[管理番号:6941]
性別:女性
年齢:37歳
病名:わかりません
症状:エコエーで水疱の様な丸い穴の下にある血液が流れているようなもの
現在、7ヶ月の子供がいて授乳中です。
海外に住んでいまして、一時帰国で日本の病院で気になるしこりがあったので、エコーを受けました。
そのしこりは何も問題無いと言われたのですが、右胸の上部内側に気になる部分があると言われました。
表面上はしこりなど何もありません。
右胸にいくつか水疱の様な丸い空洞部分があり、それ自体は問題ないけれど、1箇所その水疱の下に血液が流れている様に見えるので、もしかしたら悪性かもしれないけれど、穿刺吸引細胞診をしないとエコーやマンモグラフィでは解らないと告げられました。
しかし、検査結果が出るまでに海外に戻るので本人が来院しないと無理な為に受けれませんでした。
ただ、念の為に技師のエコー以外に担当医が再度その部分をエコーを撮り、そして他の医者にも画像を確認して頂きました。
その結果、現段階での穿刺吸引細胞診の必要性は低いと言われました。
よって、半年後にまた一時帰国帰国するので、その時まで様子を見ましょうと言われました。
理由として授乳中であるので判断が難しいとの事と、技師と医者の撮ったエコーの見え方違うので、後に撮った医者の画像を見て多分大丈夫だろうとの事。
(*ただし何度か100%悪性では無いとは言えないので、細胞を採取しないと本当の所はわからないと言われました)
そして、断乳後に消えている可能性もあるし、例え悪性であっても超初期だろうから半年で急に何か問題が起こることは基本ないので、その時の状態を診て穿刺吸引細胞診するか決めるとの事でした。
何度か100%悪性では無いとは医者として言えないと言っていましたが、でも悪性の可能性は低そうだから大丈夫だとは思うとも言われ、正直どうすれば良いのか心配です。
海外に戻って現地で再度エコーを受けた方が良いのか、それともそのお医者さんを信じてもし悪性だとしても半年放っておいて大丈夫なのか。
子供がいるので後から後悔するような事態にはなりたくない気持ちでいっぱいです。
文章が乱雑で申し訳ないですが、ご返答頂けると幸いです。
宜しくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
嚢胞も「(正常)乳管の拡張」なので当然、血流はあります。
私は何度か(エコー像はどう見ても、ただの「嚢胞」なんだけど)「血流があるから」と組織診したことがありますが、結果は「ただの嚢胞」でした。(正常な乳管にも当然血流はあるのです。殆どの場合には目立ちませんが、たまたま血管の通った部位の嚢胞だと「この血流は腫瘍?」と警戒させるのです)
「海外に戻って現地で再度エコーを受けた方が良いのか、それともそのお医者さんを信じてもし悪性だとしても半年放っておいて大丈夫なのか。」
→メールを読む限り「癌の確率は低い」ことは間違いありません。
今回の担当医の対応は
(あやしいけれど)「小さいから経過観察」というのではなく、(怪しくはないけど、念のため)「経過観察」というものです。(前者と後者でも雲泥の差があります)
癌の確率自体低いし、(そもそも)「癌だとしても半年で問題となることはない」ことは断言できそうです。
質問者様から 【質問2 】
嚢胞付近のしこりについて
性別:女性
年齢:37歳
病名:
症状:嚢胞としこり
前回質問をさせて頂いた時に右胸にいくつか嚢胞があり、1箇所上の内側に嚢胞の下に血管が通っているように見えるとの事でした。
悪性の可能性は低いけれど、半年後に帰国時に念の為経過診察でエコーをする事になっていて、心配になり相談させて頂きました。
最近家で念の為乳がんのセルフチェックを仰向けになってしましたら、
右胸の上内側に2箇所少し膨らんだ丸い小さなしこりのような物が感じられました。
軽く皮膚に指を沿う位だと何も感じないのですが、体を反って皮膚の奥に少し圧をかけて円を描いたり左右上下に指を移動するとポコっと小さな山の膨らみを感じます。
11月初旬にエコーを受けた時にしこりがあったのか解らないのですが、
少し不安になり相談させて頂きました。
立ったままセルフチェックをするとしこりは感じられません。
強く上下左右に指を動かしてもわかりません。
しかし、昨日授乳の間隔が空いた時に胸が張っていて、触ると表面にその2箇所の小さなしこりの山のようなものがポコっと感じられました。
これは心配するようなしこりでしょうか?
そして8ヶ月の子供がいて、毎日お風呂の時に軽めの母乳マッサージをしているのですが、続けても良いのでしょうか?
お忙しい中申し訳ございませんが、どうぞご返答よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「軽く皮膚に指を沿う位だと何も感じない」
→自己検診は、これでいいのです。
「皮膚の奥に少し圧をかけて円を描いたり左右上下に指を移動」
→このようなやり方は「絶対に」止めましょう。
11月下旬にエコーしたばかりなのに、「極めて無駄な心配の種」となるだけで百害あって一利なしです。