［管理番号:4982］
性別:女性
年齢:64歳
初めまして。
家内はメールがあまり得意ではないので、代わりに問合せさせていただきたく、よろしくお願い申しあげます。
家内は、４年前にステージ２Ａの浸潤性乳管がんで、右乳房全摘手術を受けました。
術後の病理所見はエストロゲン受容体、プロゲステロン受容体共に陽性で、腫瘍増殖能Ｋｉ６７は”中間”と記載されています。
またＨＥＲ２受容体は１＋でした。
抗がん剤治療はせず、現在アロマシン服用中です。
３か月に１度通院し、触診と問診を受け、検査は１年に１度、血液検査とマンモです。
現在服用している薬は他に、アクトネル、ロキソニン、デパス、ツムラ１６番等です。
なお、ＣＥＡの値が、２．６（3年前）、３．５（２年前）、４．９（昨年）、５．４（今年）と増加傾向にあり大変不安を感じています。
またこの４年間、ずっと体の節々に痛みも感じています。
今後どのような検査を受けたらよろしいでしょうか？
ご教示くださいますようお願い申しあげます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
いろいろ種々雑多な情報が溢れているので、心配のことと思います。
「なお、ＣＥＡの値が、２．６（3年前）、３．５（２年前）、４．９（昨年）、５．４（今年）と増加傾向にあり大変不安を感じています。」
⇒この値の変化には（私は）不安に感じませんが…
「またこの４年間、ずっと体の節々に痛みも感じています。」
⇒ホルモン療法（アロマシン）の副作用です。
　転移と結び付けるのは止めましょう。
「今後どのような検査を受けたらよろしいでしょうか？」
⇒全身検索の追加は（其のマーカーでは）不要です。
　そのままでいいと思います。
 
 

 

質問者様から　【感想２】

ご多用中、早速ご丁寧にご回答くださり、どうもありがとうございます。
家内も大変喜んでおり、気持ちが随分楽になったとのことです。
日頃より妻が田澤先生の乳がんプラザを拝見し、何かと参考にさせて頂いているそうで、今後共何卒よろしくお願い申しあげます。