[管理番号:6825]
性別:女性
年齢:55歳
病名:
症状:
お疲れ様です。
いつも参考にさせて頂いております。
よろしくお願いいたします。
(状況)
3年前に左乳房温存手術を受けた者です。
ステージ2b(2.7cm リンパ節転移 1本)
HER2陰性 ki67が45% ルミナールB
術前に抗がん剤を3か月受けました。
放射線後から3年タモキシフェン服用
子宮内膜が厚くなり不正出血も有り、その後アリミデックスに変更して4か月です。
アリミデックスに変更してから、関節痛が出現。
腰痛が酷く骨転移を疑い⇒主治医に相談、次回、CTを撮る予定です。
先日は指がこわばり、箸が持てなくなって来て自己判断で
アリミデックスを2週間程休薬しました。
その結果、指のこわばりは少し残ってますが、腰痛は全くなくなりました。
これ以上休薬するのも怖いので、数日前から服用を再開した途端、また腰痛とひざ痛と足首痛が始まりました。
アリミデックスの副作用で、自分自身の機嫌も悪くなり、ここ数か月、夫にあたりちらしています。
先日は遂にこの状態(私の機嫌の悪さ)が続くのであれば、別居したいと言われました。
骨転移と子宮がんの恐怖とでパニックになっていて精神状態が特に酷かった時です。
(相談内容)
〇休薬で腰痛が無くなった為、当初疑っていた骨転移は薄いと思っています。
先生なら次回の腰のCTは受けなくても良いと思われますか?
〇そもそも離婚の危機をむかえてまで続けないといけない治療(アリミデックスの投薬)なのか?
タモキシフェンへの変更は上記理由により不可能です。
もし、ここで無治療(タモキフェン3年のみ)になった場合、再発率は実数で何パーセント位上がることになるんでしょうか?
同じ病院で知人が副作用が強くて薬を辞めたいと言った時(全身痛で骨転移を疑いCTを受けた)に、「仕方ないですね。ではやめますか? 乳がんの再発の可能性は大きくな
りますけど。」と言われたそうです。
結果、知人は投薬を続け、今、杖を使って歩いています。
「がんの再発」=この言葉の前では弱い者は膝まずくしかないのでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「腰痛が酷く骨転移を疑い⇒主治医に相談、次回、CTを撮る予定」
→何故??
どう考えても(タイミングを見ても、症状からしても)「アリミデックスによる副作用」です。
「先日は指がこわばり、箸が持てなくなって来て自己判断でアリミデックスを2週間程休薬」
→正しい判断です。
術後補助療法はあくまでも「日常生活に支障がないことが前提」なのです。
「その結果、指のこわばりは少し残ってますが、腰痛は全くなくなりました。」
→これで『その腰痛が骨転移が原因ではない』ことが、証明されました。
「先生なら次回の腰のCTは受けなくても良いと思われますか?」
→当たり前!
受ける理由がありません。(無駄な被ばくは止めましょう)
「再発率は実数で何パーセント位上がることになるんでしょうか?」
→2~3%でしょう。
「結果、知人は投薬を続け、今、杖を使って歩いています。」
→ナンセンス。
そんなことをさせる「医師」に問題大ありです。
「がんの再発」=この言葉の前では弱い者は膝まずくしかないのでしょうか?」
→冒頭でコメントしたように…
★術後補助療法はあくまでも「日常生活に支障がないことが前提」なのです。