［管理番号:4918］
性別:女性
年齢:32歳
初めまして。
32歳 女性です。
3月に健康診断を受けた際に、超音波検査で黒い影が見えその際にこの相談できる場所を見つけ、田澤先生の存在を知りました。
私と同じような質問をされてる方への返信をみて、きっと嚢胞だ！と安心したものです。
その後、結果は、所見 無エコー腫瘤
診断名 嚢胞と書かれていて
1年に一回の検査で大丈夫と書かれていました。
私は元々、チョコレート嚢胞があり低量ピル（ヤーズ）を5年以上にわたり飲んでいます。
先生の過去の質問に、嚢胞がある場合低量ピルが乳がんに影響を及ぼす可能性も捨てきれないと言うようなコメントを発見し、ネットにもそのような書き込みがちらほらありました。
心配になりご質問させて頂きました。
元々、腎臓くが悪くステロイド治療を受けたり、チョコレート嚢腫ができたりと割と病気になる事が多くちょっとのことでも心配になりがちなので大袈裟かと思いましたが、1年を待たずに乳腺科を受診してみたほうが良い物なのでしょうか。
1年の間に癌になってしまう事や、ピルの影響などはどの程度考えられるのでしょうか。
ぜひご回答頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
まず中途半端な情報ではなく、正しい理解を心がけてください。
「嚢胞」とは（正常）乳管が閉塞して「内容液が貯留」しただけのものです。
腫瘍でも何でもないのだから「影響」など全くナンセンスです。
「1年を待たずに乳腺科を受診してみたほうが良い物なのでしょうか。」
⇒正常乳管です。
　受診する必要は全くありません。（そもそも嚢胞に経過観察など不要です）
「1年の間に癌になってしまう事」
⇒そもそも「癌化」という言葉自体が誤りです。
　
　「癌は最初から癌」であり、「良性は未来永劫良性」なのです。
　「正常乳管」が「癌になる」という発想自体誤りです。
☆ネットなどで「良性腫瘍が癌化した」などという記事があるとしたら、それは（そもそも）最初の時点での「良性腫瘍という診断自体が誤りだった」というだけのことです。（途中で「癌化」は絶対にありません）
「ピルの影響などはどの程度考えられるのでしょうか。」
⇒ホルモンバランスによって「乳管が閉塞」して「嚢胞ができる」ことがありますが…
　何度も繰り返しコメントしているように、「嚢胞は気にする必要は全くない」のです。