[管理番号:4356]
性別:女性
年齢:40歳
こんにちは。
いつも拝見させていただいています。
今年1月に乳癌と診断され、乳房全摘を行い病理結果が出たところです。
抗ガン剤治療をするのか迷っており田澤先生にご相談させていただきます。
《病理結果》
浸潤性乳管癌(硬癌)、浸潤径0.9センチ、センチネルリンパ節4個のうち1個に微小転移あり(腋窩郭清なし)、ly(1)、v(ー)、グレード1、ki67 29%、HER2マイナス、ホルモン受容体ER99% PgR99%です。
一度は抗ガン剤すると決めたもの踏み切れず、オンコタイプで微小転移なら検査ができるという記事を目にして現在主治医に適応かどうか確認してもらっているところです。
子供も小さく1%でも可能性があるのなら
抗ガン剤治療をしようと思うのですが
副作用を考えるとなかなか踏み切れません。
先生のご意見をお聞かせ願います。
また、オンコタイプ検査が可能であった場合に私のような微小転移だと信憑性があるのか、私の状態での抗ガン剤治療をした場合、ホルモン治療のみの場合の10年再発率を教えていただけますか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
OncotypeDXについては、まだまだ誤解があるようです。
実際にオーダーしている私には解るのですが、「閉経前でリンパ節転移陽性でも適応あり」です。
オーダー用紙には「リンパ節」についての情報で「微小転移のみ」や「リンパ節転移がある場合」などのチェック欄があるのです。
トップページの中の「お知らせ」内の『Oncotype DXで勘違いしていませんか??』を参照してください。
質問者のような「Ki67=29%」では是非OncotypeDXをするべきです。
『今週のコラム53回目 Ki67が「30未満」ならホルモン療法単独、Ki67が「30以上なら、Oncotype DXを推奨」しています。』に記載してあるとおりです。
「オンコタイプ検査が可能であった場合に私のような微小転移だと信憑性があるのか」
⇒そのとおり、上記コメント通りです。
「私の状態での抗ガン剤治療をした場合、ホルモン治療のみの場合の10年再発率を教えていただけますか。」
⇒是非OncotypeDXをするのであれば、それで確認してください。(どうしても数値が不正確となるので)