[管理番号:10172]
性別:女性
年齢:49
病名:
症状:
投稿日:2022年3月22日
初めて質問します。
宜しくお願い致します。
1月に右胸 精密検査(針生研)を受け、
2月に右胸 浸潤性乳管癌(充実癌く硬癌)
TNM分類 T(1c) N(0) M(x)
ステージ1
ホルモン剤には良く効くタイプ
HER2陰性
Ki67 40%
と告知されています。
その後入院できる施設へ転院をし、超音波、マンモ、MRI、PET、遺伝子検査をしました。
細かくみると、右胸に1つではなく、乳頭の方にもずら~と長くあるようで、MRIやPETでみても2つと乳管内にもあるようにみえます。
場所は右胸乳頭上中心より胸骨寄り。
リンパ節転移なし。
左乳頭下外側に嚢胞。
細胞診をしたら萎んだとの事。
遺伝子検査陰性
右胸全摘する予定です。
次回の診察の時までにセンチネル生検の際、リンパ節転移が1つあった場合、リンパ節郭清をするかどうかを決めてきて下さい。
と、言われております。
再発等も不安な為、どうしたら良いのか悩んでいました。
リンパ節転移が1つでもあれば抗がん剤は使うとの事。
先生的にはリンパ節転移が微小転移が1つでもあれば全て取り除くようにしますか?また2ミリ以内?1個まで?2個までならそのリンパだけを取る?…等教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
リンパ節転移が1つでもあれば抗がん剤は使うとの事。
⇒リンパ節転移の有無と「抗がん剤による上乗せがあるのか?」は全く別次元の話!
是非、OncotypeDX(現在はOncotypeDX無償提供プログラム注)を用いて「正しく」判断しましょう。
「先生的にはリンパ節転移が微小転移が1つでもあれば全て取り除くようにしますか?また2ミリ以内?1個まで?2個までならそのリンパだけを取る?…等教えていただきたいです。」
⇒私は「微小転移なら省略」「肉眼的転移ならば(1個でも)郭清」します。
★センチネルリンパ節生検の取り扱いについては是非『今週のコラム 163回目乳癌診療の基本2 腋窩リンパ節の取り扱い 「そりゃ、もう大騒ぎさ 」』を熟読してください。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/3/30
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質問者様から 【質問2】
ホルモン治療の必要性についてと新たなシコリについて
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳癌
症状:乳頭下しこり、卵巣嚢腫、子宮筋腫
投稿日:2022年6月17日
病理の結果がでました。
浸潤性乳管がん
右乳房全摘手術
浸潤系 6ミリ
ホルモン ER.PgR 陽性
HER2 陰性
ki67 10%
リンパ節転移なし
脈管侵襲 軽度
病理検査で細かい癌が至るところに沢山散らばっていました。
数年前から良性の石灰化は指摘されていたので実はそれが細かい癌だったのでしょうか?
ステージ1
ルミナルA
でホルモン治療となりました。
タモキシフェンを2週間程飲んだ頃、婦人科へ行きました。
もともと子宮筋腫があった為、現状を把握する為です。
まだ2週間しかホルモン剤は飲んでいませんが、
子宮筋腫、卵巣嚢腫が両方共4センチ超えでありました。
筋腫の方は膀胱側にあるので頻尿の原因になるようで、症状が酷くなるようなら子宮全摘しても良いのでは…と婦人科の先生に言われました。
この状態ですと、先生ならリュープリンを使いますか?
又は浸潤系も小さいので無治療とかになりますか?
また、対側の乳頭、乳輪下に丸いしこりのようなものに気付きました。
手術前にいろいろ検査をしているから大丈夫だと思いながら少し心配になっています。
乳頭下ってそれらしいものが触れるような事はありますか?
お忙しいところすみませんが宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは田澤です。
この状態ですと、先生ならリュープリンを使いますか?
⇒その通りです。
又は浸潤系も小さいので無治療とかになりますか?
⇒副作用が酷ければ、それも十分選択肢となります。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/6/24
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