[管理番号:6271]
性別:女性
年齢:39歳
おはようございます!
このサイトを見て、いろんなことを学ばせて頂いてます!
私は2017.4月に乳がんを告知されすぐに手術をしました。
結婚が決まった直後でした。
ステージ1
転移なし
0.7mm×0.5mm
グレード2
顔つきも悪くない
硬がん
病理検査後、放射線治療をしてホルモン療法(お薬:閉経前の)を提案されましたが、主治医も先に子どもの治療を2年間はしていい!と言っていただき、今、治療をストップしています。
その後ホルモン療法
二年すればいいと言われました。
先生も、妊娠を進めるとこのサイトで読んだことがあったので!少し勇気が出ました。
なので、思い切って不妊治療専門の病院に相談し、
なるべく早く妊娠できるよう体外受精で治療をしました。
注射の数も多く、この薬は乳がんに良くないのではないか、(実際そう書いてあったものもありました)
これは、再発率をあげているのではないか?と
あと不妊治療の先生は、この治療は再発率10倍にしています。
と何度も言われます。
そうなんですか?
乳がんの患者には、アンタゴニスト法が一番いいと言われ、その方法を選びました。
そして、妊娠し、3ヶ月経ち、流産が分かりました。
奈落の底に突き落とされた気持ちですが、そんなことは言ってられません。。。
もうすぐ手術後の1年検査にありドキドキしています。
時々助骨も痛む気がしてきました。
流産の手術については、今日相談してきますが、またすぐにでも次の治療に入りたいと思っています。
でも、1年後検査では、全ての検査を受け入れた方がいいのか、最低でも受けなくてはいけないものだけでいいのか、そこをお聞きしたいと思います。
結婚しても悲しいことばかりが続き、なかなか前向きになれず
自信がなくなる毎日。。。
どうぞよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「流産の手術については、今日相談してきますが、またすぐにでも次の治療に入りたいと思っています。」
⇒それで問題ありません。
「でも、1年後検査では、全ての検査を受け入れた方がいいのか、最低でも受けなくてはいけないものだけでいいのか、そこをお聞きしたいと思います。」
⇒普通に超音波と採血腫瘍マーカーでいいのです。
妊娠希望がある患者さんに被爆のある検査(CTやPET、骨シンチ)を提案されているとしたら…
「とんでもないこと」です。
質問者様から 【質問2 針生検必要?】
性別:女性
年齢:39歳
先日はありがとうございました。
先生のお話通り、血液検査とエコーだけの検査にしました。
その点は異常なし。
一年後検査を無事終えたかったのですが、
反対側の胸に五年ほど前から石灰化があり
その点が気になるといわれました。
ですが、5年前にMRI、1年前にもう一度MRIをして
変化なし。
2年前には針生検をして良性。
1年前には、他にも骨シンチ、マンモ、CTもうけました。
(今思えば、ムダな被曝をしたなと思います)
それも反対側は異常なしでした。
今回の血液検査も異常なしです。
非浸潤→浸潤になる可能性も?
針を刺す位置は狭いから?
そして、ホルモン治療をしていないから気になるといわれました。。。
もう一度針生検をしましょう、と。
…しかも、4割が癌の確率。。。
その場は一度帰って、もう一度受診し、今回まで様子を見ようということになりました。
でも、これがもし悪性なら、再発になりますか?
そもそも、何回も針を刺す必要があるのでしょうか?
検査をすればよかったのか、かなりモヤモヤしています。
あと、治療後の生活です。
いろんなことを止められました。
デコルテあたりは触らないほうがいい
…特にエステなど。
サウナはダメ。
身体は温めないように。
飲酒はもちろん。
この乳がんプラザをかなり読ませて頂きました。
そんなにすぐ再発する病気ではないこと。
自分自身が早期発見であること。
ですが、やはり患者はみんな不安と闘っています。
お忙しい中、大変恐縮ですが、
アドバイス頂けたらと思います。
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
物事はシンプルに考えましょう。
1.石灰化の診断はST-MMTをするだけでよい。(MRIなど何の意味もない)
2.乳癌は対側に転移も再発もしません。(乳腺の右と左は「天と地ほども」離れているのです)
3.対側に乳癌が発生するとしたら… それは、100%新規発生です。
「でも、これがもし悪性なら、再発になりますか?」
⇒1000%間違いです。
乳癌は「対側に転移は決してしない」
よく覚えておきましょう。
「そもそも、何回も針を刺す必要があるのでしょうか?」
⇒そもそも過去の検査に問題がありそうです。
やるべき検査は「MRIでも針生検でもなく」あくまでもST-MMTです。
「いろんなことを止められました。」
⇒馬鹿げています。
全く無関係です。(飲酒はほどほどに…)
質問者様から 【質問3 】
どうしても子どもがほしい
性別:女性
年齢:40歳
病名:乳がん
症状:
先生からお言葉を頂き、自信を持って治療し、先日から子どもが産まれました。
ありがとうございました。
産まれてすぐ、主治医から、最近はしばらくはマンモもとれてないから、来月CTを入れよう!と提案されたので、受診する予定です。
また年齢的なこともあり、次の妊娠についても相談しようと思っています。
早くホルモン療法を始めなくてはいけないと思うのですが、このような考えは、危険なのでしょうか?
ホルモン療法を先に受けると2人目は厳しい年齢になります。
残された卵が1つありますので、早めに治療を受けたいと思っています。
またこれで無理だったら、体外受精を受ける予定です。
ご意見お聞かせください。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
質問者は「ステージ1 転移なし 0.7mm×0.5mm」(質問1より抜粋)
→これであれば、「微小浸潤癌(浸潤径1mm以下)」となります。
もしも、この記載が質問者の勘違いであり、実際は「7mmx5mm」だとしても「十分すぎる早期」です。
この程度の癌なのに「主治医から、最近はしばらくはマンモもとれてないから、来月CTを入れよう!と提案」されるとは!!
★そもそも乳癌術後に定期的なCTを撮影する意味などないのに、ましてや「これほどの早期がん、しかも妊娠可能年齢の女性にCTを提案する」こと自体、まったくナンセンス!
「また年齢的なこともあり、次の妊娠についても相談」
「早くホルモン療法を始めなくてはいけないと思うのですが、このような考えは、危険なのでしょうか?」
→全く問題ありません。
進行がんならともかく、これほどの超早期がんで患者さんの希望を聞いてあげられないようでは…
「ご意見お聞かせください。」
→私であれば…
(0.7mmでなくても)7mmだとしても…(ここのところは不明ですが…)
ホルモン療法を無理強いする必要はありません。
ご本人の選択を尊重します。