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非浸潤がんでの骨転移の可能性について

[管理番号:7314]
性別:女性
年齢:72歳
病名:乳がん
症状:左太ももの痛み

田澤先生
今回、母のことで初めて質問させていただきます。

これまでの経緯です。

現在72歳なのですが61才のときに右胸の非浸潤がんで部分切除を受けています。
その後、非浸潤がんではありましたがホルモン療法を5年しています。

この度、左太股に痛みがあり、整形外科でレントゲンを撮ったところ腫瘍らしきものが写っており、悪性であれば乳がんの転移の可能性があると言われました。
その医師には悪性に見えるとの事でした。

(別件で母は先月体調を悪くしCTを受けたばかりなのですが、内臓には特に問題はありませんでした)
非浸潤なので全摘ではないといえ根治したとばかり思っていたのにこのような事が起こり不安で仕方ありません。
先生にお聞きしたいのは大腿骨に写った腫瘍は乳がん転移の可能性が高いのか、それとも骨の良性腫瘍という可能性もあるのでしょうか?
整形外科医でもレントゲンだけでこれは乳がんの転移に違いないと断言できるものですか?
画像もなく、文章だけでの回答になりお答えしにくいかも知れませんが、田澤先生の多大なご経験からの回答をお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

非浸潤癌術後13年での骨転移がありうるのか?
そういう質問ですね。

→一般的に考えれば、その可能性は極めて低いと考えます。
 単純レントゲンでの所見のようなので、(次のステップとしては)MRIを撮影しましょう。

★良くある話ですが…
 他科の医師は(乳がんと聞くと、ステージなど無関係に)「転移」を想像しがちです。(特に、癌を扱っていない診療科:整形外科も含む)