[管理番号:5723]
性別:女性
年齢:50歳
自治体乳がん検診にて石灰化 要精検の通知を受け、地元クリニックにてマンモグラフィー、エコー、触診にて医師からはっきりさせるために大学病院のマンモトーム生検を受診を強く勧められ、紹介先も病院の一存で決定。
カテゴリーも教えて貰えないまま(無知でカテゴリ判別あることも知らなかった)大学病院にて再マンモグラフィー撮影し、こちらでもカテゴリ判別も教えて貰えずマンモトーム生検予約を取り、昨日結果聞きに行くも非浸潤癌というだけで、病理判定データも何ミリとかも貰えず、癌の広がりを見るためのMRIもまだなのに、今日中に方針決めて帰って欲しいと癌専門看護婦に言われ、全摘、一時再建前提に話を進められ困惑しています。
また、自分で選んだ大学病院ではないのと、何かとデータの話も資料も無く、遠方から通うのに毎回予約時間を2時間待ちで、昨日は2時間待ちを2回。
お任せするには程遠く、不信感で一杯です。
転院するとまた最初からの検査になるのでしょうか?
切れば後は転移しないからと言いつつ、術後の通院についても詳しく教えて貰えず。
こちらからどんな事でも質問しないと教えて貰えないものでしょうか?
ちらっと術数多く、近い病院を希望する旨を癌専門看護婦に伝えるとムキになり車で通えばという始末です。
高速道路利用して片道100キロあります。
また、乳首も切除の可能性を言われましたが、乳首についてどんな検査を受ければ癌に侵されているかの判明しますか?
整理出来ていない質問で申し訳ないですがよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「転院するとまた最初からの検査になるのでしょうか?」
⇒病院によりますが…
もちろん再度、ST-MMTをすることはありません。
病院によってはマンモグラフィーは、再度撮影するかもしれませんが。
「こちらからどんな事でも質問しないと教えて貰えないものでしょうか?」
⇒それは医師に問題がありそうです。
「また、乳首も切除の可能性を言われましたが、乳首についてどんな検査を受ければ癌に侵されているかの判明しますか?」
⇒通常は画像診断(MRI所見もそうですが、この場合にはマンモグラフィーの石灰化の分布も重要)で判断します。
ただし、本来「乳腺全切除」とは「乳頭を含む切除」のことをいっており、「乳頭を温存」することはリスクとなります。
本来、「乳頭温存乳腺全切除」の適応は「腫瘍が十分小さく、乳頭から離れている」という条件でしたが、現在では「拡大解釈」されて、(ある程度拡がりがある場合や画像上、乳頭に近接していても)「術中に乳頭側断端の迅速診断」をして「陰性なら乳頭温存」みたいにしている施設もあります。(特に再建ありきの施設では)