Site Overlay

術後の経過(痛みと腫れ)と転院について

[管理番号:9815]
性別:女性
年齢:47歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2021年10月18日

いつも田澤先生のサイトで勉強させていただいており、心より感謝しています。
初めて二つ質問させて頂きます。

一つめに乳癌の手術後の経過についてです。

2021年8月(下旬)日、乳腺外科のある病院で針生検の結果乳癌と診断されました。
大きさ2.5センチ、浸潤がん、核グレード2、ki67
22%、エストロゲン受容体プラス(8/8)、プロゲステロン受容体プラス(8/8)、HER2タンパクほぼ陰性(2+)との事。
ルミナールAかBかははっきりしないが年齢的にが若いので化学療法をした方がいいと言われ、ルミナールAでも化学療法をする事に不安を覚え、
大学病院にセカンドオピニオンに行きました。

そこでは、化学療法はルミナールタイプで選ぶ、との事でそちらで10月(上旬)日に一部切除手術を受けました。

術後3日で退院しましたが、直後から右胸脇の腫れがひどく、
10/(中旬)に50ccを抜きましたが、その後も右胸のわきの腫れ、脇の下、二の腕がはれてピンク色になり固く熱くなっています。

毎日どんどん痛くなり、診察にいきましたが、順調です、としかいわれません。
一ヶ月以上痛む人がいるが普通です。
一日3回ロキソニン飲んでくださいと言われましたが、普通でしょうか。
リンパ節郭清はしていませんが、腕のむくみはあり、リンパ浮腫にならないか心配です。

二つめに、転院についてです。

術後診察に行くと、全身に感染症もないのに来ないでください、と言われたり、診察は予約時間から3-6時間待ちと言われます。

(15時に予約すると19時過ぎ等)。
看護師の方と入院前の相談の約束を15時にして行ったら看護師の方は既に帰っていた事もあります。
待つのが嫌なら変えてくださいと言われ悩んでいます。

術後の転院は難しいと聞きますが、可能でしょうか。

病理診断は11/(中旬)ですが、紹介状を書いて頂くとしたら、その際は何時ごろ(病理診断の後、放射線の後等)可能でしょうか。

大変お忙しい中、読んで頂き心より感謝しています。
先生にご回答頂けましたら幸いです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

率直に言って(歯に衣を着せませんが…)
大学病院は修行中の医師が診療するわけだから、「それを覚悟して」診療を受けなくてはならない。
それを知らずに? 建物が立派だからという理由で「素晴らしい医療を期待」しているとしたら、ガッカリされることが多いことでしょう。

質問者の経過は、無論望ましくはないですが、(大学病院の診療としては)許容範囲なのだと思います。

転院については、ただ「気に入らない」では難しいと思います。
何か理由(治療方針が合わない、通院が困難 など)が必要です。

質問者様から 【質問2】

ホルモン治療の副作用による変更について
性別:女性
年齢:48
病名:乳がん、ルミナールb、ステージ1.リンパ転移なし
症状:ホルモン治療、タモキシフェンが合わず、トレミファンも合わず、続けるかアロマターゼにするか迷っています
投稿日:2023年7月9日

以前もご相談させて頂きありがとうございます。

ルミナールbでタモキシフェンが合わず、現在トレミファンを飲んでいます。

ただ、ケモブレイン(集中できず、物忘れ激しい)、急激な体重増加、だるさ、吐き気で仕事がきつく、続けるか、ホルモン治療をやめるか、アロマターゼ阻害薬にするか迷っております。

先週大学病院からクリニックに移り、アロマターゼ阻害薬を提案されました。

抗がん剤閉経から一年5か月なのと、副作用で関節痛が出ると仕事が外回りの為出来なくなる心配があります。

先生でしたら、こういった場合
アロマターゼ阻害薬にされるでしょうか。

本当はやめたいですが5年再発率ハイリスクで今術後1年9か月の為、
やめられないで悩んでおります。

ご返信頂けましたら大変ありがたいです。

どうぞよろしくお願いします。

(時系列)
2021.10手術、ルミナールb、ステージ1、
HER2陰性、ホルモン8/8陽性、グレード2
リンパ節転移なし
2021.12マンマプリント5年再発率ハイリスク(当時オンコタイプdx が中止だった為)
2022.1抗がん剤AC2回(血便他で中止)
2022.2抗がん剤による閉経
2022.3 ドセタキセル4回(アレルギー症状)
2022.6放射線26回(だるく車椅子に)
2022.7タモキシフェン(ひどい鬱症状、めまい、吐き気、不眠で中止)
2023.1トレミファン(ケモブレイン、体重増加、だるさ、吐き気)

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

ただ、ケモブレイン(集中できず、物忘れ激しい)、急激な体重増加、
だるさ、吐き気で仕事がきつく
先生でしたら、こういった場合
アロマターゼ阻害薬にされるでしょうか。

⇒aromatase inhibitorの適応は閉経後なので、(適応外治療は絶対に行わない)私からは「あり得ない」提案です。

有害事象を考えれば(私なら)1秒も迷うことなく「ホルモン療法は中止」です。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/7/20
***