[管理番号:11423]
性別:女性
年齢:63
病名:乳がんステージ3B
症状:皮膚浸潤
投稿日:2023年11月13日
今年の10月に母が乳がんと診断され、このQ&Aで勉強しながら漠然とした不安を紛らわせています。
初診のクリニックのエコー、マンモ、針生検結果で、乳頭直上乳輪部の腫瘍径6ミリのステージ1乳がんと診断され、そこから紹介された大きな病院でCTやMRIを受け本日検査結果を聞いて来ました。
結果、腫瘍径がエコーで23㎜、MRIで16㎜の浸潤癌であるが、皮膚浸潤が見られるためステージ3Bという内容でした。
リンパ節転移はエコー、MRI上では無し、ホルモン陽性、HER2 2+ DISH陰性、Ki-67は手術の組織で評価と書かれていました。
田澤先生がおっしゃるように初診での遠隔転移は現実として否定されて安堵しましたが、ステージがいきなり上がってしまったため少し動揺しています。
腫瘍は皮膚を破ったりと顔を出していませんが、膨らみがあり触ると硬いしこりを感じます。そこで質問なのですが、
①腫瘍が小さな状態で皮膚浸潤を起こしたというのは乳頭乳輪付近が乳管と近く、皮下脂肪が薄い場所だからと判断して大丈夫でしょうか?
②乳頭乳輪部はリンパ節が集まっている場所だからリンパ節転移しやすいという話を担当医から聞きましたが、この腫瘍径ではどの程度転移している可能性があるのか、
腫大が見られない以上転移があったとしても微小転移と考えて大丈夫でしょうか?
③広範囲に腫瘍が皮膚に潰瘍等を作らない限り影響は無い、腫瘍直上への皮膚浸潤は実質ステージ2相当という田澤先生の他の方への回答、大事なのは腫瘍径という回答を見て少し前向きになれましたが、当方のような場合でも実質ステージ2相当と考えて大丈夫でしょうか?
拙い上にQ&Aの既出の回答と被る部分が多いかもしれない質問で申し訳ありません。
手術は12月(下旬)日を予定しており、術後療法もやる事をやるつもりで今後もこちらで勉強させて頂きます。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
①腫瘍が小さな状態で皮膚浸潤を起こしたというのは乳頭乳輪付近が乳管と近く、皮下脂肪が薄い場所だからと判断して大丈夫でしょうか?
⇒その通り、どうしても乳頭付近では皮膚浸潤をしやすいのは確かです。
★ただ、(質問者のケースが当て嵌まるのか?は不明ですが)臨床的にはcT4bとしてcStage3bとしていても、手術病理の結果(真皮浸潤のみとして)cT2、cStage2Aとなるケースも散見されます。
肉眼的に皮膚を破ってなく、皮膚にくっついている程度だと上記となる可能性はありそうです。
?乳頭乳輪部はリンパ節が集まっている場所だからリンパ節転移しやすいという話を担当医から聞きましたが、この腫瘍径ではどの程度転移している可能性があるのか、
腫大が見られない以上転移があったとしても微小転移と考えて大丈夫でしょうか?
⇒乳頭乳輪部はたしかに、「そう」言われていますが…
実際に画像上晴れていなければ、普通に「転移陰性の方が圧倒的に多い」ですよ。
余計な心配と言えます。
③広範囲に腫瘍が皮膚に潰瘍等を作らない限り影響は無い、腫瘍直上への皮膚浸潤は実質ステージ2相当という田澤先生の他の方への回答、大事なのは腫瘍径という回答を見て少し前向きになれましたが、当方のような場合でも実質ステージ2相当と考えて大丈夫でしょうか?
⇒まさに上記とおりです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/11/22
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