[管理番号:8268]
性別:女性
年齢:63歳
病名:右乳管癌
症状:浸潤性乳管癌(浸潤経1.2cm、浸潤経+乳管内進展巣3.2cm)進展度f cTNM
分類は、cT(1c) N(0) M(0)。
核グレードは、Nuclear grade3 Histological garade3 ER陰性、PR陰性、HER2
境界域2+ Ki67陽性率40%程度 脈管浸潤軽度(Ly1、V0)
投稿日:2020年2月1日
はじめまして。
宜しくお願いします。
2018年8月乳房温存手術(右乳房A部位)。
9月から11月までドセタキセルとハーセプチンを3週間毎4回。
2019年 1月~2月放射線治療(30回 60?)。
3月より12月までハーセプチンのみ14回。
治療終了時の脳MRIと体部CTでは明らかな転移等はありませんでした。
ハーセプチンのみの治療中(15回目後 2019年10月17日)と治療後(18回終了後の1ケ月後 2020年1月20日)にCTC検査を受けました。
1回目の結果は、「CTC Type1のガン細胞が2個」検出されました。
(この他、Viabilityが低いためCTCから除外した細胞が3個検出)。
2回目は、「CTC Type1のガン細胞1個と疑い1個」の結果でした。
CTC検査の情報では、検出数「2」という数値は「明らかな転移がある」とのことです。
核グレードの悪さやKi67の高さなどから、悪性度が高いタイプであることは主治医から説明されていました。
また、ハーセプチンの薬効が「再発リスクを36%減らせる」程度であることはわかっていましたが、やるべき標準治療を全て行ったのにも拘わらず、「血中循環腫瘍細胞」が検出され、がっかりしています。
今後は経過観察となり治療は行われないのでクリニック等での「免疫療法」を検討しているところですが、
ハーセプチン奏功の機序からすると、今後「血中循環腫瘍細胞」が消滅していく可能性はあるのでしょうか?
このまま「血中循環腫瘍細胞」が増加し再発や遠隔転移となるのではないかと心配です。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「このまま「血中循環腫瘍細胞」が増加し再発や遠隔転移となるのではないかと心配」
→私の知る限りでは…
あくまでも「Circulating Tumor Cells:CTC」は参考程度だと思います。
「5個以上」と「5個未満」で差がある程度なので、質問者のように2個であれば「安心」でいいのでは?