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ステージ1(部分切除術2回と放射線+ホルモン療法)の5年目検査(MRI)で多発性病変が指摘されました

[管理番号:12043]
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳がん(ステージ1)再発の疑い
症状:なし
投稿日:2024年09月06日

5年前に乳がんステージ1と診断され、部分切除術を行い、さらに、残存病変を追加切除しました。その後、放射線治療とホルモン剤投与を受けています。主治医からは悪質ではないタイプであると告げられました。
かかっている病院は県庁所在地の市民病院で、医師数は2名です。主治医の変更はありません。
5年の節目検診では主治医からは異常を指摘されなかったのですが、放射線技師様より石灰化の拡大が指摘され、結局、MRI検査をすることになりました。すると、同側に多発性病変が見つかり、針を刺しての超音波エコーでの組織採取ならびにPET検査、腹部エコー検査も行いました。なお、病理検査の結果が出ない段階で「MRIに写っている多発性病変は(切除した病変と)タイプが違う。ホルモン剤が効かなかったのかもしれない」とも言われました。この言い方は「悪質なタイプ」という意味であると認識しています。
お聞きしたいのは、「遠隔転移の可能性」と「悪質ではないタイプの病変が追加で発生していること」についてです。
前者については、今回、遠隔転移有無を調べるような検査が行われたため、心配しているところです。
再発の疑いがあれば、一般的に、これらの検査は必ず行うという認識で正しいでしょうか?
後者については、異なるタイプの病変が追加発生(2つのタイプの病変が混在)すると、(これは素人考えですが)遠隔転移する可能性が高くなることはないのでしょうか?また、悪質タイプが混じると、これまでの緩徐進行という認識を改める必要があるでしょうか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

幾らか物事が混乱しているようですね。
実際には物事は極めてシンプルです。

今回は「温存乳房内再発」が疑われている段階のようです。(組織心の結果が出ていない段階という表現により)

その場合単純に以下の2つに分けられます。
1.5年前の乳癌が(残存していて)それが増大した
2.(5年前の乳癌とは無関係に)新たに乳癌が発生した。

担当医は(2の場合には)ホルモン療法をやっていて出現したことになるし、(1の場合だとしても)ホルモン療法が効かないタイプが僅かに混じっていて、それが選択されて再発した可能性がある=ホルモン療法が効かないタイプかもしれないことを言っているようです。
無論、可能性としては間違っていませんが、実際にはそう単純ではありません。(ホルモン療法中でも)ホルモン感受性陽性の癌が発生することは珍しくも何ともありません。

今回、遠隔転移有無を調べるような検査が行われたため、心配している
⇒単に「乳房内」とはいえ、「再発は再発」として「遠隔転移が無い事も確認しておこうか」というだけのことです。(疑いが強いとは到底思いません)

再発の疑いがあれば、一般的に、これらの検査は必ず行うという認識で正しいでしょうか?
⇒そんなことはありません。

後者については、異なるタイプの病変が追加発生(2つのタイプの病変が混在)すると、(これは素人考えですが)遠隔転移する可能性が高くなることはないのでしょうか?
⇒全くの考えすぎです。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/10/1
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