[管理番号:11188]
性別:女性
年齢:29歳
病名:葉状腫脹
症状:
投稿日:2023年6月16日
去年11月に2.8センチ、様子を見ていた乳腺線維腺腫を先月29日に3.5センチで摘出。
葉状腫瘍、良性、一部境界型でした。
病理結果 腫瘍は7分割
#1乳頭状形態をとる上皮増殖が目立ち、#2-7間質細胞の増殖が観察されます。
juvenile fibroadenomaも考えましたが、本評本上では良性、一部境界型の葉状腫瘍が適当でしょう。
なお、この葉状腫瘍自体は陳旧化が進んでおります。
とのことでした。
質問なのですが、
・病理情報量が少ないですが、この腫瘍自体は境界型と認識した方がよいですか?
・今、乳頭状上皮に対し特染を実施しておりますが、癌を疑ってのことでしょうか。
・腫瘍自体の陳旧化とは、悪性変化に向かっていたということでしょうか。
・腫瘍自体は取りきれているとのことでしたが、マージンを取っておりません。
一部に境界型ということで、追加切除をお願しましたが、メリットがないとのことで、できないようです。
再発は避けたく、最初の手術が肝心であるとのことですが、追加切除でも間に合うでしょうか。
また、乳房の形が変わってでもしっかり切除をしたいと考えており、妥協なく行いたいです。
術後にはなってしまいますが、田澤先生のところで追加切除をしていただくことは可能でしょうか。
回答よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
葉状腫瘍で重要なのは「浸潤性増殖であるかどうか?」です。
つまり「浸潤性増殖があれば、境界悪性」だと(私は)理解しています。
その意味で質問者のレポートで「一部境界型」としている根拠が不明です。
★もしも可能であれば、その病理医に(主治医を通して)「浸潤性増殖の有無を確認」するか、(もしくは)病理のセカンドオピニオンなど考えてもいいかもしれません。
再発は避けたく、最初の手術が肝心であるとのことですが、追加切除でも間に合うでしょうか。
また、乳房の形が変わってでもしっかり切除をしたいと考えており、妥協なく行いたいです。
⇒その考え方は(葉状腫瘍には特に)重要だと思います。
術後にはなってしまいますが、田澤先生のところで追加切除をしていただくことは可能でしょうか。
⇒それであれば、手術相談メールしましょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/28
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