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手術までの期間について(その他不安な事)

[管理番号:11094]
性別:女性
年齢:51歳
病名:浸潤性乳管ガン
症状:胸のしこり(質問文記載通り)
投稿日:2023年5月15日

お忙しい中、よろしくお願い致します。

昨年、12月に家の近くのクリニックで8mmのしこりが発見されました。

3か月後の3月(中旬)日に再度診察を受け、3月(下旬)日に針生検をして頂きました。

その結果、4月(上旬)日に浸潤性乳管ガン充実型グレード3と言われ、先生から「悪性度が高いから早く大きな病院で治療をした方が良い」との事でガン専門病院を紹介して頂きました。

クリニックでとった組織を持って、4月(中旬)日からガン専門病院に行きました。

初診では血液検査を受け、5月(上旬)日にマンモ、エコー、MRIの検査を受けました。

その結果が5月(中旬)日に分かり、13mm×12mm、ER陰性、PGR+20%、HER2陰性、
KI6930%、画像上リンパに転移はない、トリプルネガティブと思って良いという診断を受けました。

手術日は6月最後の週と言われています。

ここでいくつか質問させてください。

・初診から約半年経っており、ガン告知から2カ月半以上経っています。

その上で、現在5月15日から約1か月半後の手術で大丈夫なものなんでしょうか?
8mmだったしこりが13mmになっているので不安で仕方ないです。

・PGRが20%あるのですが、サブタイプはトリプルネガティブなのでしょうか?

・最近、少しの腰の痛みや右足に痺れがあるのですがこれは今回の私のガンに関連したものでしょうか?

抽象的な質問が多く、申し訳ございませんが、不安で毎日仕方がないのでお返事頂けると幸いです。

よろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

その上で、現在5月15日から約1か月半後の手術で大丈夫なものなんでしょうか?
⇒それ位が通常です。
決して「緊急性のある状況」ではないと理解しましょう。

・PGRが20%あるのですが、サブタイプはトリプルネガティブなのでしょうか?
⇒トリプルネガティブではありません。
(このケースでは)是非、手術標本でもサブタイプを再度検索することを「厳に」お勧めします。(是非、主治医に「強く」主張してください!)

・最近、少しの腰の痛みや右足に痺れがあるのですがこれは今回の私のガンに関連したものでしょうか?
⇒100%違います。
 10000%女性ホルモンによる刺激症状です。(そもそも更年期に向かって卵巣が不安定となっている状況で、ガンと言うストレスが加わって「更に」卵巣が不安定となっているのです)

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/22
***

質問者様から 【質問2】

術後の病理検査の結果及び今後の治療について
性別:女性
年齢:51歳
病名:浸潤性乳管ガン
症状:
投稿日:2023年7月10日

田澤先生
お世話になっております。

以前、質問させて頂いた管理番号11094です。

お忙しい中、質問に答えてくださりありがとうございました。

田澤先生のご丁寧なお返事に感謝しております。

再度、お忙しい中申し訳ございませんがその後の経過についての報告とそれに伴いいくつかの質問をさせてください。

よろしくお願い致します。

【経過】
管理番号11094のスレッドで6月後半の手術予定と記載しましたが、手術の日程が早まり5月(下旬)30日に右全摘手術を終えました。

退院時に7月(上旬)日に病理検査の結果の予約をとってもらい、先日結果を聞いてきました。

病理検査の結果ですが詳細に、サイズ1.3cm以上2cm以下(正確なサイズは来週分かるようです)ER陰性、Pgr陰性(針生検時の20%は全体で見たら1%以下でした)Her2陰性、Ki67 50%(針生検時は30%)、グレード2、リンパ節転移無し、脈管侵襲無し、サブタイプはトリプルネガティブ、ステージ1の結果でした。

今後の治療として、全身に散らばっているガンを無くす為、抗がん剤治療との事です。

来週に、腫瘍内科の先生の診察が入っております。

現在の身近に感じられる症状として1カ月程前から、めまい、立ち眩みがあり、血液検査の結果貧血ではありませんでした。

右肩甲骨の痛みや腰の痛みもある為、主治医から全身のCT検査及び頭部のCT検査を進められ予約をしてきました。

以上が経過になります。
ここでいくつか質問させてください。

【質問】
・めまい、立ち眩み、各部位の痛みは転移に関係ありますか?
(トリプルネガティブは月単位で進行が進むと聞きとても不安です。
全身に散らばっているガンが成長している事はありますか?)

・今後、抗がん剤治療をするにあたって、私はシェーグレン症候群、甲状腺機能低下症の持病があります。
また白血球も普段から3000以下で少ないです。
(この間の検査では2900でした)
このような場合でも、抗がん剤治療はできるのでしょうか?(耐えられるのでしょうか?)
その上で抗がん剤の量を減らしての治療は効果があるのでしょうか?
また、どのような抗がん剤が適切なのでしょうか?
田澤先生のご意見をどうか伺いたいです。

・手術後から、抗がん剤治療まで約2カ月程時間が空いていますが、私の病状でも(トリプルネガティブKi67 50%)大丈夫なのでしょうか?

不安で、眠れない夜が続いています。

どうか、よろしくお願い致します。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

今後の治療として、全身に散らばっているガンを無くす為、抗がん剤治療との事です。
⇒明確に「誤り」

冷静に考えてください。
抗癌剤を(何らかの理由で)しない患者さんが「全員再発する」と思いますか?(無論、全く違います)
抗癌剤は再発率を数パーセント低下させるにすぎません。

つまり以下の3群に分けられるのです。
1群 抗癌剤をしなくても再発しない群 ←この群は「そもそも全身に癌細胞は散らばっていない」
2群 抗癌剤を(しなければ再発する運命だったが)したので再発しなかった群 ←この群が抗がん剤の効果がある群となります。
3群 抗癌剤をしても再発する群

質問者はこれらのどの群なのか?全く解らないので(つまり2群の可能性が否定できないので)抗がん剤をするのです。

★上記1群は「全身に散らばっていない」わけだから、正確に言えば『全身に散らばっているかもしれない癌細胞をたたくため』となります。

現在の身近に感じられる症状として1カ月程前から、めまい、立ち眩み右肩甲骨の痛みや腰の痛み
⇒これはほぼ間違いなく 更年期の症状です。 CT撮っていけないとはいいませんが、「更年期の症状の可能性が高いけど、心配ならばCT撮りますか?」的な言い方にすべきでしょう。

【質問】
・めまい、立ち眩み、各部位の痛みは転移に関係ありますか?

⇒更年期の症状です。
 転移の症状では全くありません。

(トリプルネガティブは月単位で進行が進むと聞きとても不安です。
全身に散らばっているガンが成長している事はありますか?)

・今後、抗がん剤治療をするにあたって、私はシェーグレン症候群、甲状腺機能低下症の持病があります。
また白血球も普段から3000以下で少ないです。
(この間の検査では2900でした)
このような場合でも、抗がん剤治療はできるのでしょうか?(耐えられるのでしょうか?)

⇒その疾患の主治医に確認が必要となりますが、(それで問題なければ)普通に抗がん剤はできますよ。
★抗がん剤が「強い人にしかできない治療」だと勘違いしてますか?
 全くそんなことありません。

・手術後から、抗がん剤治療まで約2カ月程時間が空いていますが、私の病状でも(トリプルネガティブKi67 50%)大丈夫なのでしょうか?
⇒100%問題ありません。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/7/20
***

質問者様から 【質問3】

抗がん剤投与中の不安な事について質問させて頂けたらと思います。
性別:女性
年齢:52
病名:
症状:
投稿日:2023年12月20日

田澤先生
お世話になっております。

以前、質問させて頂いた管理番号11094です。

毎回、質問に丁寧に答えてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。

こちらで勉強させて頂いておりますが、自分ではどうしたら良いか分からず再度の質問をお許しください。

お忙しい中申し訳ございませんがよろしくお願い致します。

以前質問させて頂いた後の経過も含めて現在の状態をお伝え致します。

術後病理結果、浸潤径2.0cm×0.8cm Ki67 50% 異形度2 脈管浸襲- リンパ節転移-トリプルネガティブステージ2Aと言われました。

乳腺外科の主治医からは、1.3cm以上2.0cmよりは小さいのでステージ1と病理の結果を見て言われていたのですが、腫瘍内科医からは2.0cm×0.8cmと伝えられステージ2Aと言われました。

7月終わりから、抗がん剤AC-T療法(AC3週に1回×4クール T1週に1回×12クール)をしております。

AC1回目に好中球減少症になり、1週間の入院になり2回目からはジーラスタを打ちながら(2回目は1週遅れて4週目に投与)その後は予定通りAC療法を完遂致しました。

その後10月終わりからT療法(パクリタキセル)が始まったのですが、2回投与後から好中球が780になり、1回スキップ、その後2回連続で少し好中球が足りないながらも投与しましたが、5回目投与の日、好中球が620でスキップ、その後も550→560と3週間できていない状態です。

来週(12月25日)もできないとなると、1月は1日と8日が祝日の為、次は1月15日になってしまいます。
(他の日は予約がいっぱいとの事)

またパクリタキセルで好中球がこんなにも上がらないのは白血病などの可能性もなくはないと言われ本当に不安です。
(持病でシェーグレン症候群も患っています)

以上が現在までの経過になり、ここからいくつか質問させてください。

①パクリタキセルで現在3週続けてスキップ、次回できなければ6週スキップになってしまいますが、この際薬の効果はあるのでしょうか?
(現在4回投与済み、残り8回やらなければいけないのですが完遂できるか不安です)

②好中球を上げる注射などをしたいと主治医に話しましたが、「そこまでしてやる必要がありますか?」と言われていますが注射をしてでも好中球を上げて治療を続けたほうがよろしいでしょうか?

?パクリタキセル4回で中止した場合、再発転移率は増えてしまいますか?

?パクリタキセルでここまで好中球が上がらないのは他の病気(白血病など)の可能性はありますか?
(ちなみにその他の数値としてWBC1600 RBC372 PLT16.9 HGB11.9 好中球560 リンパ球700 MONO2.1 EO0.9 BA0.1になります)

お忙しいところ申し訳ございませんが、不安で毎日が辛くどうしようもない状態です。
是非田澤先生のご意見お聞かせください。
よろしくお願い致します。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

またパクリタキセルで好中球がこんなにも上がらないのは白血病などの可能性もなくはないと言われ本当に不安です。
⇒それは無責任なコメントと言えます。

白血病ならば「幼若白血球など」異常なものが血液像に出る筈です。
グランしながら行ってもいいとは思います。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/12/28
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