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針生検結果グレーについて

[管理番号:11873]
性別:女性
年齢:33
病名:通常型乳管過形成
症状:しこり、胸の痛み
投稿日:2024年06月17日

33歳女性です。
しこりの切除手術は決めているのですが、もやもや悩んでおり、こちらで質問させて
いただきたいと思います。
まずは、しこり発見後の治療について時系列で記載します。

・2023年8月
自身で右胸外に11mmのしこりを発見。病院でのマンモグラフィとエコーの結果、「乳腺症に思えるので半年後に経過観察」となりました。

・2024年2月
経過観察でエコーを行うと、大きさは変わりないものの血流の変化が見られ、その場で針生検(CNB)をした結果、グレーとなりました。心配で医師に相談すると、「そんなに心配ならMRIやってみる?」と言われ受けることにしました。

・2024年5月
MRIを受け、MRI上だと14mm「造影される腫瘍あり」「造影剤が入るスピードは中間だった」との結果となり、経過観察で十分だと言われ、経過観察中です。

・2024年6月
心配でセカンドオピニオンを受けた結果、その医師からは下記のように言われました。
「MRIをやるのであれば、針生検の前に行わないと、結果が悪く出てしまう。針生検後のMRIでは出血後なので、しこりがはっきりと大きく造影されてしまう=(悪性寄りに写ってしまう)、しかし、しこりの境界線がはっきりと写っている(=良性寄りに写ってしまう)となり、あまり参考にならないデータとなる。
そうなると、エコーの方が信ぴょう性が高いが、エコーを見た感じは、境界線が不明瞭であるため、悪性も良性もどちらの可能性もありうると考えられる。病理医の針生検結果を見ると、「通常型乳管過形成」と診断はついているものの、その下に「非浸潤性乳管癌の低の可能性も否定できない」とコメントがあることから、病理医が診断に悩んでいる様子も見受けられる。将来的に不妊治療等を検討されているのであれば、このまま手術で切除し、病理検査に回す方向が賢明だと思う。」

そこで質問です。
①病理医は「通常型乳管過形成」と診断しておきながら、「非浸潤性乳管癌の低が否定できない」との結論も出していますが、なぜその間にある「異形乳管過形成」とすっとばしているのかが、納得できないです。それほど診断が難しいのであれば、やはり悪性の可能性は高いのでしょうか。また、病理診断は俗人的な部分も多いかと思っており、その診察の正確性がどの程度なのかが疑問が残りますが、いかがでしょうか。

②万が一、腫瘍切除後の病理検査でもグレーとなった場合、癌のときと同様に、再度、腫瘍の周りの組織も多めに除去する(2度目の手術も受ける)方がよいのでしょうか。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

大変申し訳ありませんが…

11mmのターゲットに対して「きちんと診断できない」のは針生検の精度の問題にすぎません。
私がCELERO(一度、前医で診断不備の場合のケースではMMTE)を行えば、当然確定診断となります。

このように、診断精度が低い針生検をされて「余計な心配で悩んでいる」Qを見ると、大変可哀想になります。
全ての患者さんを(最初から)私が組織診すれば、このような無用な悩みも世の中から消えるのに…(愚痴です。スミマセン)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/6/26
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