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肉芽腫乳腺炎の治療について

[管理番号:11168]
性別:女性
年齢:30歳
病名:肉芽腫性乳腺炎
症状:
投稿日:2023年6月8日

生理前に右胸が張り、ひどく痛み、その後硬いしこりができ、病院を受診しました。
マンモグラフィーとエコーの様子と、細菌検査から、コリネバクテリウムが見つかり、肉芽腫性乳腺炎だろうと診断がおりました。
症状としては、熱もなく、胸に赤みもなく、痛みは生理前に少し痛むくらいでしたので、抗生剤を1ヶ月飲んで様子見となりました。
その後、関係性があるかは、わかりませんが、両足に虫さされのような小さな発疹ができ、それがどんどん広がり、皮膚科を受診したところ、結節性紅斑と診断がおりました。
皮膚科の先生からは、もしかすると肉芽腫性乳腺炎と関わりがあるかもしれないし、薬が関係してるかもしれないし、原因がわからないことがほとんどと言われました。
併発することはあるのでしょうか?足の痛みと戦う毎日です。
肉芽腫性乳腺炎の治療は、痛みや胸の発疹もないため、今は何もしていませんが、膿がたまっているようで、しこりが大きくやはり気になります。
膿を出すために切開をするか、ステロイド治療(膿を出さなくてもステロイドだけでいいのでしょうか?)をするか、経過観察でいいのか…悩んでいます。
第二子を考えているため、経過観察を選んだ場合、妊娠中に悪化したらどうなるんだろう…と考えたりします。
そう考えるとはやく治療をしたほうがいいのかなあとも思います。
助言を頂けたら幸いです。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

結節性紅斑は「しばしば」肉芽腫性乳腺炎に合併します。

貯まっているものは「膿ではなく、肉芽の溶けたもの」です。
肉芽腫性乳腺炎は無論、良性疾患だから放置しても(癌のように)進行して困ることはありません。
なので患者さん自身が(その症状に)困っていないのであれば放置でも構いません。

ただ治療をするのであれば、「無駄な抗生剤や切開はせずに」プレドニンを内服しましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/17
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