[管理番号:8967]
性別:女性
年齢:36歳
病名:パジェット病について
症状:乳頭分泌物について
投稿日:2020年10月28日
はじめまして。
こんにちは。
一年程まえまで授乳しておりました。
半年ほど前から両側乳頭から黄色の分泌物がありました。
乳腺外科受診したしたが、マンモグラフィー、エコーともに問題はなく、乳頭部分にはステロイドを、塗るよう言われました。
しかし、改善しては塗るのをやめ、やめたらまた繰り返しが半年弱ほど続きました。
半年後検診も合わせて受診しましたが、そこでも異常はありませんでした。
念のため違う病院を、受診し擦過細胞診をされました。
そこで分泌物やり悪性疑いがでました。
しかし、その細胞診をするくらいからステロイドでほとんどとゆうか全く分泌物は出なくなりました。
疑いが、出た以上は検査をするといわれ、パンチングバイオプシーをする予定でしたが、分泌物がなかった為できず、MRIを、撮りました。
そこでの所見は
乳頭内から内側よりに乳管拡張と造影前高信号あり。
小区域性に非腫瘤性病変があり。
明からな拡散低下なく、造影でfast-persistent型と書かれてあります。
(BI RADS C4)
と書かれ、
診断では
右単孔性血性乳頭分泌+
右多発focal enhancement C3
右mass C3
と書かれてます。
もともと右に良性腫瘍がありました。
また卒乳してからも、絞ると白色~透明の分泌物は出ていました。
強く絞ると暗血性のものかでました。
でたことがなかったのでびっくりしています。
質問なのですが、
先生なら①これはパジェット病とされますか?
②乳管内の病変の可能性もあるでしょうか?
③単孔性血性乳頭分泌+とありますが、吸引細胞診からの血腫も、考えられますか?また、他の乳管からは白色ですが、血性となると異常となりますか?これは多孔性のものでしょうか?
4これからの検査はパンチング生検を予定されてます。
とても不安です。
ちなみに、ちゃんと薬をぬりだして、ここ2週間は分泌も爛れもありません。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
診断がまだらっこしい(失礼)
MRIは診断の足しにもなりません。
擦過細胞診も参考程度にしかならないので、病変部分の皮膚生検(この場合には無論「incisional biopsy」を(私なら)最初から提案しますが…
「①これはパジェット病とされますか?」
⇒上記通り。
生検しない限り不明です。
「②乳管内の病変の可能性もあるでしょうか?」
⇒本物のPagetは乳管内病変ですが、(実際には浸潤癌があり)乳頭皮膚への進展部を見ている場合にはPagetoidと呼ばれます。
「③単孔性血性乳頭分泌+とありますが、吸引細胞診からの血腫も、考えられますか?また、他の乳管からは白色ですが、血性となると異常となりますか?これは多孔性のものでしょうか?
4これからの検査はパンチング生検を予定されてます。」
⇒多孔性のようです。
質問者様から 【質問2 】
パジェット病診断について
性別:女性
年齢:36
病名:乳頭パジェット病について
症状:生検と乳頭分泌の現在の症状について
投稿日:2020年11月17日
先日質問させていただきました。
先生がおっしゃっていた通り、MRIでは判断つかず、マンモトーム生検をしました。
乳頭からはもうなにも分泌物出てません。
(絞るとお乳が出ます)
①マンモトーム生検ではある程度のことはわかるのでしょうか?
②乳頭分泌物が出てなくてもパジェット病の可能性はあるのでしょうか?
③パジェット以外だったらなにの可能性があるのでしょうか?
④マンモトーム生検でも陰性の場合もありますか?
生検結果が出るまでソワソワして不安です。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
質問者はPagetを勘違いしているようです。
Pagetは乳頭部(から乳輪部へ広がる)皮膚病変ですよ?
それを診断するには「皮膚生検」となります。
皮膚をMMTEすることはありえないので、乳腺内に病変があるということですね。
一度、頭を整理しましょう。