[管理番号:10532]
性別:女性
年齢:43歳
病名:非浸潤乳管がんからの乳頭部再発
症状:乳頭部 かぶれ ただれ
投稿日:2022年8月22日
いつも拝見させて頂いております
母親が52歳で乳がんによって他界しております
現在43歳です
2019/1月 マンモにて石灰化がありマントーム生検にて非浸潤乳管癌と診断
2019/3月 乳頭乳輪温存皮下乳腺全摘手術
エキスパンダーを入れ同時再建
術後病理にて 4.6cm??2.5cm HER2陽性 リンパ転移なし グレードI 断端陰性 DCIS100%
術後治療なしの半年に一回エコー血液検査、年一回マンモと経過観察をしてきました。
2022/1月 乳頭部かぶれがあり受診
かぶれた液をプレパラートで見るも細胞が取りきれず大小
なる細胞が見られたが非浸潤である事と薬によりかぶれが治った為心配ないだろうと経過観察。
2022/5月 定期検診でマンモエコー血液検査に異常なし
2022/8月 たびたびかぶれて薬で治る為念のためもっと詳しい検査をお願いし乳頭一部を、採取し細胞診を行う
細胞診の結果 癌細胞ありと診断されました。
非浸潤からの乳頭部局所再発は今後どの様な治療になるのか予後はどれぐらいのものになりますか?
細胞診の結果がDCIS40% HER2陽性とありました抗がん剤は必要でしょうか?
乳頭温存をそれほど望んだ訳ではなかったのですが年齢を考慮し残せるのであれば残そうとしてくれたようで
心配症の為術後も何か治療をしたいと申し出ましたが非浸潤の為無治療で経過観察でいいと言われました。
せっかく非浸潤で見つけたのに今回は浸潤していたようでショックです。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
非浸潤からの乳頭部局所再発は今後どの様な治療になるのか予後はどれぐらいのものになりますか?
⇒勿論、乳頭乳輪を含めた手術です。
術後薬物療法はおそらく不要では?(術後の病理結果が出てから考えればいい話です)
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/8/31
***
質問者様から 【質問2】
非浸潤乳管癌 乳頭乳輪温存皮下全摘後 乳頭部再発について
性別:女性
年齢:43
病名:乳頭部局所再発
症状:乳頭糜爛
投稿日:2022年9月6日
先日はご丁寧にお返事頂きありがとうございます。
いつも乳がんプラザで勉強させていております
先日、非浸潤乳管癌かは浸潤癌が再発した件についてご質問させて頂きました。
再発が確定してから造影剤CTと胸部MRIにて他臓器及びリンパに明らかな転移が見たからなかった為局所再発となり、本日局所麻酔にて手術を行ってまいりました。
病理結果は来週となります。
病理結果がでないと詳しい治療方針が出ない事は重々承知しております。
先生が以前のコラムで局所再発について載せていらっしゃいましたが、こちらのコラムを読ませて頂いて、自分は局所再発で根治を望んでいいのでしょうか?
今回再発は乳頭の糜爛を繰り返した事により発覚しました。
術前のエコーではしこりとなるものはなかったようです。
乳頭のかぶれは今年の1月なら異常を感じかぶれた液をプレパラートで見るいう検査をしましたが癌細胞はでなく、5月の定期検診でも異常がなく8月に組織をとって詳しく検査してほしいと希望して検査した結果、癌細胞があり今回は浸潤していました。
質問としましては
①異常に気づいてから8カ月も経過してしまいましたがこれほど経過していても局所再発は局所のみとなりますか??
全摘後無治療だった為全身に癌細胞が流れてるのでしようか?
②病理結果で脈管侵襲や皮膚浸潤があった場合、非浸潤乳管癌で見つかったはずがいつ転移をしてもおかしくない癌となったのでしょう?
③細胞診ではHER2陽性でしたが、やはり浸潤癌の為HER2治療を行い抗がん剤をした方が予後がいいのでしょうか?
④そもそも乳頭乳輪温存は距離が十分にある場合という文献を見たのですが、乳頭直下まで癌細胞があったと記憶しております。
強く乳頭乳輪温存を望んだ訳ではなかったのですが、もし乳頭乳輪も切除していたらこの再発はなかったと思っていいのでしょうか?
これはとっても悔やまれます。
せっかく非浸潤乳管癌で発覚し再発の可能性が少なかったのにこれから抗がん剤をしなければならないと思うと切なさでいっぱいです。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは田澤です。
質問は、病理結果が出てからにしましょう。
結果待ちの場合、「もしも○○だったら、どうなんでしょうか?」的な「仮定のQ」はお控えください。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
***