[管理番号:7098]
性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:骨転移
こんにちは。
先日、骨転移と診断されました。
【経緯】
平成29年4月 検診で右胸に腫瘍
葉状腫瘍の見解の為、半年経過観察
同11月粘液癌と診断
同12月右胸全摘手術
腫瘍径27ミリ
センチネルセンリンパ生検(1/2)で1,5ミリの微小転移あり
ER強陽性
PGR強陽性
HER2陰性
Ki67-30%
術後、ホルモン治療/ノルバディックス、リュープリン注射
平成30年12月 術後1年検診
マンモ、エコー、CT異常なし
骨シンチで頚椎下部に転移疑い
平成31年1月
MRIで骨転移診断
【今後の主治医の治療見解】
放射線治療×10回
ランマーク注射
引き続きホルモン治療
抗がん剤はなるべく先に伸ばしたい場合により分子標的薬
※放射線は頚椎の損傷が大きいため、
早急に治療することにしました
以上の事より、田沢先生のご意見をご教授お願いします。
①ステージ2から術後1年で骨転移をして、
ホルモン治療の効果がない可能性があるのに、抗がん剤を先延ばしにしてよいのでしょうか?
②田沢先生でしたら、今後のどのような治療をされますか?
③抗がん剤を必要とする場合、抗がん剤名と期間(何週間おき何クール)も教えて下さい。
お忙しい所恐れ入りますが、宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「抗がん剤を先延ばしにしてよいのでしょうか?」
→再発治療にスタンダードはありません。
一般論として「ホルモン感受性陽性」で「内臓転移なし」の場合には、『まずは、ホルモン療法で…(ケモは先延ばし)』とする医師が多いようです。
「②田澤先生でしたら、今後のどのような治療をされますか?」
→抗がん剤→(画像上CRを狙い)→ホルモン療法±分子標的薬(パルボシクリブorアベマシクリブ)
「③抗がん剤を必要とする場合、抗がん剤名と期間(何週間おき何クール)も教えて下さい」
→アンスラサイクリン(EC)とするかbevacizumab + paclitaxelとするか選択肢があります。
副作用が気になるなら後者となります。
期間よりは「目標(画像上CR)を達成すること」を優先しましょう。(目安は半年)