がどんどん大きくなっているのに自分で気づいていましたが)「乳腺症と診断されたことで安心して」放置し、
その半年後に、「リンパ節転移を伴う大きな癌として診断」されました。
結局、私が手術をした訳ですが、そのような例があまりに多いことに本当に驚いているのが正直なところです。
すみません。つい思いを吐き出してしまいました。
○私がいいたかったのは「質問者が、思い切って別の病院で診察を受けたこと」がとてもいいことだと思った感想でした。