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乳がん術後6年後反対側のエコー検査について

[管理番号:9620]
性別:女性
年齢:53歳
病名:術後の反対側の検診結果について
症状:エコーでしこり発見
投稿日:2021年8月6日

6年前に乳がんで、全摘同時再建の手術を行い、リンパ節に転移が認められたので、リンパ廓清・抗がん剤治療を行いました。

のち、リュープリン2年間とタモキシフェン服用(タモキシフェンは10年間と言われています)しています。

毎年の検診では、エコーとマンモグラフィでみてもらっています。
今までは異常なしといわれていましたが、今回、反対側にしこりが見られる(昨年はなかった)ので念のため検査と言われました。
その際、細胞診と言われましたが、前回の事がトラウマで最初から組織診をお願いしました。
先生は、もう一度、エコー画面を見られて、大丈夫だと思う、この程度なら調べない場合もあるけど、一度乳がんを経験してるし、念の為だから組織診までしなくてもと言われました。
でも、不安で不安で、良性であったとしてもそれがどのように良性なのかを把握しておきたいと思い、わがままを承知でお願いしました。
先生も、気持ちを汲んでくれて日程調整して組織診に変えてくださいました。

そこで先生にお伺いしたいんですが、現在、ホルモン療法中でも反対側にできることはあるんでしょうか?
その場合の確率はどのくらいでしょうか?
まだ、検査には言っていませんが、患者として、先生を困らせたのかと思うと申し訳ない気持ちと不安とで混乱しています。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

何で、世の中の医師は組織診したがらないのだろうか?(純粋な疑問です)
私なら「最初から」組織診を迷わず提案します。

「そこで先生にお伺いしたいんですが、現在、ホルモン療法中でも反対側にできることはあるんでしょうか?」
⇒無論あります。

「その場合の確率はどのくらいでしょうか?」
⇒そんな「確率」は存在しません。

「患者として、先生を困らせたのかと思うと申し訳ない気持ち」
⇒とんでもない!

 その医師こそ、患者さんが希望しているのだから「グダグダ」言わずにきちんと1
00%確定診断つけてあげるべきです。

 
 


 

質問者様から 【結果2 】

術後の反対側の検診結果について
性別:女性
年齢:53歳
病名:過誤腫
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

先日、相談させていただきありがとうございました。
結果は、過誤腫でした。53歳という年齢であらたにできたしこりなので不安で不安でたまりませんでした。初めての癌告知の時もそうでしたが、なかなか覚悟なんてできません。今回、組織診ではっきりと何かが分かったので、このしこりに関しては今後悪性化するようなものではないと先生に言われました。思い切って組織診をお願いして良かったと思っております。
今回に限らず、こういった事はこれからもあるかと思います。いくつになっても覚悟なんてなかなかできないですが、とにかく、後悔のないように、自分が納得できるように主治医の先生と向き合っていきたいと思います。田澤先生、悩んでた私の背中を押して下さりありがとうございました。

<Q&A結果>