[管理番号:11421]
性別:女性
年齢:49
病名:左乳がん
症状:半年の抗がん剤が終わり、放射線治療前の段階で肺に大きめの影が見つかりました。
投稿日:2023年11月13日
先生、はじめまして!
49歳のシングルマザーです。
今年2月に乳がんが分かり、当初は1センチほどの非浸潤だと思うと言われていましたが、4月に全摘手術するとリンパにも4つ飛んでおり、ステージ2と言われました。
ルミナールBの悪性度が高いものだそうです。
その後、ドセなどの抗がん剤を半年実施済み。
放射線25回と口径の抗がん剤2年とホルモン治療10年を予定していたのですが、放射線の前の線を引く為のCTで、肺に3センチほどのはっきりした影が出来ていて、放射線は肺に被るのでストップとなっています。
手術前のCTやPETではそのような影は無かったのですが、抗がん剤をしている半年で肺への転移や、肺がんが大きくなることはあることなのでしょうか?
がんの確認のため、再度造影剤CTと、気管支鏡検査を受けますが、肺がんが併発した場合、乳がんの治療もままならなくなるだろうし、何より肺がんは予後が良くないと聞くので心配でなりません。
シングルで子供がまだ小さいのと子供の父親は頼れないため、不安で押しつぶされそうです。
乳がんと肺がんは同時治療は可能なのでしょうか?
どうか御指南いただけると助かります。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
リンパにも4つ飛んでおり、ステージ2と言われました。
⇒これは勘違いですね? リンパ節転移4個以上はpN2となりpStage3Aとなります。
乳がんと肺がんは同時治療は可能なのでしょうか?
⇒いずれ単発ならば(乳癌肺転移なのか、原発性肺がんなのかは不明のままで)手術して摘出しましょう。
そして、その結果で「乳癌肺転移だったら」乳癌としての(転移再発)治療を、「原発性肺癌だったら」肺がんの治療(この場合には肺がんの術後補助療法となります)を行うことです。
因みに、(もしも肺転移だとしても)手術して術後長期間無再発の方も複数経験しています。希望をもって治療を進めていきましょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/11/22
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