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乳がんについて

[管理番号:5911]
性別:女性
年齢:55歳
はじめまして。
身内が癌だろうということで、
いろいろ検査中、結果まちです。
乳がんについて調べているうちに田澤先生のところにたどりつきました。
初歩的なことになると思いますが教えていただきたいです。
乳がんは早期発見が大切だとさかんに言われていますが、
その割にはいろいろなページにはサブタイプが大切だ、サブタイプ別の生存率はこうだなど、
早期発見といってるわりには細かい腫瘍径での生存率には触れられていないことが多いイメージがあります、
早期発見=腫瘍径ということになりますよね。
田澤先生もおっしゃる通り腫瘍径が一番搾りの武器なのですよね?
同じステージ1でも0せんちから2センチの幅があると思いますが、ひとくくりにして同じではないとおもうのですが、
それとも2センチまでは大差ないのでしょうか?
もう少し細かい腫瘍径別の生存率や無病生存率のグラフなどあればみてみたいです。
早期発見の大切さを他の方に知らせるためにも。
もしそういうのがありましたらよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「その割にはいろいろなページにはサブタイプが大切だ、サブタイプ別の生存率はこうだ」
⇒誤りです。
 サブタイプは「術後薬物療法のため」にあるのです。
「田澤先生もおっしゃる通り腫瘍径が一番搾りの武器なのですよね?」
⇒それは、沢山の症例を経験すれば自ずと解ることなのです。
「同じステージ1でも0せんちから2センチの幅があると思いますが、ひとくくりにして同じではないとおもうのですが、それとも2センチまでは大差ないのでしょうか?」
⇒これは簡単に言えば…
 5mm以下の癌は症例が少ないし、(それで再発するのは)更に少ないので数値にならない
 1cm以下は再発率は極端にすくない。
 実際の1期の数値は(実質)「1~2cm」の範囲と考えれば解り易いでしょう。
 ○現実に早期癌(1期)で再発が極端に少ない事は、(実際に診療も大してしていないくせに、「サブタイプごとの再発率などと」発表だけしている連中には解らないでしょうが)沢山の症例を見ている私には明快なのです。