[管理番号:8924]
性別:女性
年齢:36歳
病名:乳癌 浸潤生乳管癌
症状:
投稿日:2020年10月5日
初めまして。
毎日乳がんプラザを拝見させて頂き妻のおかれている状況はどぉなのか勉強させて頂いております。
先生の希望のあるお言葉1つ1つに勇気を頂いております。
今回、個別に質問させて頂く事をお許しください。
妻には1日でも長く生きていてほしく、変わってあげれない事が悔しくて。
今の状況を説明させていただきます。
8月下旬、右胸内側上部にピリピリと痛みがあり、シコリがある事に気づき近所の乳腺外科でマンモ異常なしエコーにて12mmのシコリあり、生検
9月(上旬)日、生検の結果を聞きに、乳がんの告知
9月(上旬)日、地域で乳がんの実績が多い相良病院にて再度マンモ、エコー診察、組織診。
9月(下旬)日、トリプルネガティブ乳がん、16mm増殖高値での確定診断。
後日、CT・MRI・PET検査
9月(下旬)日、結果を聞きに行きました、MRIでの広がりは20mm無い位、遠隔転移無し、リンパへの転移無し、担当の医師からは温存でいけるとの事でした。
遺伝性乳がんの検査も当日行っていて、結果次第では予防も含め全摘でお願いしようかと思っております。
手術は10月(中旬)日位を予定しております。
今回田澤先生にお伺いしたい事は。
①トリプルネガティブ、増殖高ですが、シコリに気付いて手術までに1月半近く空いてしまいますが、進行してしまう可能性は高いでしょうか?遺伝性の検査をしてしまい2週間程、手術の期間が延びてしまった事を後悔しております。
②初診のエコーで12mmから2週間後のMRIで20mm無い位と言われましたが、8mmも大きくなったとの事ではなく機械の測定での誤差だと認識していいのでしょうか?
③画像診断で温存可能ですと言われて、いざ手術したら広がりが大きく全摘になってしまう可能性は、あるのでしょうか?
命が優先である事は間違いないので、全摘でも構わないと思ってはおりますが。
④遺伝性乳がんの結果、陽性の場合、抗癌剤が効きにくいとの記述をネットで見てしまったのですが。
実際はどぉですか?
⑤画像診断では、リンパへの転移所見は無しとの事でしたが、センチネンタル生検時に転移有りの可能性は低いでしょうか?
⑥手術後の病理検査で浸潤径が今の20mmより大きくなる事は多いのですか?
担当の医師はMRIの画像を見てツルッとしてて広がってる感じはしないとは言われていましたが。
質問ばかりで申し訳ございません。
治療は手術先行でお願いしております。
本当なら田澤先生の病院に行って診察・手術をしたいのですが、
小さい子供が3人いて妻が承諾してくれません。
ご質問ばかりで申し訳ございません。
よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
あまりにも「情報過多」で無駄な診療に翻弄されているようです。
事実は1期の早期乳癌、本質から外れないようにしましょう。
「①トリプルネガティブ、増殖高ですが、シコリに気付いて手術までに1月半近く空いてしまいますが、進行してしまう可能性は高いでしょうか?遺伝性の検査をしてしまい2週間程、手術の期間が延びてしまった事を後悔しております。」
⇒全く問題ありません。
ただ、術前にBRACAnalysisは、余計でしたね。
「②初診のエコーで12mmから2週間後のMRIで20mm無い位と言われましたが、8mmも大きくなったとの事ではなく機械の測定での誤差だと認識していいのでしょうか?」
⇒その通り。
「③画像診断で温存可能ですと言われて、いざ手術したら広がりが
大きく全摘になってしまう可能性は、あるのでしょうか?」
⇒ありません。
ご安心を。
「④遺伝性乳がんの結果、陽性の場合、抗癌剤が効きにくいとの記
述をネットで見てしまったのですが。
実際はどぉですか?」
⇒エビデンスの高いものではありません。
「⑤画像診断では、リンパへの転移所見は無しとの事でしたが、センチネンタル生検時に転移有りの可能性は低いでしょうか?」
⇒その通り。
ちなみにセンチ「ネル」ですよ。(センチ「メンタル」ではなく)
「⑥手術後の病理検査で浸潤径が今の20mmより大きくなる事は多いのですか?担当の医師はMRIの画像を見てツルッとしてて広がってる感じはしないとは言われていましたが。」
⇒画像診断は、あくまでも「肉眼」なので、(顕微鏡レベルである)病理では大きくなる傾向はあります。
質問者様から 【結果2 】
遺伝性乳がん
性別:女性
年齢:36歳
病名:浸潤生乳管癌 トリプルネガティブ
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
前回、妻36歳、トリプルネガティブで質問させて頂いた者です。
田澤先生にご返信頂いた、
いろんな診療・情報に翻弄されています、本質は1期の早期乳がん。
の言葉をいただき、自分がいろんな情報に左右されて、無駄に心配しすぎていた事に気づきました。
これからはこの言葉だけを頭に入れて妻をサポートしていきます。
前回質問させて頂いた時、遺伝性乳がんの検査をしていまして結果が出たのでご報告だけさせて頂きます。結果、遺伝性は有りませんでした。
再発時の武器を1つ無くしてしまった喪失感はありますが、妻が全摘しなくていい事、子供達に遺伝子乳がんの可能性が無くなった事に関しては安堵しております。
また手術日も10月(下旬)日に決まりました。
先生に頂いた言葉、本質を見失うな1期の早期乳がんです。の言葉で手術日まで落ち着いて待てる気がします。
これから、手術・抗癌剤と進んでいく中、全力で妻をサポートしていく覚悟です。
病理結果・病院の治療方法等、わからない事が出てきたら、申し訳ございませんが、また質問させて下さい。
本日は、御礼と進捗状況の報告だけです。
ありがとうございました。
<Q&A結果>
質問者様から 【質問3 】
肝臓の数値
性別:女性
年齢:36歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2020年10月27日
前回、妻のトリプルネガティブ乳がんで質問させて頂いたものです。
先生から頂いた回答で落ち着いて妻の手術まで待てる事ができました。
ありがとうございます。
昨日10/(下旬)日に手術が無事に終わり、リンパ節転移も無く喜んでいたのですが、少し看護婦さんに気になる事を言われましたのでご質問させて下さい。
前回までの流れ
手術2~3週間前にCT・MRI・PETをして腫瘍20mm以内リンパ節
転移初見なし遠隔転移無し。
10/(下旬)日 乳房温存手術・センチネルリンパ節転移無し,病理結果はまだ先なのでその他の情報はトリプルネガティブ、増殖高値しか情報はありません。
術後、今日、看護婦さんが病室にきたときに、血液検査での肝臓の数値が標準より少し高いね。
って言われたようです。
それでご質問なのですが。
①今のこの状況で既に肝臓への転移を疑う段階なのでしょうか?
全身の検査をして異常が無いのに、1月も経たないうちに転移を疑うのでしょうか?
妻は小さく細身で脂肪肝等があるような事は言われた事はありません。
主治医には何も言われたわけではありませんが、今手術が終わった直後なので、少しの事でも不安に感じます。
コロナの関係で病院へは行けなく、田澤先生にご質問させて頂く事をお許し下さい。
田澤先生が他の方の同じ様な質問に
肝機能障害で肝転移を疑う事はありません!!
余程進行してからでは無いと肝転移は数値に出てきません。
のご回答は、私の妻にも当てはまりますでしょうか。
これから抗癌剤を頑張ろうね!と話していた時にこの様な話を聞いてしまって、また不安になってしまいました。
貴重な1枠を使ってしまい、申し訳ございません。
ご回答頂けると幸いです。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは田澤です。
「①今のこの状況で既に肝臓への転移を疑う段階なのでしょうか?
全身の検査をして異常が無いのに、1月も経たないうちに転移を疑うのでしょうか?」
⇒10000%ありません。
ご安心を。
「田澤先生が他の方の同じ様な質問に
肝機能障害で肝転移を疑う事はありません!!
余程進行してからでは無いと肝転移は数値に出てきません。
のご回答は、私の妻にも当てはまりますでしょうか。」
⇒その通り。
★ (大学病院にいるような若い乳腺外科医なら、ともかく)我々乳腺外科医が「肝機能障害」を見て「肝転移?」などと発想することはありません。
ご安心を。
質問者様から 【結果4 】
肝臓 遠隔転移
性別:女性
年齢:36歳
病名:浸潤生乳官癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
田澤先生
早速のご回答ありがとうございました。
今から始まる妻の闘病生活、最初から不安な事を想像して気が参っておりました。
先生のご回答を読んで、笑顔になれました。
本当にありがとうございます。
妻と共に、今後の治療、頑張っていきます。
ありがとうございました。
<Q&A結果>
質問者様から 【質問5 】
術後 補助療法について
性別:女性
年齢:36歳 トリプルネガティブ
病名:乳癌
症状:
投稿日:2020年11月6日
田澤先生、いつも前向きで的確なご回答を頂いてます、ありがとうございます。
先生の数あるQ &Aを拝見させて頂いてる中、ある程度、妻の状況等は把握でき、以前よりだいぶ病気・治療に前向きになれています。
今回、またご質問をさせて頂く事をお許し下さい。
前回までの流れ
術前、シコリ20mm程度リンパ節転移初見無し
手術、10/(下旬)日乳房温存手術センチネルリンパ節転移無し
翌日、10/(下旬)日、田澤先生に肝臓の数値で質問させて頂きましたが、先生のご回答通り、退院前にもぉ1度血液検査をしたら数値が下がっており、主治医も、そもそも転移は疑っていませんでした。
今回ご質問させて頂きたいのは、
手術が10/(下旬)日で、病理結果が12/(上旬)日、補助療法開始が12/(上旬)日位からになりそうです。
当初、病理結果も11/20日位には説明できる(主治医以外の先生)との事でしたが、私が手術をしてくだった主治医から病理の結果も聞きたいと、わがままを言ってしまったので、少し遅れました。
トリプルネガティブ、20mm程度、増殖高値、センチネルリンパ節陰性。
この状況で手術から補助療法開始が40日程度空いてしまいますが、大丈夫でしょうか?
先生の他の方へのご回答等を読んで、術後の補助療法は急ぐ必要はないです。
との事ですが、40日後からは遅いでしょうか?
妻は少しの間、無治療で入れる事を喜んでいます。笑
主治医も全然遅くないよ。問題ないです。と言われています。
私が1人でソワソワしてます。
情けないです。
田澤先生のお考えも教えて頂けらた幸いです。
先生の診察も受けていない立場で何度も質問させていただき申し訳ございません。
田澤先生から 【回答5】
こんにちは田澤です。
「主治医も全然遅くないよ。問題ないです」
⇒これに賛成です。
質問者様から 【質問6 】
病理結果
性別:女性
年齢:妻 36歳
病名:乳がん トリプルネガティブ
症状:
投稿日:2020年12月4日
田澤先生、いつも前向きなご回答を頂いております。
ありがとうございます。
以前からご相談させて頂いている妻の温存手術も終わり、先日病理結果を聞きに行ってきました。
貴重な1枠を使わせて頂き、申し訳ございません。
いくつかご質問させて下さい。
病理結果は
広がり35mm
浸潤25mm
リンパ節転移無し(0/1)
グレード3
増殖率50%
ステージ2A
当初ステージ1にギリギリ入るかと思っていたのですが、思っていたより浸潤が広がっており、ショックを受けました。
トリプルネガティブなので、グレード3と増殖率高値は想定しておりましたが。
今後の予定は、12月中旬からパクリタキセル毎週12回・AC2週おきに4回・放射線を30回する予定です。
切除した断片の近くまで広がりがあったようで、取り切れてはいるけど念のため通常より5回多くしましょうとの事でした。
ご質問させて下さい。
①この術後の補助療法の計画は標準治療でしょうか?
②ステージは2Aになりましたが、リンパにも転移無く25mmなのでステージ1よりの結果だと思って前向きに考えてもいい結果でしょうか?
③この治療を終えて、完治する可能性はどの程度でしょうか?主治医はトリプルネガティブを悪い、手強いとしか言わず不安が増しました。
が、田澤先生のQ &Aを読んでいたので、そこまで落ち込まず済みました。
ありがとうございます。
④再発の事は考えたくないのですが、やはり術後1年~3年がピークと考えますでしょうか?
⑤現在術後40日位ですが、妻がたまに咳をします。
喉も痛くて喉は治ったのですが咳だけまだ続いてますが、転移では無く風邪の症状だとは思ってますが、術後こんなに早く転移をおこす事は非常に稀と考えて安心していいでしょうか?
お忙しい中、大変申し訳ございません。
ご回答を頂けると幸いです。
田澤先生から 【回答6】
こんにちは田澤です。
「①この術後の補助療法の計画は標準治療でしょうか?」
⇒その通り
「②ステージは2Aになりましたが、リンパにも転移無く25mmなのでステージ1よりの結果だと思って前向きに考えてもいい結果でしょうか?」
⇒勿論!
十分早期です。
「③この治療を終えて、完治する可能性はどの程度でしょうか?」
⇒術後抗がん剤を行えば90%前後だと思います。
「④再発の事は考えたくないのですが、やはり術後1年~3年がピークと考えますでしょうか?」
⇒5年以内ですね。(早期再発は2年以内となりますが)
「術後こんなに早く転移をおこす事は非常に稀と考えて安心していいでしょうか?」
⇒その通り。(何でもかんでも「転移と結びつける」ことはナンセンス そもそも肺転移で咳がでることは余程の状況とならない限りないのです。ほぼ無症状)
ご安心を。
質問者様から 【結果7 】
術後補助療法
性別:女性
年齢:36歳
病名:トリプルネガティブ乳がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
いつもお忙しい中お返事頂いて、ありがとうございます。
本日やっと妻が補助療法を行う為入院しました。
田澤先生にいつも不安を解消していただき、前向きに治療に取り組めています。
前回も質問させて頂いていた、肝臓の数値も正常、咳等も治りCTも異常なく本日を迎える事ができました。
本日は御礼だけ申し上げます。ありがとうございました。
またわからない事が出てきたら、申し訳ございませんが質問させて下さい。
こちら鹿児島もだいぶ寒くなってきました。
田澤先生もお身体ご自愛下さい。
失礼致します。
<Q&A結果>
質問者様から 【質問8 (質問5 結果3)】
化学療法中の副作用
性別:女性
年齢:妻 37歳
病名:乳がん トリプルネガティブ
症状:
投稿日:2021年5月15日
田澤先生、いつもお世話になっております。
妻の事で術前から先生に色々質問させて頂いております。
また今回、教えて頂きたい事がありご相談させて下さい。
今までの経緯
2020年9月 乳がん告知
2020年10月 温存手術
2020年12月 病理結果(25mmリンパ無し増殖50% ステージ2A)
2020年12月 毎週パクリタキセル→2週毎AC
2021年4月 最後のACが終わりました。
術後補助療法も計画通りに完遂できました。
ただ、AC2回目位から少しですが咳が出てしまい、現在もまだ続いています。
咳の程度は、痰が絡むような咳ではなく、軽いかわいた咳です。
眠れない程、出る感じではなく特に息がしずらいとかもありません。
鼻水も同じ時期位に始まり現在は止まっております。
AC4回目が終わり13日目位に発熱が初めてあり3日程で治りました。
AC投与日の診察時に主治医に聴診で音を聞いて頂いたりしてはいますが、特に問題は無いと、咳止めを出して頂いてる以外は特にCT等を撮って精密検査等はしておりません。
田澤先生のQ &Aを読ませて頂いていたので転移?とかの心配はしておりませんが、ご質問させて下さい。
①現在も少しですが6週間程続く咳にはどのような原因が考えられますか?風邪の可能性が高いでしょうか?薬剤性の間質性肺炎を心配しております。
間質性肺炎以外でも副作用として咳が出たりする事はあるのでしょうか?
②来週、主治医の診察時にどのような検査をお願いすればよいかを教えて欲しいです。
③咳が続いてる状態で放射線治療は症状を悪化させる可能性がありますか?
お忙しい中いつも申し訳ございません。
ご教示下さい。
田澤先生から 【回答8】
こんにちは田澤です。
普通に考えれば、抗がん剤中の(免疫力低下による)感冒症状の遷延でしょう。
照射していないのに通常の抗がん剤だけが原因で間質性肺炎になることはほぼ(経験上)ない。
通常は(咳だけでは間質性肺炎は疑わずに)「発熱及び息切れ」が無い限りは間質性肺炎は疑いません。
★ただ、どうしても気になるなら「胸部レントゲンを撮影」するだけで解決しますよ。
胸部レントゲンに異常なく、咳も大したことなければ「照射に支障なし」と思います。
質問者様から 【結果9 (質問5 結果4) 】
咳の症状
性別:女性
年齢:妻37歳
病名:トリプルネガティブ乳がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
田澤先生、いつも素早い回答をありがとうございます。
月曜日に回答を頂き、火曜日に診察がありました。
主治医と呼吸器科の先生に診察して頂いた結果、田澤先生から頂いた回答通り、感冒症状の遷延でしょうとの事でした。私も知らなかったことですが、蓄膿も元々あるようです。
薬剤性の間質性肺炎になっているかもと勝手に想像し、落ち込んでいましたが、何事も無く安心しました。ありがとうございます。
また今回呼吸器科の先生から、術前から肺に数ミリの影がある事を初めて聞きましたが、数ヶ月後に撮ったCTでも変化は無く、元々あったものでしょうとの事でした。
先生の回答にもしばしばある、炎症性肉芽なのだと思います。
放射線治療も予定通り今月始まります。
先生。いつもお忙しい中、ご回答頂きありがとうございます。
<Q&A結果>
質問者様から 【質問10 (質問6 結果4)】
抗がん剤治療後も続く頭痛
性別:女性
年齢:妻37歳
病名:トリプルネガティブ乳がん
症状:
投稿日:2021年7月13日
田澤先生。
いつも大変お世話になっております。
前回質問させていただいたのが、化学療法後、放射線治療前の咳の症状でした。
6週間程度続いた咳も今はすっかり良くなりCT検査もして頂きましたが異常無く安心しておりましたところ、また心配事が出てきました。
お忙しいところ申し訳ございません。
ご回答頂ければ幸いです。
今回の症状は頭痛と目眩です。
頭痛は化学療法中から定期的にあり、放射線治療中もたまにありました。
化学療法での副作用・閉経による更年期障害の症状かとずっと思っていました。
放射線治療が終わった翌日、朝起きた時回転性の目眩があり少し横になっていると落ち着きましたが、次の日も同じ症状が続き、
怖くなり脳神経外科へ行き頭部のMRIを撮影していただきました。
結果、頭部には何も異常なく綺麗でした。
脳外科の先生は、脳に何かあっての症状では無いとの事でした。
目眩薬・頭痛薬をいただき現在は症状は落ち着いてきておりますが、まだ少しフワフワした感じが残っているようです。
現在お薬を服用して3日目です。
薬は1週間分出ております。
ご質問させて下さい。
①頭痛・目眩の症状は、化学療法閉経による更年期障害等の影響が考えられるでしょうか?
②頭部MRIを撮り異常が無いので頭部は大丈夫だと思っておりますが、その他に検査をしておいた方がいい項目はありますか?
2週間前の血液検査はどれも異常は無く、1ヶ月前位のCTも異常なしでした。
③頭痛・目眩の症状を和らげる有効な手段(食事・サプリ等)は何かありますでしょうか?
私が心配し過ぎなのかもしれませんが、妻が少しでも元の身体に戻れるように手助けしてあげたいです。
お忙しいところ申し訳ございません。
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答10】
こんにちは田澤です。
「①頭痛・目眩の症状は、化学療法閉経による更年期障害等の影響が考えられるでしょうか?
②頭部MRIを撮り異常が無いので頭部は大丈夫だと思っておりますが、その他に検査をしておいた方がいい項目はありますか?2週間前の血液検査はどれも異常は無く、1ヶ月前位のCTも異常なしでした。
③頭痛・目眩の症状を和らげる有効な手段(食事・サプリ等)は何かありますでしょうか?」
⇒話を整理しましょう。
1.脳MRI撮影しているので乳癌の転移では100%ない
2.化学療法閉経による症状もしくは、抗がん剤や放射線治療、(はたまた)気候などによる症状だとは思いますが特定は難しい
3.対症療法(眩暈があるのなら耳鼻科受診もあり)
質問者様から 【質問11 (質問6 結果5)】
経過
性別:女性
年齢:妻37歳
病名:トリプルネガティブ乳がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
田澤先生、大変お忙しい中、ご回答頂きありがとうございました。
ご質問させて頂いてから、処方された目眩・頭痛薬を飲みながら様子を見ておりました。
現在は目眩は無く、たまに頭痛がある程度に落ち着いております。
頭痛は、ウィッグの締め付け・気候に関係してるものかもしれません。
MRIに異常が無い以上、乳がんの転移は100%無い。って言葉にも安心しました。
もぉすぐ病気がわかってから1年が経とうとしております。今のところ私の心配性のせいでいろいろ余計に検査をしてしまっていますが、順調に回復してきております。
先生のQ &Aも、もぉすぐ10000件。凄いです!全部読ませて頂いてます。とても勉強になります。私は何度も質問させて頂き、申し訳ございません。
どうか先生もお身体ご自愛ください。
いつも応援しております。
<Q&A結果>
質問者様から 【質問12 (質問7 結果5)】
下腹部痛
性別:女性
年齢:妻 37歳
病名:トリプルネガティブ乳がん
症状:
投稿日:2021年12月1日
田澤先生いつもお世話になっております。
前回7月に相談させて頂いた目眩も、今はだいぶ良くなり、経過観察での診察でも特に異常はなく済んでおります。
またここにきて気になることがありますので質問させて下さい。
トリプルネガティブ乳がん、手術先行25mmステージ2A、術後化学療法ドースデンスAC +パクリ12回、温存の為放射線治療が終了して半年が経過しました。
6週間前の術後1年検査もエコーマンモ、マーカーの異常はありません。
3週間前の診察時も血液、マーカー等の異常はありません。
アテゾリズマブの治験の為、3週間おきに診察がありますが
アテゾリズマブは使用しておりません。
今回ご質問させていただきたいのが、下腹部痛です。
ここ1週間位の間に何回か夜間に急に痛み出したりしています。
マーカーが正常な状態で乳がんの転移による痛みだとは思っていないのですが。
肝臓・内臓等に転移して痛みが出てる方が少数例ではありますが、いましたので心配しております。
私の考えでは、化学療法閉経による影響?卵巣での痛みなのでは。
と思っております。
先生の質問の中にも、下腹部痛のワードで検索してもヒットしないので、ご意見を伺たくて質問させて頂きました。
また次回診察の時に主治医に何の検査をお願いすればよろしいでしょうか?
大変お忙しい中、申し訳ございません。
先生に初めて質問させて頂いて1年以上が経ちました。
このような質問させて頂ける場所を作って頂いて、本当に感謝しております。
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答12】
こんにちは田澤です。
「私の考えでは、化学療法閉経による影響?卵巣での痛みなのでは。
と思っております。」
⇒私もそう思います。
また次回診察の時に主治医に何の検査をお願いすればよろしいでしょうか?
⇒婦人科を受診してみては?
ご参考に
質問者様から 【質問13(質問8 結果5)】
腕・膝裏の筋肉痛のような痛み
性別:女性
年齢:妻36歳(現在38歳)
病名:トリプルネガティブ乳癌
症状:腕・膝裏の痛み
投稿日:2022年6月13日
田澤先生、お久しぶりです。
いつもブログ拝見させて頂いております。
妻の乳癌がわかってからもぉ少しで2年になります。
何度も質問させていただいて、その都度、返事を頂き
勇気をいただいて、ここまでこれました。
感謝しております。
ありがとうございます。
今回ご質問させて頂きたいのは、腕と膝裏の筋肉痛のような痛みです。
現在までの治療
治験の為、通常より検査等が多いかもしれません。
2020/9 乳がん告知(右内側)
2020/10温存手術(トリプルネガティブ2A、25mm、Ki50、グレード3)
2020/11ドースデンスAC・毎週パクリ
2021/4 放射線~無治療
検査
2020/9 エコーマンモ、ペット、CT、MRI
2021/4 CT(放射線用と兼ねて)
2021/5 頭部MRI(目眩等があった為)
2021/12 CT(初診より肺の影があった為経過観察用)
2022/3 骨シンチ
2022/6 血液検査(直近の診察)
それ以外は、最初の1年間は3週毎に血液検査
2021年12月からは3か月毎に血液検査
をしております。
現在までの田澤先生に不安で多数質問させて頂きましたが、
今のところ何も異常は無くすごしております。
田澤先生のQ &Aの中に妻と同じような質問があまり無かったのでご質問させて下さい。
申し訳ございません。
①今回痛みがある部位が左上腕三頭筋・左膝裏の筋肉?に痛みがあります。
激痛ではありませんが、症状が出てから2週間近く経ちますが
痛みがあまり軽減しないようです。
3ヵ月前の骨シンチ・1週間前の腫瘍マーカーに異常はありませんが、
骨転移の可能性もあるのでしょうか?
聞いた事はありませんが、筋肉転移?とかもありうるのでしょうか?
ただ、3週間程前にゴルフに行ったので、その時に痛めたのかとも思っておりますが。
症状が長いので気になってしまいました。
抗癌剤で閉経しておりますが、このような事も回復に時間がかかる要因になったりするのでしょうか?
②もぉすぐ乳癌術後2年になりますが、当初治癒率90%程度とお返事頂きましたが、現在少しは完治する可能性も先生の感覚的に上がりますでしょうか?
お忙しい中、緊急性のある質問でも無いのに、申し訳ございません。
ご回答頂けると幸いです。
このようなご質問をさせて頂ける場を作って頂き感謝しております。
ありがとうございます。
田澤先生もお身体ご自愛ください。
田澤先生から 【回答13】
こんにちは田澤です。
様々な症状を「これって、転移?」と心配する気持ちも理解できますが…
腕と膝裏の筋肉痛のような痛み
⇒どう考えても、転移とは無関係
基本的には化学療法閉経による関節痛があり、そこに(ゴルフ?などによる)筋肉痛もあるのでしょう。
ご参考に。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/6/21
***
質問者様から 【結果14(質問8 結果6)】
腕・膝裏の筋肉痛のような痛み
性別:女性
年齢:妻36歳(現在38歳)
病名:トリプルネガティブ乳がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
田澤先生、さっそくの回答ありがとうございます。
お忙しい中、私のくだらない質問にご回答いただき申し訳ございません。
もっと前向きに妻の事を信じてサポートしていきます。
まずは3年を目標に、食事・運動と頑張っていきます。
ありがとうございました。
<Q&A結果>
***
【結果】の送信は、【質問】として扱わないので
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/6/21
***
質問者様から 【結果15(質問8 結果7)】
経過報告
性別:女性
年齢:36歳 妻
病名:トリプルネガティブ乳癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
投稿日:2023年9月30日
田澤先生へ
以前、何度も妻の事でご質問させて頂いていたものです。
2020年8月に乳癌宣告され、先日術後3年を無事経過しました。
トリプルネガティブという事で、病院でもネットでも予後不良と言われ、酷く落ち込みましたが、田澤先生に勇気が出る言葉を頂き気持ちの面でも大変助けて頂きました。
まだ5年間は油断はできないと思っていますが、私と妻で目標にしていた3年を無事クリアできましたので、経過の報告と御礼のメールをさせていただきました。
<Q&A結果>
***
【結果】の送信は、【質問】として扱わないので
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/6/21(本日から可能です。)
***
質問者様から 【質問16 質問9 結果7】
トリプルネガティヴ乳がん
性別:女性
年齢:40
病名:
症状:
投稿日:2024年04月09日
田澤先生、お久しぶりです。妻の事で何度も相談させていただき、お世話になっております。
また貴重な一枠をお借りします。申し訳ございません。
病歴
2020年9月 乳がん告知
2020年10月 温存手術
25mmステージ2A ki50%
2020年11月からドースデンスAC+ptx+放射線
経過観察を3ヶ月毎に腫瘍マーカー、年に1回のCT・骨シンチ・マンモエコーをしてお
りました。
おかげさまで現在術後3年半経過し、検査は全部クリアしております。
直近の診察で
2023年12月末CT・マ-カ-
2024年3月末 骨シンチ・マーカー
異常無しでした。
ただ、4月頭より腰が痛くなり、現在3日程経ちますがまだ痛いようです。
特に重いものをもったりしたわけでは無いです。
しいて言うなら、新幹線で往復9時間程かけて旅行に行ったあと位に腰が少し痛くなり、腰をかばいながら屈んだら急激に痛くなったようです。
今回聞きたいのが、腰が痛くなるような骨転移があった場合でも骨シンチで発見できない事もありますでしょうか?
1週間程前のマーカー・骨シンチをクリアしたばかりで腰痛が出て気になっております。
心配しすぎでしょうか。。
お忙しい中申し訳ございません。
お返事いただけると嬉しいです。
田澤先生から 【回答16】
こんにちは。田澤です。
今回聞きたいのが、腰が痛くなるような骨転移があった場合でも骨シンチで発見できない事もありますでしょうか?
1週間程前のマーカー・骨シンチをクリアしたばかりで腰痛が出て気になっております。
心配しすぎでしょうか。。
⇒さすがに「1週間前の骨シンチで異常無し」なのに「疼痛がでる程の骨転移があるのでは?」と考えるのは無理があります。
★化学療法歴と年齢から、(骨転移よりも)まずは一番に推測するのは、「化学療法閉経から卵巣が賦活しつつあり、そのホルモンによる卵巣の症状」ですね。
同じような年齢層で化学療法閉経歴が有る方、もしくはLH-RHagonistにより閉経状態となった際の「腰痛~下腹部痛」では骨転移よりも圧倒的に「卵巣の症状(ホルモンが不安定となっている)」であることが多いです。(決して珍しい症状ではありません)
ご参考に。
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2024/5/10
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