[管理番号:6363]
性別:女性
年齢:48歳
いつもこちらのサイトを読んで参考にさせていただいております。
風邪か感染症かについてご相談に乗っていただきたく、投稿させていただきました。
私は昨年8月に乳がんの診断を受け、9月に温存手術を行ない、12月に放射線治療を終え、現在はタモキシフェンによるホルモン治療を受けています(10年を予定)。
今年2月に会社の健康診断がありましたが、血液検査を含め、全ての検査で正常と診断されました。
幸いにして、タモキシフェンの副作用も軽く、仕事もしており、元気に過ごしています。
そこで、風邪と感染症について質問させてください。
数日前から風邪に似た症状が出ています。
その原因について先生のお考えをお聞かせください。
私は今まで色々なペット を飼育してきましたが、猫を飼ったのは、今回が初めてです。
猫アレルギーはありません。
4月初めから生後3カ月の猫を飼い始め、今月に入り健康診断でその猫に真菌性皮膚炎が見つかり、治療を始めています。
また、今月3日に新たに生後3カ月の猫を迎え、猫の数は計2匹となりました。
こちらの猫は健康診断で異常なしでした。
猫は完全室内飼い、ワクチンも打っています。
そして、今月2日、遠方に住んでいる娘が風邪をひき始めの状態で我が家に帰省し、5日間の滞在中徐々に鼻水が増え、ひどくなりましたが、
昨日6日には鼻水が少しだけ出る程度にまで良くなり、元気に帰って行きました。
私のほうはと言いますと、5日の午後から娘と同じような風邪の症状が現れ始め(喉の痛み)、今日になって発熱はありませんが、鼻水と倦怠感がひどく、娘と全く同じ症状だったため、風邪がうつったと思い、今日、内科を受診しました。
血液検査をしましたところ、白血球数が8800。
(2月の健康診断時は空腹時で4000)今日の検査でCRPが1.1あり、内科の先生から、風邪ではなく感染症ではないか、
そして何か変わったことはないか、新しく違う薬を飲んでいないか、と聞かれました。
実は、先月末あたりから少量の不正出血が何日か続いたため、先週1日に婦人科で診てもらい、念のためにということで子宮体がんの検査をしてもらいました。
その後、出血し下腹部が痛くなり、今は痛みが無くなりましたが、検査する前よりも逆に出血が増え、検査後1週間の今もまるで生理のような出血が今も続いています。
検査を受けた時に出血止めにとオフタルムK錠とトラネキサム酸錠を処方され飲み続けていますが、まだ出血が止まりません。
ちなみに婦人科の先生は、タモキシフェンの副作用による不正出血の可能性が高く、出血が続いても心配はいらないとおっしゃっていました。
検査結果が出るのは来週です。
内科の先生に、感染症の原因として、体がん検査による出血の話をしましたが、体がん検査は関係ないだろうと言われ、あくまでも感染症の可能性が高いとのことで、アジスロマイシン錠を処方してもらい、1週間様子を見るようにと指示されました。
先生に猫を飼い始めたことは以前の診察時に話してありますが、今日の診察時は、猫のことまで頭が回りませんでした。
帰宅してから白血球の数値が上がった原因を自分なりに色々と考えましたが、心あたりは体がん検査による出血が続いていること、猫を飼い始めたことくらいです。
ネットで調べてみましたら、がん患者が猫を飼うと人畜共通の感染症にかかりやすいという内容の記事をいくつも見つけ、まさか猫が原因の感染症ではないかと思い、目の前が真っ暗になりました。
現在の症状は、喉の違和感、少しの痰と鼻水が出ています。
猫が来てまだ1カ月ですが、よく懐いてくれ、病気のことを忘れて毎日を楽しく過ごせるようになりました。
ですから、これが猫に起因する感染症だとしたら悲しくてたまりません。
つきましては、この症状は、風邪か、体がん検査の影響なのか、猫に起因する感染症の可能性が高いのか、先生のお考えを教えていただけませんでしょうか。
そして、がん患者が猫を飼うのは、リスクが高いのでしょうか。
また、これからも猫と一緒に暮らしていくにはどのようなことに気をつけていけば良いのでしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
少々(だいぶ?)、私の専門外と言えますので、可能な限り(一般的な医師として)回答しましょう。
まず重要なことは
1.タモキシフェンによる子宮からの出血は、全く今回とは無関係(これは専門といえます)
2.猫を飼っていて(噛まれもしないのに)原因不明の感染症になるという発想は不要(専門外ですが)
3.風邪も感染症のひとつ(ウイルス感染です)
「ちなみに婦人科の先生は、タモキシフェンの副作用による不正出血の可能性が高く、出血が続いても心配はいらないとおっしゃっていました。」
⇒これは100%その通りです。
「体がん検査による出血が続いていること、猫を飼い始めたことくらい」
⇒どちらも全く無関係。
「ネットで調べてみましたら、がん患者が猫を飼うと人畜共通の感染症にかかりやすいという内容」
⇒考え過ぎ。
どうしても気になるなら、動物病院の先生に注意点を聞いておくといいでしょう。
「猫が原因の感染症ではないかと思い、目の前が真っ暗になりました。」
「これが猫に起因する感染症だとしたら悲しくてたまりません」
⇒???
私には、質問者の発想が全く理解できません。
どうしても心配ならば動物病院の医師に話を聞いてもらいましょう。
もしくは…
そんな「くだらない」サイトではなく、「犬猫の飼い主サイト」に相談するといいでしょう。(きっと「笑い飛ばして」くれることと思います)
「現在の症状は、喉の違和感、少しの痰と鼻水が出ています。」
⇒普通の風邪だと思いますよ。
「この症状は、風邪か、体がん検査の影響なのか、猫に起因する感染症の可能性が高いのか、先生のお考えを教えていただけませんでしょうか。」
⇒「猫に起因」は明らかに考え過ぎ。
普通の「風邪症状」のようです。
その内科医のいう「ウイルス性の肺炎(これを感染症と言っているのでしょうが)」も通常の感冒も「ウイルス感染」という意味では同じです。
「がん患者が猫を飼うのは、リスクが高いのでしょうか。」
「また、これからも猫と一緒に暮らしていくにはどのようなことに気をつけていけば良いのでしょうか。」
⇒全く「考え過ぎ」です。
普通でいいのです。