[管理番号:12439]
性別:女性
年齢:57
病名:浸潤性乳管ガン scirrhous type
症状:術後、放射線治療が始まります。
投稿日:2025年01月31日
先生、お忙しい中、どうぞよろしくお願い致します。
1月初旬に乳房温存術で右側を手術しました。手術前の検査ではリンパ転移は無しでしたが、センチネルリンパ節生検で一個の転移が見つかり腋窩リンパ節郭清をしました。リンパ転移は1/7でした。
その後、病理検査で、更に、極小さな転移が一つ見つかりました。
主治医は、とても若い女医で、もともと、詳しい説明をしてくれる先生ではなくいつも不安でこちらから聞く勇気もありませんでした。
手術後の説明も、「綺麗に取れましたよ」と言ってくれましたが、そこから先が何もなく、病理結果の用紙を渡されても、素人では分かりません。
ステージ2aとは言われました。
今後は、放射線治療25回が始まります。
オンコも、こちらからお願いして、今、出していますが、主治医は、
オンコの結果が出ても、点滴の抗がん剤ではなく、Sー1の飲む抗がん剤を一年かな、と言われました。
主治医が、席を離れた時に、パソコンの画像を撮りました。そして、渡された病理検査の結果を記します。
ステージ2a
ER90% PGR90%
HER2 2+(fish?)
ki67 22.5%
浸潤性乳管がん
(Scirrhous type)
浸潤径8??5mm(浸潤径+乳管内進展21??10mm)
右8p+SN(1/3.2mm未満)→Ax(1/4)
追加郭清半分程度
病理学的T因子pT1b
脈官浸襲Ly0 V0
組織学的波及度 f
核グレード1
組織学的グレード2
乳管内進展あり
乳腺症の合併あり
断端の評価 最短距離10mm以上
これが私が知る範囲です。
1番心配なのは、乳管内進展です。先生は、しっかり広い範囲で取って下さいますが、私の場合、どの範囲だったのかも分かりません。不安で仕方ありません。
すでに、術前からアナストロゾールも飲んでいます。
先生、オンコの結果次第で、本当に、S-1で良いのでしょうか?
乳管内進展は大丈夫でしょうか?
初診から先生に診て頂けば不安なんて無かったと後悔の日々です(関西ですが診て頂けるなら今からでも通いたい気持ちです)
どうぞ、よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
私が術後補助療法として「決して」TS-1を勧めないことは「お知らせ」を是非ご一読ください。★
先生、オンコの結果次第で、本当に、S-1で良いのでしょうか?
⇒違います。(冒頭のコメント★参照)
極めて「素直に」OncotypeDXの結果に従いましょう。
♯その医師は「リンパ節転移に拘って」いるようですが、「3個以内のリンパ節転移は抗癌剤とは直接関係ありません(無論TS-1を飲む根拠にもなりません 冒頭の★参照)
乳管内進展は大丈夫でしょうか?
⇒全く問題ありません。
単に浸潤した腫瘍から「乳管内に非浸潤癌が連続している」だけであり、それは取り切れているから「断端の評価 最短距離10mm以上」なのです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/2/17
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