[管理番号:9628]
性別:女性
年齢:52歳
病名:乳がん HER2陽性 ki 67 20%
症状:
投稿日:2021年8月12日
母親の乳がんのことについてなのですが、
左全摘、同時自家再建「広背筋」
左浸潤癌 4ミリ
リンパへの転移なし
浸潤部でのサブタイプ エストロゲンレセプター<1%
プロゲステロンレセプター<1%
HER2過剰発現 あり
組織学的グレード 1 良い
核グレード 1 良い
MIB-1(ki67)インデックス 20%(増殖能中態度)
以上より大部分が非浸潤癌で、ごく一部浸潤巣あるとの結果でした。
主治医の先生から、抗がん剤を受けても、受けなくてもいいが、受けた方が予後が良い。
と言われています。
パクリタキセル週1を12回
および週に一回ハーセプチン投与、
その後、残り9ヶ月を3週に一回ハーセプチン投与と言われています。
できれば、母親は抗がん剤を受けたくないといっています。
インターネットツールでの抗がん剤なしの生存率(14年間)は89%、抗がん剤をすることで92%、
抗がん剤をすることで再発率は50%と言われています。
抗がん剤をせず、このままいくと、再発する可能性は高いのでしょうか。
Ki 67指数が高めなので、心配です。
また、ハーセプチンのみの治療では、意味がないのでしょうか
お忙しいと思いますが、ご回答よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「抗がん剤をせず、このままいくと、再発する可能性は高いのでしょうか。」
⇒浸潤径4mmであれば抗がん剤を勧めることはありません。
再発率は低いですよ。
「ハーセプチンのみの治療では、意味がないのでしょうか」
⇒全く意味がありません。(絶対に「ハーセプチン単独」は行わないでください)