［管理番号:11972］
性別:女性
年齢:54
病名:浸潤性小葉がんステージ1
症状:
投稿日:2024年08月18日
6月にステージ1の乳がんで全摘しました。病理検査の結果、8mmの浸潤性小葉がんでした。
ルミナルタイプA、Mib10%.悪性度1と、比較的大人しいタイプだから抗がん剤はやらずにホルモン治療をしています。
小葉がんは転移しやすいと聞いてそういう説明がなかったので途端に不安になりました。
本当に抗がん剤なしで大丈夫なのでしょうか？
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
小葉がんは転移しやすいと聞いて
⇒誤り。
そんなデータは存在しません。
本当に抗がん剤なしで大丈夫なのでしょうか？
⇒単純に…
メールに記載ありませんが、ＰｇＲは強陽性でしょうか？
★ＥＲ，ＰｇＲ共に強陽性でかつ、質問者のように「MIB(Ki67)=10%」「Grade1」であれば（ＯｎｃｏｔｙｐｅＤＸしても）「ｌｏｗ ｒｉｓｋ」となる確率が高いとは思いますが、納得するためにＯｎｃｏｔｙｐｅＤＸはお勧めです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/8/26
＊＊＊
質問者様から 【質問２】
小葉がんについてお聞きします
性別:女性
年齢:54
病名:小葉がんステージ1
症状:
投稿日:2024年08月26日
先日は丁寧なお返事ありがとうございました。
追加で質問をお願いします。
Pgrが強陽性なのか？との事でしたが、先生には陽性としか言われておらず、強なのかどうかは分からないのですが、結果は以下の通りでした。
ER:PS5+IS2=TS7
PgR:PS3+IS1=TS4
HER2:1+
MIB1 index:10%
unclear grade 1
histological grade I
主治医は、抗がん剤はやってもやらなくても効果はかわらないからやりたせんと言われました。
どうなのでしょうか？
田澤先生から 【回答２】
こんにちは。田澤です。
まずは以下の表をご覧ください。
「染まっている割合」と「染まっている濃度（強度）」の組み合わせがAllred scoreです。
Allred score
染色細胞割合(PS) 1:染色される細胞が0～1/100
2: 〃 1/100～1/10
3: 〃 1/10～1/3
4: 〃 1/3～2/3
5: 〃 2/3～1
染色強度(IS) 0:全く染まっていない
1:弱く染まっている
2:中間程度に染まっている
3:強く染まっている。
♯判定基準 染色細胞割合(PS)＋染色強度(IS)=TSとして3以上を陽性
★つまり質問者の場合には
ＥＲ ＰＳ５＋ＩＳ２＝ＴＳ７ なので染色される細胞が「2/3～１」で染色強度が
「中間程度」となり、
ＰｇＲ ＰＳ３＋ＩＳ１＝ＴＳ４ 〃 「1/10～1/3」 〃
「弱い」となります。
つまり結論としてＰｇＲの染色は強陽性ではありません。★★
「主治医は、抗がん剤はやってもやらなくても効果はかわらないからやりたせん」
⇒ちょっと、（私には）言っていることが信じられません。
それ（抗癌剤をやるべきか？）を調べるためにＯｎｃｏｔｙｅｐＤＸがあるのではないか！
質問者は上記★★でもあり、やはりＯｎｃｏｔｙｅｐＤＸすべきでは？
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/4
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