[管理番号:11985]
性別:女性
年齢:36
病名:右乳房浸潤癌
症状:
投稿日:2024年08月24日
こんにちは。
4月に生検で右乳房非浸潤癌と診断され、7月に乳頭乳輪温存皮下乳腺全摘を受けました。
乳がんの手術前からこちらのQ&Aで勉強させて頂いております。
病理検査の結果です。
①浸潤癌病巣:1ヶ所 右乳房D領域 9×6×6mm pT1b
②乳管内伸展巣を含む領域サイズ:CD領域 40×35×17mm
③組織型:Invasive ductal carcinoma, scirrhous type (生検時より変更)
NG:Grade 1 HG:Grade Ⅱ(核異型score 2,核分裂score 1,腺菅形成score 3)
④g(+) f(+) s(-)? p(-) , INFb, Ly0, V0
⑤pNO(sn);Total 0/1
⑥Surgical margins ; negative
⑦pT1bn0, pStage I A
⑧ER: tumor cellの≒90%に陽性 判定:score3b
PgR: tumor cellの≒90%に陽性 判定:score 3b
MIB-1 index≒10%
HER2 2+陰性 1.26 増幅なし
この結果から、ルミナールAタイプと診断され術後の治療でホルモン治療を5年するように主治医から言われております。
ホルモン治療をせずに妊娠を希望しています。
主治医からはホルモン治療を行った場合の再発率とホルモン治療をしなかった場合の再発率をしっかりとした数字でお話しして頂けませんでしたので今回こちらで質問させて頂きました。
病理検査結果から見た私の場合の
①ホルモン治療をした場合の再発率
②ホルモン治療をしなかった場合の再発率
③ホルモン治療をしない場合に妊娠出産が再発率を更に上げてしまうと主治医より話されていますがどの程度上がってしまうのでしょうか?こちらのQ&Aを見させていただく限りでは再発率に影響しないと目にしました。主治医の意見と正反対なので再発率に影響があるのかないのかが知りたいです。
上記3点についてお教え頂きたいです。
ホルモン治療を受けた場合と受けない場合での再発率を確認してから、今後ホルモン治療を受けるのか、ホルモン治療なしで妊娠出産に向けて進めるのかを判断したいと思っています。
お忙しい中大変恐縮でござますが、どうぞ宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
OncotyepDXが保険適応となった以上、再発率(ホルモン療法のみと、ホルモン療法+抗癌剤の場合と両方が解ります)はOncotyepDXを行いご自分で確認しましょう。
①ホルモン治療をした場合の再発率
②ホルモン治療をしなかった場合の再発率
⇒再発率について知りたい場合には(私の個人的感想よりも)是非、OncotyepDXをして「正しい数値」を確認しましょう。
♯「ホルモン療法をしない場合の再発率」はOncotyepDXにも記載がありませんが、おおよそ「ホルモン療法をしない場合よりも再発率が20%程度改善する」ことを参考にしてください。
③ホルモン治療をしない場合に妊娠出産が再発率を更に上げてしまうと主治医より話されていますがどの程度上がってしまうのでしょうか?
こちらのQ&Aを見させていただく限りでは再発率に影響しないと目にしました。主治医の意見と正反対なので再発率に影響があるのかないのかが知りたいです。
⇒無論、再発率に影響ありません。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/2
***