[管理番号:6031]
性別:女性
年齢:42歳
どうか教えてください。
針を刺す検査で、カテゴリ3のグレーさらにマンモトームを受け、また同じくカテゴリ3のグレー次はくりぬきの検査をすすめられました。
グレーでガンがうたがわしいけどわからないと言われ続け、不安だけが残ります。
マンモトームまでして、グレーと言われた場合、なにがかんがえられるのでしょうか?
また、わからないなら、念のために、ガンの治療でできることはしておきたいのですが、どのような治療ができるのでしょうか?
ずっと不安を抱えたまま生きていくのは辛いです。
どうぞ、アドバイスを頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
マンモトームは本来「かなりの組織量を採取できる」ので、慣れれば「診断が確定しない」ことは極めて稀ですが…
「マンモトームまでして、グレーと言われた場合、なにがかんがえられるのでしょうか?」
⇒その医師が「どの程度の組織採取をして、確定診断とならない」のか、まで評価はできませんが…(「少量採取してグレー」なのと、「十分以上採取してグレー」なのでは、全く異なるのです)
普通に考えれば…
「極めて低異型度の非浸潤癌 low grade DCIS」なのか境界病変どまり(atypia)なのでしょう。
「また、わからないなら、念のために、ガンの治療でできることはしておきたいのですが、どのような治療ができるのでしょうか?」
⇒(癌の確定診断なしに)「念のための癌の治療」など、絶対にありえないことです。(その考えは今すぐ止めましょう)
★重要なことは…
(くりぬきの検査と表現されているようですが)「(この場合には中途半端ではなく)癌であってもいいような、マージンをつけた外科的生検」をすることです。
病変全体を摘出して病理検査すれば「それが確定診断」となります。
そこまでして癌で無ければ「癌では無い(それ以上の治療を加える事は絶対に過ち)」のです。