[管理番号:12441]
性別:女性
年齢:52歳
病名:
症状:
投稿日:2025年02月01日
初めまして。
田澤先生にお伺いさせてください。
よろしくお願いいたします。
左胸乳がん診断(マンモトーム生検実施)
腫瘍の大きさ2.5CM
HER2 陽性タイプ
リンパ超音波 腫れ異常所見なし
再来週にMRI、PET検査の実施
現時点では、術前抗がん剤治療先行と言われております。
腫瘍の大きさ2cm以上の為 HER2タイプは抗がん剤の効きがよい
現時点で全摘か温存か悩み中ですが、全摘であれば手術先行でもいけるのでしょうか?
先生の乳がんプラザを拝見していると手術先行の回答が多い為。
術前抗がん剤の場合だと、手術後腫瘍の悪性度などがわからないデメリットもあるとみました。
手術が先にできるのであれば、その方がよいのではないかと思いますが、
まずは抗がん剤で小さくする進行をとめてからがよいのでしょうか?
簡略な質問で申し訳ございません。
よろしく、お願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。 田澤です。
全摘であれば手術先行でもいけるのでしょうか?
⇒勿論です。
例外は「皮膚浸潤(腫瘍が皮膚に顔を出している部分)が広くて切除すると皮膚が足りない」場合だけd背う。
手術が先にできるのであれば、その方がよいのではないかと思います
⇒その通り。
まずは(現にある)腫瘍を(必要があれば)リンパ節と一緒に取り除く。
これで、まずは「一安心」と言えます。
その後は(HER2タイプならば)無論anti-HER2 therapyとなりますが、それは「あくまでも」再発予防であり(術後)落ち着いてから始めればいいのです。
まずは抗がん剤で小さくする進行をとめてからがよいのでしょうか?
⇒そうは思いません。
腫瘍を(手術せずに)そこに「置いたまま」にするリスクも考えるべきです。(万が一効果が無い場合には、手術不能に追い込まれるリスクは常に必要です)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/2/17
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